イスンジェの若い頃から現在までのプロフィール!妻との結婚のなれそめと画像!

 

イスンジェ

俳優歴60年以上の大御所イスンジェ先生を紹介します。

1934年生まれですので2023年時点で89歳。現役俳優としては韓国最高齢者となります。

俳優は芸術家、という信念の元300編以上の作品に出演した国民的大御所です。

プロフィールと若い頃からの来歴、妻との結婚生活やなれそめをまとめました。

※韓国では「イスンジェ先生」と呼ばれているので本記事でもそのようにします.

(トップ画像chosun.comより)

 

 

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目次

イスンジェのプロフィールと来歴

1934年11月16日生まれ
(戸籍では1935年10月10日)
165cm
68kg
A型

咸鏡北道会寧郡生まれ(現在の北朝鮮)

家族:妻・息子2人・娘1人

ソウル大学哲学科卒

※戸籍上1935年になっているのは祖母が戸籍の整理を間違えたため、とのこと。本当は1934年生まれ。

出生は北朝鮮で、1938年4歳の時に祖父母がいたソウルに預けられました。

おじいちゃんはとても厳しく、また孔子や老子の教えを学んだ知的な方だったので道徳や礼儀など人として大切なことを教えてくれたそうです。

おばあちゃんは実はおじいちゃんの再婚相手であったため、血のつながりはありませんでしたが、お子さんがいなかったせいか、とてもかわいがってくれ、毎日ソウル見物させてあげる、といって連れて歩いてくださいました。

今日の自分はこの祖父母のおかげだと話すほど、大きな影響を受けた存在だったようです。

1945年11歳の時に終戦を迎え、小学校6年生の時に祖父と共に石鹸を売る仕事をしたり、家業を手伝いながら成長。

中学1年生の時に両親がソウルに来て、以降一緒に暮らすようになります。

1950年高校1年生の時、朝鮮戦争が勃発。(1953年に休戦)

疎開していたため受験勉強がままならず、浪人してソウル大へ。

当時面白いことと言えば映画しかなく、一日中映画館にいたこともありました。

当時は今よりよっぽどジャンルが多様で、イタリア、フランス、イギリス、日本などの芸術映画をみたそうです。

ハムレットを観た瞬間、演技に魅了され、俳優を夢見るようになります。

大学在学中に演劇サークルを作り、1956年大学3年生の時に演劇で俳優デビュー。

韓国最初のテレビ放送局であるHLKZ-TVから出演し、KBSの初のドラマ「私も人間になる」にも出ていました。

イスンジェ先生の俳優人生は韓国テレビドラマの歴史の始まりとともにあったのです。

1950~60年代当時はフィルム価格が高く、ほとんどのドラマは生放送だったそうでそのため映像資料が残っていません。

生放送だからNGも何も全部放送せざるを得ず、ある時は電話がかかってくるシーンでベル音はするのに電話がなく、受話器を取るまねをしたこともありました。

ズーム機能がなかったため、カメラが俳優に近づいてぶつかってしまったりなど、今では考えられない大変な光景だったそうです。

ビデオテープが導入された以後も値段が高いからと、テープを使いまわしていたため、イスンジェ先生の初期のドラマはほとんど残っていません。(映画はあり)

今でこそ芸能人は憧れの存在ですが、1960年代の韓国では芸能人を蔑視した呼び名「タンタラ」と呼ばれ、見下されていました。

当時俳優は稼ぐのも難しく、作品の人気があったからと言ってそれが収益に結びつくものでもなかったとか。

1960~70年代、イスンジェ先生はそれなりの知名度はありましたが、スター俳優は他にも大勢いて、トップ俳優ではなかったようです。

俳優の仕事で生活するのは難しく、石鹸事業が成功していた父親からお小遣いをもらっていたそうで、俳優の夢を支えてくれた父親のおかげで続けることができた、と回想しています。

脚光を浴びたのは1991年(57歳)家族ドラマ「愛がなんだって」。最高視聴率64.9%の大ヒットにより国民的お父さんに。

1988年54歳のときに13代国会議員選挙に落選し、1992年(58歳)14代再度挑戦して当選し国会議員を1期務めますが、当選の際、「愛がなんだって」の人気のおかげで票を集めたとして批判を受けたこともありました。

こうして政治の世界に足を踏み入れましたが、この8年間は全く幸せではなかったそうで、改めて自分には演技しかないと思うようになりました。

1999年(65歳)イビョンフン監督作品ドラマ「ホジュン~宮廷医官への道」で主人公ホジュンの師匠役を演じ、ドラマは歴代史劇最高視聴率64.8%を記録。

2006年72歳の時出演したシットコム「思いっきりハイキック」でコミカルなお父さんを演じ、これまでの厳格な演技をする正統派俳優のイメージを脱却して、どの世代にも愛され親近感ある国民的スターに。

2009年(75歳)ピクサーアニメ映画「カールじいさんの空飛ぶ家(原題:UP)」で主人公のおじいさん役で声優を務め、歴代芸能人声優で最高の声の演技だと絶賛されました。

2013年から世界をバックパッカー旅行するリアルバラエティ番組「花よりおじいさん」に出演し、意外な素顔をみせ新たな人気を享受。(後述)

現在は忙しい俳優業と並行して、後輩育成のため大学で演技指導もしています。

俳優人生60年の中でもっとも印象深い作品は?と聞かれ

「ドラマや映画、演劇それぞれ違うから各分野から選ぶとしたら、演劇は1979年の”セールスマンの死”、映画は”終電で来た客たち(1967)”と”執念(1977)”ドラマは” 私の生き様(1966내멋에 산다)””愛がなんだって(1991)””ホジュン(1999)””思いっきりハイキック(2006)”」

を挙げています。

俳優として一番つらかった時期は?

「この仕事がつらいことは覚悟のうえで始めたこと。お金を稼ぐ目的で始めたわけではない。当時はタンタラと侮辱され社会的に一番下とされ、認めてもらえない職業だった。それをわかっていて、それでも演技に価値があると思ってやってきた。(だから特定の辛かった時期というのはない)

驚くべきはこの長い俳優人生の中でスキャンダルや噂がないということ。

奥様に対しても誠実で、女性問題もなし。

対人関係や金銭問題・・・記事になるほどのスキャンダルがないというのは特筆すべき点だと思います。

 

 

リアルバラエティ「花よりおじいさん」出演

2013年から敏腕プロデューサーとして名高いナヨンソクPDの番組「花よりおじいさん」シリーズに出演。

花よりおじいさん番組公式ページより

この番組は年配おじいさん俳優ばかり4人に若い世代の俳優1人(ないし2人)が補佐役としてつき、海外バックパッカー旅行をするというもの。

番組事前ミーティングで「バックパッカー旅行(カバン一つの自由旅行)をしたことがありますか」と尋ねられ、

「朝鮮戦争のときね」

と言ったエピソードは有名です。

 

2013年7~10月
ヨーロッパ&台湾編

イスンジェ 1934年生79歳(出演時年齢)
シング 1935年生78歳
パククニョン 1940年生73歳
ペクイルソプ 1944年生69歳

補佐役:イソジン 42歳
少女時代サニー 24歳

2014年3~5月 スペイン編

イスンジェ・シング・パククニョン・ペクイルソプイソジン

2015年3~5月 ギリシャ編

イスンジェ・シング・パククニョン・ペクイルソプイソジン・チェジウ

2018年6~8月 リターンズ
(東ヨーロッパ編)

イスンジェ・シング・パククニョン・ペクイルソプ・新メンバーキムヨンゴンイソジン

年配俳優はお互い何度も共演し、よく知っている同士ですが、当初イスンジェ先生は

「こんなわがままな爺さんばっかりうまくまとまるのかな」

と思ったそうです。ともに旅行したイソジンさんとはドラマ「イ・サン」で共演した仲。

イソジンさんのおかげでいい旅行ができたと話していました。

この番組はリアルバラエティで、行き当たりばったりの海外旅行がテーマのため、俳優の素顔が丸出しになります。

イスンジェ先生の博学多識ぶりや、何時間歩いても疲れを見せない強靭な足腰、年長者として共演者たちへの思いやりなどに、視聴者は感銘を受け、新たな人柄を知ることとなりました。

また、イスンジェ先生は大御所俳優だけに周りの人に尽くされているイメージがあります。

旅の道中、予期せぬトラブルや窮屈すぎる車内、狭くて庶民的なホテルなどイスンジェ先生ほどのお偉いさんにあまりに似つかわしくない場面に遭遇しても、楽しそうに、また黙々と旅をリードする姿が好感を呼びました。

それについてご本人は

「不便って何が不便なの?適応すればいいだけ。決められた状況に満足してお互いに合わせていくっていうだけ」

「年とったからと偉そうに座って何でもやってもらっていたらただ老いるだけ。人生はいつもポジティブに考えて前に真っすぐ進めばいい」

この番組で共に旅行した女優チェジウはそんな姿に

「なぜみんなが先生を尊敬するかがわかった」

と話しています。

 

 

イスンジェは日本語がうまい?

イスンジェ先生がどの程度日本語ができるのかはわからなかったのですが、1934年に生まれてから約11年間は日本統治時代ですので、全くできないということはなさそうです。

この時代の方で大卒ということ自体がすでに超エリートですし、大学時代にドイツ語を熱心にやっていた、というエピソードも語られており、語学に長けていると思われます。

バラエティ番組「花よりおじいさん」でヨーロッパ旅行をしたときのこと。

レストランに居合わせた日本人旅行客が「イ・サン」のファンだとのことでサインをお願いする場面が放送されました。

朝鮮王朝第21代王英祖(ヨンジョ)役を演じたイスンジェ先生にサインをもらう場面、「言葉をかけられなくて・・・」という日本人ファンに対してイスンジェ先生は「ああそうですか」と自然にお返事しています。

どうやら日本語がお上手そうです。

日本関連のエピソードとして・・・北海道に遊びに行ったときに、ある食堂のスタッフが

「王様がいらっしゃる」

と言って、整列して待っていたとか。そのときに日本での「イ・サン」の人気を実感したそうです。

 

 

イスンジェが評価する俳優は?

俳優生活60年の大先生からみて、期待できる俳優は誰か?という質問をよくされています。

それらのインタビューをまとめました。

演技力が評価できる俳優は?

「キムヒエ。生まれながらの演技力。キャラクターを創造する能力に長けている」
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「コヒョンジョン。演技をとても細かく表現する」
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人に薦めたい俳優は?

「映画ベートーベンウィルスで共演したキムミョンミン。始まる前にもうスタンバイしていて、セリフNGもない。普通の子じゃないなと思った。」
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「キング ~Two Heartsで共演したイスンギとハジウォン。とても寒い中で撮影していた。着こんでもブルブル震えるくらいの極寒の中、二人は薄着のまま何の文句も言わずにやっている。演技に対する情熱を感じて好感を持った」
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その他俳優の評価は?

「イビョンホンは少しずつ内実を固めた俳優」
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「チェミンシクとソンガンホは中身がある」
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「ペヨンジュンは冬のソナタ一つで終わった人だ。正直その後、それ以上の作品がない。太王四神記は全く合わない役だった。」
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2019年韓国芸能界を揺るがすバーニングサン事件について

「自分たちの時代は芸能人でもお金を稼ぐことは大変だった。60年やってきたけど、それでも多くの資産があるわけではない。今はお金を稼ぐことが楽になったから何かうぬぼれているのではないか。人気になったときに、自己管理をどうするかが重要」

→バーニングサン事件とは?

 

 

イスンジェ、妻との結婚生活

1966年、イスンジェ先生は一般人のチェヒジョンさんと32歳の時に結婚。

イスンジェ結婚
YTNニュースキャプチャー

二人の出会いは奥さんの妹さんがきっかけだと言います。

当時イスンジェ先生はある女子高で演劇指導をしており、そのクラスに奥さんの妹さんがいました。

チェヒジョンさんが「妹をよろしくお願いします」とあいさつに来たのが最初で、その時お互いに好感を持ったそうです。

チェヒジョンさんは梨花女子大学舞踊科を卒業し、将来を嘱望された舞踊家でした。

海外巡演で韓国を離れたチェさんがそのまま海外に移住してしまうのではないかと心配して、イスンジェ先生が手紙をくれたそうで、奥さんはそれに心を打たれ結婚を決めたとのこと。

結婚後、舞踊はやめて俳優の夫を支えるために家事や家計のことすべてを受け持ったそうです。

結婚後5年して長男が誕生。

生活は楽ではなく、俳優の仕事が3か月間全くないこともありました。

イスンジェ結婚

奥さんは息子の1歳の誕生日のお祝いでもらった金の指輪を複数売り、それを元手に2坪のマンドゥ屋(韓国餃子)屋を開業。

イスンジェ先生は何度も手伝うように言われ、何度か足を運びましたが

「これじゃ演技に集中できない。俺の本業は俳優だ」

と断りました。それについて

「妻はきっとさみしかっただろう。でもそれが自分のやり方だった。自分は演技一筋だった」

と振り返っています。

奥様は並々ならぬ努力と優れた経営手腕で、6年後には(兄弟たちと共同で)200坪の建物を買って基盤を作り、俳優業に専念できるよう家長の役割を務めました。

イスンジェ結婚・子供・息子

↑お子さん二人しか映っていませんが、この下に男の子がまた生まれたようで、ご夫婦には息子2人、娘1人がいます。

現在お孫さんが2人いらっしゃるようです。

奥様は

「大成する人の妻は陰にいなければならない。日の当たるところにいてはいけない」

と話しているそうで、こうした内助の功のおかげで今のイスンジェ先生があるのでした。

↑結婚53年で初めて夫婦でテレビ出演し、奥様のそのお姿が初めてメディアに公開されました。

奥さんは現在もイスンジェ先生の新しい役が決まった際には台本を共に研究し、衣装や発音、表情まで練習に付き合っているとのことです。

 

最後に

若い頃は道で「タンタラだ!」と指をさされ、あからさまに馬鹿にされたこともありました。

忙しい俳優業の傍ら、教壇に立ち後輩たちの育成にも力を注いでくる中でこれからの演技者に最も伝えたいことは

「基礎が最も大事。セリフを覚えるのは誰でもできる。奥深くなるほど基礎がしっかりしていなければいけない」

これまでで一番輝いていたと思うときはいつ?と聞かれ

「今。自分たちの時代華やかではなかった。演技は芸術だという確信をもって続けてこられた。その信念ひとつで何を言われても揺らぐことがなかった」

戦争直後の混乱期、生きるのに精いっぱいだった時代にやりたいことを貫き、大成した韓国名俳優イスンジェ先生のまとめでした!

 

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