重厚な声と頼りがいのあるイメージで好評の演技派俳優チョングァンリョル。
チョングァンリョルのプロフィールとご家族のことをまとめました。
(トップ画像https://entertain.naver.comより)
チョングァンリョルのプロフィール
전광렬(チョングァンリョル、田光烈)
※チョングァンヨルではありません
1960年2月11日生まれ
身長 168㎝
体重 72㎏
秋渓藝術大学音楽学科 ファゴット専攻
チョングァンリョルの来歴
元々藝術大学でファゴットを専攻したチョングァンリョル。
ファゴットは木管楽器の中でもかなり高価な楽器だそうです。
そんなファゴットを、演技をしたいが故に3個も壊すことで両親に反抗したチョングァンリョルは、結局俳優になることを許してもらえるのですが、家からは追い出されたそうで、人気を得てから家に戻ることができたようです。
紆余曲折の末、1980年(満20歳のとき)にTBC放送の22期公採タレントとしてデビューします。
しかし、デビューした年の12月TBC放送局がなくなったことで、10年近くほとんど無名のような生活を送ります。
チョングァンリョルをトップスターの座に引き上げたのは、何といっても1999年放送されたドラマ“ホジュン”でした。
韓国の国民的ドラマと言えば、2003年放送されて日本でも大人気を得た“チャングムの誓い(最高視聴率57.8 %)”がありますが、ホジュンはこれよりさらに高い視聴率を記録し、時代劇のなかでは未だにこの記録は破られていません。(ホジュンの最高視聴率は63.7%で韓国ドラマ最高視聴率の歴代4位に当たります)
このドラマは海外でも大人気となり、2012年イラクで放送された時は、最高視聴率が何と80%を記録したそうです。
この人気にちなんで現地では、「ホジュンの放送時間にはテロが起こらない」というジョークまで流行ったそうですよ。
イラクでのあまりの人気から、チョングァンリョルはイラクの国賓として特別招待され、クルード政府大統領夫人に盛大な歓待を受けたそうです。
当時のイラクは韓国からは「旅行禁止国家」でありましたが、韓国政府が特別に許可をしたことだったようです。
その後も、“チュモン”、“製パン王 キム・タック”、“君を憶えてる”などから2017年の“魔女の法廷”に至るまで様々な時代劇や現代劇に出演してきたチョングァンリョル。
正確な発音と多くを語らなくても目で語るチョングァンリョルの演技は“(演技力を)信じて見られる俳優”としても評価の高い俳優さんです。
特に、涙、鼻水、時には唾まで垂らしながら演じる嗚咽の演技は、“チョングァンリョルに及ぶ者はいない”とまで言われるほど、すべての魂を注ぎ込んで演じるため、視聴者にその役の感情がダイレクトに伝わってきます。
チョングァンリョルの妻と息子、家族の画像はある?
家族は妻と息子の3人家族です。
2012年テレビ番組で家族と自宅を公開したことがありました。
ご自宅(番組キャプチャーより)
以降ご家族の紹介と共に画像も紹介します。
奥さんとの結婚のなれそめ
(2012年https://news.naver.com)
チョングァンリョルの奥さんは、チョンジヒョンやハンガインに似ている美人と話題のスタイリストのパクスジンさんです。
韓国での芸能人専属の専門スタイリスト第1号のパクスジンさんとは1992年にドラマの打ち上げで出会います。
パクスジンに一目ぼれしたチョングァンリョルは、帰るパクスジンさんを車で家まで送り、その日に連絡先を交換したとか。
一途でロマンチストのチョングァンリョルは、忙しい合間を縫って毎日会っていたそうです。
付き合っていた時、パクスジンさんが入院したことがありましたが、地方撮影中だったため会うことが不可能に近いことだったにも関わらず、毎日見舞いに来ることはもちろんのこと、病室にTVがないことを知ってTVまで買ってきたそうです。
彼女に手紙を書いたり、喧嘩してもいつも先に謝るというチョングァンリョル。
パクスジンさんが結婚を決めた理由もこのような優しい配慮と誠実さに感動したからだそうです。
二人は4年の熱愛を実らせ、1995年に結婚して息子が一人います。
2007年、奥さんがロンドン留学の時に執筆した本の出版記念会を夫であるチョングァンリョルが開いてくれたことが話題となってました。
さかのぼること4年前、2003年奥さんは甲状腺の癌で生死の境をさまよっていました。
無事に闘病生活を終え、留学の許可を得るも、まだ子供も幼かったし(当時9歳)、ドラマ“チュモン”の撮影で忙しい夫をサポートすることも必要だったため、留学に踏み込むことを躊躇していましたが、チョングァンリョルは
「行ってきなさい。今諦めたら後悔することになる」
と積極的に後押ししてくれたそうです。カッコいいですね!
一人息子の教育について
(2012年https://news.naver.com)
自立心を持った強い子ども、創意性のある子供に育った欲しいと思っているチョングァンリョル夫妻。
癌闘病中の1年間、アメリカにいる叔母に預けたこともあるそうです。
のちにこのことについてパクスジンさんは
「母親の闘病や留学で離れて暮らした1年半の時間は自分も息子も強くなれる時間だった」
と、雑誌のインタビューで話しています。
みんなと同じでないとわが子だけ置いて行かれるのではないか、という不安で周りに振り回されるより、子供の創意性を大事に思うパクスジンさんの教育モットーの通り、奇抜な発想や創意性に富んでいるそうです。
そんな息子さんも今では22歳の青年です。
最後に
王様の役や社長さん、苦労をしても乗り越えて必ず成功する役など。ずっしりと重みある演技をするチョングァンリョル。
演技中でも泣く演技は逸品ですが、実際にも涙もろいそうです。
妻の癌を知った時は、本人が慰めなければいけないほど泣いていたとか。
カリスマ溢れる方とばかり思っていたのですが、実はとてもやさしいロマンチストだってことがわかりました。
チョングァンリョル夫婦はボランティア活動も積極的に行っていて、家庭事情が大変な家庭の子どもたちのための学習をサポートする活動をしたり、難民の子どもたちのための活動を行ったりもしています。
ファゴット以外にもサックスやピアノの演奏もできるというチョングァンリョル。
家でもほとんど演奏することはないそうですが、いつかテレビでその演奏の実力を見たいなと思いました。
以上、チョングァンリョルのまとめでした。