ファンジョンミンは映画大国韓国では”映画界の強打者”と称されるほど、人気、実力共に折り紙つきの名俳優です。
日本で公開された映画にも多数出演、超演技派韓流俳優、ファン・ジョンミンのプロフィールやおすすめ映画、妻との馴れ初めや子供についてまとめました。
ファンジョンミンのプロフィール
황정민(黃晸玟) ファン・ジョンミン
1970年 9月 1日生まれ
出身地:慶尚南道 馬山市
(現 昌原市 馬山合浦区)
180cm
80kg
家族: 妻キム・ミヘ、息子 ソヒョン
ソウル芸術大学 演劇科 卒業
ソウル芸大在学中にイム・クォンテク監督の《将軍の息子》にエキストラ出演して俳優デビューしたのち、舞台俳優として活動していました。
1999年に公開された日本でも有名な映画、《シュリ》では主人公を追い詰める政府用人の役として出演していましたが、事前にオファーがあったわけではなく、撮影直前に先輩の呼び出され急遽出演が決まったのだとか。
初期のころは純粋な青年の様な役を多くこなしていましたが、従来のイメージからの脱脚に成功して、数多くのキャラクターを器用に演じる実力派俳優として認知される様になりました。
チョン・ドヨンとともに主演した映画、《ユア・マイ・サンシャイン》では、第26回 青龍映画祭にて主演男優賞を受賞、《国際市場へ逢いましょう》、《ベテラン》では二作とも出演作品にして動員数1千万人突破という快挙を達成して、韓国映画界のエースとして位置づけられました。
さらに《ヒマラヤ》では750万人の観客動員数を記録し、2015年だけでも観客動員数が3千万人を突破するという神がかりな記録を達成。
2018年に公開された映画《工作》にて出演作品の累積観客数1億人を突破し、主演作品だけに絞っても、ソン・ガンホ、ハ・ジョンウに次いで3人目の主演作品累積観客数1億人を突破し、大記録を打ち立てています。
映画以外の活動は?
映画の他には舞台俳優としても活動中であり、妻で舞台女優であるキム・ミヘと共に舞台にあがる事もあるようです。
2012年にはミュージカル 《アサシン》の演出を担当し、演出家としてデビューを果たしました。
2015年、三谷幸喜監督原作のミュージカル《オケピ》では主人公の指揮者役のみならず、ファン・ジョンミン自ら演出も担当しています。
その他、妻のキム・ミヘと芸能プロダクション SEM COMPANYを立ち上げ、マネジメントの他にも俳優の育成やミュージカルの企画などもされています。
以上の様に多方面で活躍されているファン・ジョンミンですが、TVドラマの出演本数は極端に少なく、これまで2作品しか出演した事がありません。
何故ドラマに出演しないのか?多くのファンが注目する中、2016年のインタビューで彼はこう答えていました。
「正直ドラマは自信がない、ドラマは本当に演技が出来る役者でなければならない」
「ドラマは自分のミスを修正しながら進める事が出来ず、なのでよく準備をして、正確に役になりきらなければならい。台本だけ覚えればいいというものでない。」
とし、「ドラマを経験してみたが自信が無い。」
と答えています。また、別のインタビューでは
「そもそもドラマのオファーが少ない、映画のオファーが10本あれば、ドラマは0.5本も無い。」
とも言っています。
ただし、確実に韓国のトップ俳優であるため、今後のドラマ出演があるか注目してゆきたいですね。
ファンジョンミンのオススメ映画
様々な映画に多数出演しているファン・ジョンミン。
役柄によって全く別人になりきる彼の出演作品から、筆者が驚愕した4作品を紹介します。
《国際市場で逢いましょう》
朝鮮戦争をきっかけに生き別れた家族の一生を描いているこの物語では、初心な青年から老人になるまでを一貫して演じきっています。
特殊メイクの技術を差し引いたとしても全く違和感のなく青年から中年、壮年まで演じており、これぞファン・ジョンミンという彼のベスト版といっても良い作品です。
《哭声 コクソン》
日本の俳優 國村隼が出演した事でも話題になったナ・ホンジン監督の作品。
ここでは偉そうな胡散臭い祈祷師役で出演し、韓国の田舎の特徴的な方言の台詞回しや、伝統的な祈祷の舞などミュージカルや舞台などで培った演技力の高さが垣間見える作品です。
《アシュラ》
地方都市でヤクザとつるみ、悪政の限りを尽くす市長役を好演。
実年齢より年上の役を演じ、さらにこれまでのイメージに無かった露出にもチャレンジして、同作のインタビューでは役の為なら何でも出来るといい、役者魂を見せていました。
《ベテラン》
香港映画の様な激しいアクションで話題になったこの作品で、韓国語の特徴的なスラングを多用し、インタビューでは普段は忌諱されるスラングを敢えて意識して、役に入り込む事に徹したと答えています。
妻との結婚の馴れ初めや子供について
家族は奥さんと息子さんが一人。
1999年の《Cats》に出演した際、同じく舞台俳優として活動していた高校時代の同級生キム・ミヘさんと再会しました。
そのとき彼女に惚れたファン・ジョンミンは「君の前で始めて吹くんだよ。」と一言、サクソフォンを演奏して告白し、成功しました。
そして5年ほど交際を続け、2004年9月入籍。
2006年8月には男児が誕生しています。
子供が出来てからは親バカパパとも知られ、バラエティー番組で親バカっぷりをイジられたり、映画の撮影、プロモーションに忙しい合間にも子供の運動会に参加したりと、自然体で微笑ましい家族生活を送っている模様です。
ファンジョンミンは貴乃花親方似?
貴乃花親方に似ている、ということがネットで話題になっているようです。
ちなみに、年齢は貴乃花親方のほうが2歳年下です。
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ファンジョンミン
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貴乃花親方
そっくりですね~!
最後に
仕事もプライベートも非常に充実されているファン・ジョンミン。
今後益々の活躍を期待すると同時に、日本の韓流ファンの皆さんも彼の映画を見て、韓国映画“ツウ”になってみてはいかがでしょうか。