カネの花【韓国ドラマ】キャスト・感想・チャンヒョクインタビューまとめ!

 

カネの花

カネの花~愛を閉ざした男~は人気実力俳優チャンヒョク主演、2017年MBC演技大賞三冠を獲得した人気作!

復讐のために生きる男が愛する女性と出会い、復讐と愛の間で揺れ動く気持ちを描いた感動ドラマです。

キャスト、あらすじ、感想、キャストや監督のインタビューなどをまとめました。

(トップ画像公式ページより)

 

 

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目次

カネの花【韓国ドラマ】キャスト一覧

原題:돈꽃 金の花

韓国では全24話

最高視聴率 23.9%(最終回)

放送年度 2017年11月から2018年2月まで韓国で放送

演出:キム・ヒウォン

脚本:イ・ミョンヒ

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カネの花【韓国ドラマ】紹介

よく業界では「ドラマは作家の遊び、映画は監督の遊び」と言われています。

ドラマは16話~50話、100話と長くストーリーを描く特性上、作家の筆力がドラマの完成度に与える影響が大きいからです。

本作はイ・ミョンヒ作家の筆力はもちろんですが、華やかな映像美と繊細ながらも大胆な演出でドラマの完成度を引き上げたのは明らかに演出の力でした。

演出のキムヒウォン監督は本作で初めてメイン演出を担当しました。

人物の微妙な感情は最終的に俳優の顔を介して視聴者に伝わります。

しかし顔ばかり映るシーンというのは視聴者が俳優の顔をみて楽しめなければならず、俳優の多くは長いバストショットに耐えられないそうです。

監督によると、本作では俳優の目を信じて、果敢に取り入れたとのこと。

ここ数年間に放送されたMBCドラマの中では珍しいほど、緻密に作られたできのいいドラマ、と評価を受けました。

主演のチャンヒョクとパクセヨンは2016年ドラマ「ビューティフルマインド」で婚約者同士を演じ、本作では再共演となりました。

また意外にも大御所俳優イスンジェ先生とチャンヒョクとは初共演!

イスンジェ先生はチュノのチャンヒョクをみて

「この俳優は息の長い俳優だ」

と絶賛したエピソードで知られています。

※韓国では年配の俳優を〇〇先生と呼びます

視聴率は初回10%と大きな注目を浴びていませんでしたが、毎回映画のような演出とスピーディな展開で視聴者の心を惹きつけ、最終回で最高視聴率24%を記録!

低迷していたMBC週末ドラマを活気づけました。

途中、自身を守るために邪魔になるものは徹底的に排除するというキャラクターであるとはいえ、無理なストーリーや演出があるのではとマクチャンドラマではないか?という論争もありました。

しかしその後の説得力ある展開と俳優の熱演、洗練された演出で「名品ドラマ」と好評で、有終の美を飾りました。

 

 

カネの花は週末ドラマだった!

週末ドラマ枠というのは、視聴者の年齢層が高いので、その層が好むドラマが多く放送されています。

おばさんやおばあさんは一番ドラマをよく見る世代であり、一番多く見てきた方々でもあります。

チャンヒョクが最後に出演した週末ドラマは2002年「大望」で、チャンヒョクによると当時はミニシリーズ(16話~24話程度で平日夜放送)と週末ドラマでは特に差はなかったとのこと。

それが時代と共に

ミニシリーズ:新しい素材をテーマにしながら、タイムスリップ、ミステリー、サスペンスやコメディ、ファンタジーなどの要素を入れ、注目のトレンディ俳優を起用する。日本のゴールデンみたいな。
週末ドラマ:50話からの長編。復讐や記憶喪失、出生の秘密、家族の確執など韓ドラ鉄板要素を盛り込む。視聴者ターゲットは年配者。日本の昼ドラみたいな。

というように形作られて行きました。

さらに近年はミニシリーズの人気から、週末ドラマに対する偏見が生まれ、あまり期待されない枠となってしまったようです。

カネの花は週末ドラマであるうえに、キムヒウォン監督のデビュー作品。

チャンヒョクというトップ俳優が週末ドラマで、しかも初監督作品に出るというのは異例のこと。

世間は全く期待していないどころか、やる前から失敗するだろうという雰囲気があったようです。

キムヒウォン監督は初めてのことにとても緊張していましたが、リーディングの日にチャンヒョクが「どうせダメなら楽しくやろうよ」と言ってくれたことを回想し、失敗したら何だっていうの?心配しなくてもいいよ、という心遣いに涙が出そうだったと話していました。

作品は週末ドラマでありながら、ミニシリーズと同様の24話(韓国で)で、演出も洗練されたものであったため結果的に、興行と作品性の両方を得ることとなりました。

 

 

カネの花 OST情報

演出のキムヒウォン監督によると、週末ドラマはOSTを別途制作しないのが通例。

しかし本作は序盤に重苦しい内容が多く、事故や事件がどんどん出てくるため、人物の感情を音楽で伝える必要があると感じたそうです。

既存ドラマとは音楽の始まりと終わりのポイントが違うとのこと。

場面が始まる部分ではなく、感情が始まるところから音楽が始まり、感情が終わるところで音楽も終える。

OSTが他のドラマとは別の使われ方をしている、そんなところも注意して視聴してみてくださいね!

 

 

カネの花 あらすじ

チョンアグループに仕えるカン・ピルジュ(チャン・ヒョク)は、書類のねつ造、裏金の操作、果ては財閥一家の放蕩息子チャン・ブチョン(チャン・スンジョ)の代わりに服役するなど、理不尽な要求を全て実現する敏腕弁護士。彼に絶大な信頼を置くブチョンの母チョン・マルラン(イ・ミスク)は、ブチョンをむげにし、いとこのヨチョンばかりをかわいがる創業者のチャン・グクファン(イ・スンジェ)の姿に、息子ブチョンの後継者の座が危ういことを感じる。そんなマルランに、ピルジュは次期大統領候補の娘ナ・モヒョン(パク・セヨン)とブチョンの政略結婚を提案する。恋愛結婚を夢みるモヒョンのために、ピルジュが見事な“運命の出会い”を演出すると、モヒョンは自然とブチョンを愛するようになる。ところが、計画の中でピルジュは、かつて一度だけ心を許した女性がモヒョンであったことを知る。“財閥一家の犬”と揶揄されるほどの忠誠心とは裏腹に、自らの人生と家族を奪った財閥一家への燃えるような復讐心を抱いて生きていたピルジュだが、彼女の笑顔を目にするたび、彼女が自分に向けて穏やかに語りかけるたびに、罪の意識にさいなまれていく。そんなある日、モヒョンに一通の封筒が届く…。https://www.bs11.jp/drama/kane-hana/

 

 

カネの花 キャストインタビュー

キャストのインタビューをまとめました。

チャンヒョク

チャンヒョクは本作で「冷徹だが出生の秘密をもった心理的な葛藤を繊細に表現した」と高く評価されました。

キムヒウォン監督がメインで演出を務めたデビュー作だと上述しましたが、それにはこんなエピソードがありました。

実はチャンヒョクは本作への出演を3回も断ったそうです。

「当時まだ監督も決まっていない時で、編成がどうなるかわからなかった。カンピルジュは情熱と邪悪を持ってる人だった。果たして可能だろうかと思って断った」

しかし、その後も続くオファーに最終的に出演の心を決めましたが、それにあたりご自身が出演した2014年「運命のように君を愛してる」と同年ドラマスペシャル「ポラロイドに託す想い」の演出を務めたキムヒウォン監督をBチームの演出に入れてほしいとお願いしました。

韓国ドラマ撮影スタッフは主にAチームとBチームそれぞれ

Aチーム:メインカメラ。重要な場面を撮る。

Bチーム:サブカメラ。メインでないシーンを撮る

と役割が分かれているようです。

※ドラマによっても異なるそうです

2014年の「運命のように君を愛してる」でBチームの演出を担当していたキムヒウォン監督を本作でもBチームに入れてほしい、というのがチャンヒョクの希望でした。

それにより結局、キムヒウォン監督はBチームではなく、本作で初めてメイン監督となったのです。

チャンヒョクはキムヒウォン監督に絶大な信頼を置いているようです。

「キムヒウォン監督の最大の長所はドラマの描き方がうまいということ。スケールを大きくすることより、人の心の隙間をよく引き出す方。復讐しなければならないという関係でも、すぐに復讐できないという愛憎関係をよく描写してくれそうだと思った」

キムヒウォン監督もチャンヒョクは最高のパートナーだと語り

「おそらくチャンヒョクと一緒に作品を作った監督はみなそう思うはず。ばか正直でそれが人を感動させる。作品解釈もスマートでこんな俳優が自分を信じてくれるとはどれだけうれしいことか。何より最大の魅力はハンサムだということ。(笑)」

と称賛を惜しみませんでした。

チャンヒョクは共演のパクセヨンについて

「以前共演したときに、とても誠実な人だなと思った。先輩俳優のアドバイスを熱心に聞いて演技に反映させようと努力する姿に自分も頑張らねばと思った。また共演できてうれしい。」

と話し、イスンジェ先生やイミスク先輩という大先輩については

「私は演技生活20年だがこの期間は容易じゃなかった。しかしイミスク先輩は40年、イスンジェ先生は60年もされている。韓国のドラマやテレビ界がどのようにできたのか、そんな話を聞きながら今の時代に私ができることは何なのかを考えるようになった」

と、大御所の先生方から多く学んだと話しました。気になる最終回に関しては

「ハッピーやサッドというより現実的なエンディング」

とのこと。どんな内容かはお楽しみに!

パクセヨン

パクセヨンは本作の台本を読むたびに「アメリカのドラマみたい」と思ったそうで、演じる立場としても表現するのが楽しい作品、毎回台本を読むのが楽しみなドラマだった、と語っています。

パクセヨンはどの作品でも毎回演技について深く悩むとのことですが、本作は特にベテラン俳優たちとの共演で、過去6年間の女優経験は何だったのかと思うほどに、自分の実力不足を感じて挫折しそうだったそうです。

イスンジェ先生やイミスク先輩の演技をみて、「どうやったらあんな視線ができるの?」「どうやったらあんな表情ができるの」と一つ一つに感嘆し、自分も一視聴者として引き込まれてしまったとか。

パクセヨンはキャストの中でもっとも若い方だったので、「自分の演技を見てほしい」「アドバイスが欲しい」と先輩方についてまわり、イミスク先輩は細かく説明してくれたりとてもいい指導をしてくれたそうです。

そんなパクセヨンにチャンヒョクは

「研究熱心な努力家」

と褒めてくれました。これに対し、

「演技をするほどに自分の実力のなさを感じる。本作は多くの先輩方と共演でき光栄だったし、その方々の前で自分の至らない点をどうにかするためには学究熱を出さねばならなかった。チャンヒョク先輩は現場でたくさん教えてくださった。先輩が自分に合わせてくれてるのを感じた」

と話しています。真面目な若手女優を現場のベテラン俳優たちがかわいがってくれたのが想像つきますね。

チャンヒョクとはビューティフルマインドに続き、2度目の共演です。

チャンヒョクはパクセヨンに対していまだに敬語を使うそうです。それについて

「こんな年下の自分に敬語はやめてほしい。私の方がやりづらい」

と伝えると

「そうすると上下関係のようになってしまう。私たちは同僚でパートナーだからお互いに尊重する意味で敬語を使うのがいいと思う。」

こういった先輩の考えを知り、それ以来楽になったそうです。

チャンヒョクは演技への真摯な態度、ストイックな精神が評判で、共演者がみな尊敬するという俳優です。

「ビューティフル~の時も感じたけど、チャンヒョク先輩は俳優歴20年のベテランで、新人の自分からしたら雲の上の存在ともいえるのに、私たちは同僚でパートナーだと対等に考えてくださる。今回も自分のことを尊重してくださる感じがして、感動的だった。」

と話していました。

 

 

カネの花 感想・評価

お金のために人がどれだけ醜悪になるかがよくみえ、お金に対する欲望をよく描いた作品だと思います。

スピーディな展開で、どんどん進むストーリーに爽快感すらありました。

年配の俳優と若手俳優のケミも抜群で、演技力はもちろん申し分なし。

チャンヒョクの主演だけに期待どおりの夢中になれるドラマでした。

多くの人にお勧めしたいですね!

 

最後に

ドラマが高視聴率で終わると、放送終了後のインタビューが膨大な量になります。

本作もさまざまな視点から多くのエピソードが語られ、本記事も情報量が多くなりました。

日本でも人気が出ればいいなと思います。

 

 

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