「宮廷女官チャングムの誓い」「トンイ」の巨匠イ・ビョンフン監督作品。
チン・セヨン×コ・ス主演で贈る、監獄で生まれた天才少女の波乱万丈な人生を描いた歴史ドラマです。
キャスト、あらすじ、感想、見どころなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
オクニョキャスト 視聴率
全50話
日本放送時全51話
平均視聴率17.3%
最高視聴率22.6%
放送年度2016年4月から韓国で放送
演出:イ・ビョンフン/チェ・ジョンギュ
脚本:チェ・ワンギュ
【オクニョ役】チン・セヨン
【ユン・テウォン役】コ・ス
【ソン・ジホン役】チェ・テジュン
【パク・テス役】チョン・グァンリョル
【明宗(ミョンジョン)役】ソ・ハジュン
【チョン・ナンジョン役】パク・チュミ
【ユン・ウォニョン役】チョン・ジュノ
【文定大妃(ムンジョンテビ)役】キム・ミスク
【チ・チョンドク役】チョン・ウンピョ
【イ・ソジョン役】ユン・ジュヒ
【オクニョの少女時代役】チョン・ダビン
本作の監督は韓国時代劇界の巨匠イ・ビョンフンさん。本作は「馬医」から4年ぶりの作品であり、15年ぶりに脚本家チェ・ワンギュさんとタッグを組む作品とあって大きな注目を集めました。
そのチュ・ワンギュさんは「朱蒙チュモン」や「オールイン」といった作品から、イ・ビョンフン監督とのタッグ作品で最高視聴率65.6%を記録した「ホジュン宮廷医官への道」などを手掛けた大物脚本家です。
近年は時代劇のヒット作が無く2014年の「奇皇后」以来のヒット作と言えます。日本ではNHK-BSでの放送終了後、地上波でも再度放送される程の人気作品です。
ヒロイン・オクニョを演じるのはチン・セヨンさん。18歳にしてドラマを主演するなど早くから注目され、それ以降も多くの作品に出演される若手実力派女優さんです。この作品は「ドクター異邦人」以来2年ぶりのドラマ作品となります。
コ・スさんも「黄金の帝国」以来3年ぶりとなるドラマ作品で初の時代劇となります。近年は映画を中心に活動していて、代表作に「高地戦」や「マルティニークからの祈り」などがあります。
このドラマには数多くのベテラン、若手俳優が出演していますが、その中でも注目なのがオクニョの少女時代を演じられたチョン・ダビンさんです。
これまでに数々の作品でヒロインの子供時代や主人公の妹役などを演じていて子役スタートしても有名です。
本作では初回から4話までの出演となりますが、見事なヒロインぶりでもっと見ていたいと思わせるものでした。すでに大人気ですが、今後主演を張る日も近い女優さんだと言えます。
スポンサーリンク
オクニョOST情報
本作はドラマティックな展開と、アクションシーンが素晴らしい作品ですが、それらのシーンを盛り上げるBGMも素晴らしく、時代劇だけにボーカル曲は少ないのですが大河ドラマ好きならドンピシャだと思います。
印象的なバラード「チャ・ジヨン/あなたを、あなただけを」と「チャモン/この人です」はどちらも感動的な曲となっています。
スポンサーリンク
オクニョ あらすじ
舞台は16世紀半ばの朝鮮王朝時代です。
ある妊婦が刺客に襲われ、命からがら逃げてきたのはとある監獄でした。
妊婦は無事に女の子を産みますが、出産後に亡くなってしまいます。
その女の子は「オクニョ」と名付けられ、その後監獄「チョノクソ」の役人に育てられます。
オクニョには天才的な才能があり、監獄の囚人たちから様々な知識を教わっていきます。
彼女は囚人や役人たちに好かれ、明るく聡明な少女へと成長したのでした。
しかし、自らを産み落として亡くなった母親のことを知りたいと思うようになり、その死の謎を追っていく中で国をも揺るがす陰謀に巻き込まれていくのでした。
オクニョの命を懸け戦いが今始まります。

スポンサーリンク
オクニョ みどころ
このドラマの主人公であるオクニョは、多くの才能と美貌に長けた英雄的存在です。
よくある時代劇のヒロインというと、自らの美貌を駆使したり、男性に守られながらのし上がっていくようなイメージがありますが、この作品では違います。この点がこの作品の一番のポイント言っても間違いないと思います。
オクニョは自ら学び、人間関係を築き、疑問や謎に真っ向から立ち向かっていくのです。
法の知識から、易学、言語、武芸に至るまでを囚人たちから教わり、人の為になるなら少しくらい法を犯しても実行に移す度胸の持ち主でもあります。
実の両親を知らないオクニョにとっては、育ててくれた役人チョンドクが父であり、他の役人や囚人たちがおじさんでありお兄さんなんです。誰にでも好かれるのがオクニョの一番の才能であるのかもしれません。
そんなチョノクソでの暮らしが15年以上続き、ある日母についての話を耳にしたことから、どうして母が亡くなったのか、自分は誰なのかという出生の秘密を知りたくなるのです。
このことによりチョノクソ以外のことを知りたいと思うようになったオクニョは更に成長を続けていきます。
このドラマは、オクニョという一人の少女の成長を描き、様々な謎や困難に立ち向かっていく姿を描いた成長記録であり、そんな中で出会っていく人々との友情や絆、そして愛を描いたドラマでもあるのです。
時代劇特有の出生の秘密や、王宮内の謎や陰謀といったお決まりのものもありますが、舞台の中心は王宮内ではないため予想以上にドロドロとした展開の少ない作品となっていますし、ヒロインの明るさや登場人物をコミカルに描いていることもあって、韓国時代劇としては非常に見やすい作品です。
日本の大河ドラマが好きなら問題なく楽しめる作品だと思います。
監獄の使用人でしかないオクニョが、権力者や悪人たちに立ち向かい一泡吹かせる様は見ていて爽快で、悪役であってもどこか笑えたり人間味あふれているのもポイントではないでしょうか。
オクニョを取り巻く複数の男性にも注目ですが、オクニョと誰が愛情で結ばれるのかを中心に描いていないのは正解だと思います。
歴史ドラマといいながら結局はただの愛憎劇になってしまっているものも多いですが、この作品はそんなことはなく基本はヒロインの出生の秘密を探っていく上での戦いが中心となっています。
50話という長いドラマとなっていますが、途中ダレることもなく夢中で見れた作品でした。頭脳明晰で武芸もこなせるスーパーヒロイン・オクニョの活躍を皆さん是非ご覧ください。
スポンサーリンク
オクニョ 感想
スポンサーリンク
オクニョ 放送はいつまで?
オクニョは2018年4月から毎週日曜日23:00~NHK総合で放送され、全51話なのに週1回のため、1年以上にわたって放送されていました。
2019年9月30日(月)からBSテレビ東京韓流プレミアで8時15分から放送!
平日毎日放送されるのでそのまま数えると、12月9日が(月)が51話の最終日となります。
※放送日は変更になることもあるので、未定です。
見逃し・無料動画視聴法は?
見逃してしまった方はこちらの方法での視聴をお勧めしています↓
最後に
物語の中心はやはり「オクニョ」ですが、このドラマの魅力はオクニョを取り巻く人物たちが実に面白い面々ばかりで、時代劇とはいえかなりコミカルなので普段時代劇を見ない人でも入りやすい作品だと思います。
それは悪人にも言えることで、根っからの悪人もいますがどこか人間らしさも見える場面も多々あり、陰湿でドロドロな展開というのがかなり薄い作品でもあります。
オクニョ側の登場人物の多くが、元囚人や世捨て人、下級役人や商人が多く、オクニョはそういった庶民の代表的存在でもあり、王宮に入って高い地位に上り詰めてやろうという考えの持ち主ではありません。
その点から見ても、王宮の中を描いた時代劇とは違い人情味のあふれた作品だと言えます。
オクニョ出演者↓