俳優イソンギュンといえばその素敵な声を一番に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
個性的な低音ボイスは魔性の声とも呼ばれ、イソンギュンの代名詞とも言えます。
「白い巨塔」「コーヒープリンス1号店」「パスタ」などで主演を務めました。
プロフィール、ドラマ一覧、結婚のなれそめ、声についてまとめました。
※【注意】名前が似ている女優イソンギョン↓
(トップ画像:http://news.tf.co.kr)
イソンギュンのプロフィールと来歴
イソンギュン 이선균 (李善均)
1975年3月2日生まれ
180cm
70kg
A型
家族:妻チョンヘジン・息子2人
圓光大学時代に入った演劇サークルで演技する喜びを感じ、1年で退学して俳優になるために韓国芸術総合学校に入学しました。
いまでこそ芸術系最難関の名門学校とされていますが、イソンギュンはこの学校の1期生。
チャンドンゴンが入学し、「チャンドンゴンの学校」と呼ばれた時代でした。
(今でもチャンドンゴンとは親しいんだそうですよ!)
卒業後、しばらくして2001年シットコムでデビュー。この役でのイメージが強く、その後のキャスティングが制限されてしまい、しばらくの間単発ドラマ中心に活動。
白い巨塔(左は財前役キムミョンミン)
2007年「白い巨塔」でチェ・ドヨン役(日本版里見脩二役 江口洋介)を演じブレイク!
以降、コーヒープリンス1号店、パスタなどの人気作でその地位を固めました。
ドラマより映画のほうが出演作が多く、巧みなトークでバラエティでも活躍するマルチな俳優さんです。
パラサイト半地下の家族
2019年公開「パラサイト半地下の家族」は韓国映画初のカンヌ国際映画祭パルムドール賞受賞、アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の4部門を受賞し、世界を席巻しました。
マイディアミスター私のおじさん
ドラマ「マイディアミスター私のおじさん」は2018年を代表するイソンギュンの作品で、多くの人を感動させ日本でもよく知られる俳優となりました。
麻薬投薬容疑?
2023年10月、麻薬投薬疑惑で捜査を受けているという報道がありました。
あまりに信じがたいニュースに韓国芸能界は大きなショックを受けています。
これによりイソンギュンがモデルを務めていた栄養剤メーカー、SKブロードバンドなどの企業が広告からイソンギュンの顔と名前を削除。
夫婦でモデルを務めていた広告も同様で、妻の仕事にも影響を及ぼしています。
またイソンギュンは警察官役を務める予定だった撮影中のドラマ「ノー・ウェイ・アウト」から降板が決まりました。
3回の身体検査の結果、すべて陰性。
さらにイソンギュンは
「麻薬であるとは知らなかった。 A氏から脅迫され、3億5000万ウォンをとられた」
と話していました。
疑惑とされる証拠はA氏の陳述しかないため、
「誰の陳述が正しいのか科学的な検証を望む」
としてA氏と一緒にうそ発見器の検査を受けることを望んでいました。
【追記】意識不明の状態で発見される
2023年12月27日午前10時12分
「夫が遺書のようなメモを残して出て行った」
という内容の通報がありました。その後10時半ごろ警察が路上に止められた車内に意識を失った状態の男性を発見。
救急搬送され、死亡が確認されました。
遺作は?
公開を待っていたイソンギュン出演作は「脱出:プロジェクトサイレンス」、「幸せの国」の2作。
「脱出:プロジェクトサイレンス」は今年、カンヌ国際映画祭のミッドナイトスクリーニング部門に招待され、当初、今年の年末あるいは来年初めに公開する予定でした。
しかしイソンギュンが麻薬投薬の疑いを受けながら封切りが無期限延期されていた状況。
「幸せの国」も撮影をすべて終え、封切を調整中でした。
イソンギュンが亡くなったことにより、これらの映画公開はさらに不透明となっています。
イソンギュンのドラマ一覧
※単発ドラマ除く
2007 白い巨塔
2007 コーヒープリンス1号店
2008 マイ・スイート・ソウル
2009 トリプル
2010 パスタ~恋が出来るまで~
2012 ゴールデンタイム
2013 ミスコリア
2016 嫉妬の化身(特別出演)
2016 今週妻が浮気します
2018 マイディアミスター私のおじさん
2019 検事ラプソディ
2023 ペイバック~金と権力~
ドラマ出演作は「ペイバック」が最後となりました。
イソンギュンの結婚のなれそめ
https://www.maxmovie.com/
プライベートでは2009年5月25日、ひとつ年下の女優チョンヘジンと結婚。
芸能界にはほかにも同姓同名の方が複数いて、とても紛らわしいため、奥さんは過去「チョン・イダ」という芸名で活動していたこともありました。
チョンヘジンは1997年ミスコリア慶南選出身で、1998年映画「殺す話」でデビュー。
主に演劇で活躍し「大学路のチョンジヒョン」と呼ばれていたとか。※大学路:演劇で有名な街
以降、ドラマ「ごめん、愛してる」に出演し、顔が知られるようになりました。
イソンギュンはもともと彼女のファンで、珍しいタイプの女優だなと一度会いたいと思っていました。
ちょうど友達が同じ劇団に所属していたことから、その人を通じて親しくなり交際に発展したんだそうです。
二人は同棲しており、交際期間は6年半に及びました。
「彼女が1ヶ月間一人旅に出てしまい、そのときに感じた寂しさから彼女と永遠の相棒でいたい」
と結婚を決めたとのこと。
二人は2009年5月25日に式を挙げ、2009年11月に長男が誕生しています。
つまりおめでた婚だったわけです。
※韓国では「速度違反」と言います。
双方の両親に結婚の挨拶を済ませてちょうど1週間のときに妊娠がわかったとか。
「それで結婚式の日取りを少し早めた。贈り物をもらったような気分だった。」
と語っています。
結婚したのはソンギュン34歳、奥さん33歳のときで、年齢的にも早く子供が欲しいと思っていたところだったそうです。
長男イ・ルク(이룩)君、のあと2011年8月に次男イ・ルン(이룬) 君が誕生。
現在二人の子宝に恵まれ、バラエティ番組やトーク番組でとても幸せそうにお子さんのことを語る姿が印象的です。
イソンギュンの声について
イソンギュンといえば、「声が素敵な俳優」というイメージがあると思います。
それについてご自身は
「この声が特徴的だから俳優としては長所でもあるけど短所でもある。この声を好きだといってくださる方もいるが、声のせいで合わない役割もある。」
とラジオ番組で語ったことがあります。
ほめられたことに対する謙遜かなという感じもしますね。
最後に
奥さんは2017年「ミスティ」で10年ぶりにドラマ復帰。
出演を迷っていた奥さんを「いい女優だから」と、後押ししたのはイソンギュンだったそうです。
普段からイクメンとして有名で、家事も育児も積極的だとのこと。
ご冥福をお祈りいたします。
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