ドラマ「ナビレラ」で俳優人生57年の中で、初めてミニシリーズ主演を務めたパクイナンさん。
プロフィールと来歴、若い頃の画像、ナムニとの共演、結婚と妻、子供についてまとめました。
(トップ画像https://www.interview365.com/より)
俳優パクイナンのプロフィール
박인환 朴仁煥 パク・イナン
インファンと書いてイナンと読む
1945年1月6日生まれ
清州市出身
現在の清州市で生まれ育ち、中学生の時にソウルに引っ越しました。
中学生の時
パクイナンさんは少年時代、俳優になろうなんて全く思っていなかったとか。
高校3年生の時、たまたま見た新聞に「新聞放送学科と演劇映画科は展望が明るい」というような内容があり、映画好きだったこともあって友達を誘って5人で演劇映画科を目指しました。
結局、合格したのはパクイナンさんだけ。
こうして何となく演劇映画科に入学しましたが、1,2年生の時は実技はなく「世界演劇史」「シェークスピア概論」などなど理論の授業ばかり。
そんなわけで学生の半分程度はやめていきました。
パクイナンさんもつまらないと思いながら、かといって他にやりたいこともなく何となくそのまま在籍。
兵役の頃
大学3年生の頃兵役へいき、除隊して間もなくお父さんが癌で亡くなりました。
「自分は長男で末の妹はまだ6歳。一家を支えるために大学卒業後は就職しなくてはいけないのに、演劇映画科では就職できないだろう」
と思い、別の大学の経営学科に編入を決めます。
ちょうどその頃、劇団「カギョ」から連絡があり、地方公演に3か月行くことになりました。
当時はいい劇場もなかったため、公演は学校の運動場などで、いつも野外・・・。
大変な公演でしたが当時としてはかなり充分な収入を得たそうで、演劇を仕事にしても大丈夫そうだという自信に繋がりそのまま演劇科に在籍。
卒業後も劇団「カギョ」に所属し、多くの舞台に立ちました。
右から2番目の赤い丸がパクイナン
(劇団時代)
劇団「カギョ」は各大学の演劇映画学科の卒業生で創立された劇団で、どの劇団より先駆けて新しい分野に取り組んでいく時代のパイオニア的存在だったそうです。
実は当初の目算とは異なり、演劇はほとんど収入を得ることができませんでした。
この演劇時代の1976年(31歳)に結婚(後述)。
パクイナンさんは他の劇団の作品にも出演したりしながら演劇俳優になって10年経った頃、生活を支えるためにドラマや映画へと活動の場を広げていきます。
若い頃
舞台では主役も務めていましたが、ドラマでは全くの無名で、バスの乗客役など端役からのスタートとなりました。
大衆に広く知られるようになったのは1989年(44歳)ドラマ「ワンルン一家」の出演から。
ドラマ「ワンルン一家」
このドラマでKBS演技大賞男性優秀演技賞を受賞。
この作品がターニングポイントとなり、広告のオファーもたくさん来るように。
現在までドラマ出演作だけで100本以上、近年は登場人物のお父さん役として活躍しています。
ミニシリーズ初主演ナビレラ
2021年ドラマ「ナビレラ」は初めてのミニシリーズ(16話程度)での主演ドラマとなりました。
役作りのため2020年の夏からバレエ教室に通い、個人レッスンを受けてきたとか。
制作陣が用意したレッスン着を着るのが恥ずかしくてためらわれましたが、痩せて引き締まっているチェロク(ソンガン)に対してご自身の体型が対称的でよかったと思ったそうです。
対称的というとパクイナンさんは仲間たちの間で「顔がでかい」とよく言われていたそうで、確かにそう言われるとそうなのです。
ナビレラ公式ページより
小顔のソンガンさんとはその部分でもとても対照的でした。
この作品について娘さん(40代)は
「お父さんの今までの演技で一番自然でよかった。これまでは演劇出身だからか大げさで不自然なところがあった。」
とコメントしてくれたそうで、「70代になってこれまで不自然だった、なんてどういうことだ!」とご本人は話しています(笑)。
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女優ナムニとの関係は?
ナビレラで夫婦役を演じた4歳年上のナムニさんとはこれまでも数多くの作品で共演しています。
1998 映画 「静かな家族」
2006 ドラマ「噂のチル姫」
2008 ドラマ「愛しの金枝玉葉」
2012 ドラマ「マイラブリーブラザーズ」
2014 映画「怪しい彼女」
2015 ミュージカル「ソウル1983」
2021 ドラマ「ナビレラ」
ナムニとの共演舞台
20年以上にわたっていくつも共演作があり、ほとんどが夫婦役での共演なのです。
とても縁が深いですね。
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俳優パクイナンの結婚・妻
映画雑誌の記者をしていた奥さんとは、劇団の同僚の紹介で出会い1976年、演劇俳優時代に結婚。
会社員だった奥さんですが、画家になる夢を持っており絵が入選したこともあったそうです。
パクイナンさんは結婚してからも主な活動は演劇だったため、経済的にとても苦しく、お子さんが生まれ生活はますます困難に・・・。
そこで劇団と並行して芸術高校の先生の仕事を始めました。
その後、さらにテレビドラマ界へ挑戦、あるドラマの端役の機会を得て出演することに。
ドラマの撮影は演劇とは違い、数台のカメラに囲まれ、色んなスタッフの声が飛び交い、ごちゃごちゃして集中できずとても難しかったそうです。
端役にも関わらず、数十回もNGを出してしまい、とても恥ずかしい思いをしました。
ただでさえ傷心でいる中、ある先輩に「演技は誰でもできるものじゃないよ」と圧力をかけられたそうで、すでに10年以上舞台に立ち、演劇では主役も務めるほど認められていただけに、とてもショックをうけたとか。
帰宅してこのことを奥さんに話しました。
「自分はドラマは合わないようだ。ずっと演劇だけやるしかない。」
すると奥さんは
「今ドラマで活躍している先輩方もみんな最初はそうだったんじゃないの?演劇は仲間とやるから居心地いいだろうけど、つらいのはみんな経験することなんじゃないの?」
とコメント。それもそうだと妙に納得し、一家を支えるためにドラマ出演を続けました。
1989年(44歳)ドラマ「ワンルン一家」の出演が転機となり、広告の仕事がたくさん入って、初めて大きな家に引っ越すことができたそうです。
傷ついているとき、落ち込んでいるとき、奥さんはいつも味方になって励ましてくれました。
作品の分析を一緒にしたり、悩んだり、いつも支えてくれて今の自分がある、とのこと。
お二人の間には娘さん二人、息子さん一人がいるそうです。
(2021年夏時点で、お孫さんがいるかどうかはわかりませんでした。)
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俳優パクイナンのインスタ
パクイナンさんはインスタがあるんです!
所属事務所で管理しているアカウントのようですね。
Instagram에서 이 게시물 보기
本文訳:私もインスタグラムオープン
最後に
若い時は俳優は50歳か60歳くらいまでの職業だと思っていて、それ以上は配役もないだろうと思っていたとか・・・。
ところがイスンジェ先生もまだ現役。「演技というのはやめようと思ってパッと辞められるものじゃない」と話していました。
パクイナンさんは「もし俳優を職業に選んでなかったら?」と聞かれたことがありました。
「そんなことは考えたこともなく、何が自分に合うのかもわからない。これが運命だと思う。」
「ナビレラ」の出演で改めて注目されている現在ですから、まだまだ現役でいてほしいですね!!
現役最高齢俳優イスンジェ先生↓
【ナビレラ】
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