韓国ドラマ「嫉妬の化身」は「パスタ~恋が出来るまで~」の主演×脚本タッグ再び。
ラブコメの女王コン・ヒョジンとイケメン2人が嫉妬の火花を散らす、三角関係ラブコメディの誕生です。
キャスト、あらすじ、感想、みどころをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
嫉妬の化身キャスト一覧
全24話
BS放送時全29話
最高視聴率14.8%
平均視聴率9.4%
放送年度(2016年8月から韓国で放送)
演出:パク・シヌ
脚本:ソ・スクヒャン
【ピョ・ナリ役】コン・ヒョジン
【イ・ファシン役】チョ・ジョンソク
【コ・ジョンウォン役】コ・ギョンピョ
【ホン・ヘウォン役】ソ・ジヘ
【ケ・ソンスク役】イ・ミスク
【パン・ジャヨン役】パク・ジヨン
【キム・ラク役】イ・ソンジェ
【イ・パルガン役】ムン・ガヨン
【オ・テグ役】アン・ウヨン
【ジョンウォンの秘書役】パク・ソンフン
【アナウンサー役】パク・ファニ
【プロデューサー役】チョン・サンフン
【ナリの弟・チヨル役】キム・ジョンヒョン
本作は同時間帯ドラマ視聴率No.1も獲得した大ヒットロマンティックコメディです。
主演のコン・ヒョジンさんは本作の脚本も手掛けるソ・スクヒャンさんとタッグを組んだ「パスタ~恋が出来るまで~」や「最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~」など数々のヒット作があり、ラブコメの女王、視聴率の女王とも呼ばれています。
本作においても2016年SBS演技大賞最優秀演技賞(ロマンティックコメディ部門)を共演のチョ・ジョンソクさんと共に受賞しています。
チョ・ジョンソクさんは「ああ、私の幽霊さま」や「建築学概論」などが有名で、多くの映画やドラマで主演されています。
そして、「恋のスケッチ~応答せよ1988~」でスターの仲間入りを果たしたコ・ギョンピョさんも多くの映画やドラマで活躍中。今作で2016年SBS演技大賞ニュースター賞を受賞しています。他にもソ・ジヘさんが特別演技賞、更にチョ・ジョンソクさんは10大スター賞も獲得し、結果合計5冠獲得となりました。
ちなみに、本作がチョ・ジョンソクさんとコ・ギョンピョさんの地上波ミニシリーズの初主演作品です。
このメイン3名以外にも多くのベテランや若手が登場しますが、その中でムン・ガヨンさんとアン・ウヨンさんに注目です。
ムン・ガヨンさんはドイツ生まれで10歳で子役デビューし、ドラマ、映画、CMなどで活躍し、2014年には東方神起のチャンミンさんと共演したMnet「Mimi」で初主演も飾っています。
アン・ウヨンさんは2015年ドラマ「錬金術師(恋金術師)」でデビューし、その後「風船ガム」や「ドキドキ再婚ロマンス~子どもが5人」で人気を集め、このドラマ以降では「力の強い女ト・ボンスン」でボンスンの双子の弟役を演じています。
二人とも今後が期待される若手有望株です。
嫉妬の化身 あらすじとみどころ
アナウンサーの採用試験に落ちてしまい、お天気キャスターをしているナリは、同僚から冷めた目で見られようともプロデューサーの言うことには全て従い、スタッフからの雑用すら請け負いながらアナウンサーへの夢を諦めずに日々奮闘していた。
そんな時、3年前にずっと片想いをしていたイケメン記者ファシンと再会するナリ。
一方、ひょんなことでナリと出会ったアパレルの財閥御曹司でファシンの親友でもあるジョンウォンは、明るく自然体の姿を見せるナリに興味を持ち…!?
https://korea.yapy.jp/drama/jealousy_incarnation/
「嫉妬の化身」はタイトルだけ見ると嫉妬の炎に燃えるドロドロのメロドラマのように思うかもしれませんが、中身はイケメン2人が一人の女性を巡り恋愛バトルを繰り広げる爆笑恋愛ドラマです。
ラブコメではなかなかお目にかかれない斬新なストーリーと、予測不能な展開が売りで、これまでのラブコメとは一味も二味も違う作品となりました。
物語の序盤にして男のファシンが乳がんになり、自分のことを好きなナリと同室になるという驚きの展開に。女性ばかりの乳がん病棟に一人だけ男がいて、しかも顔が知られたニュースキャスターだというシュールな状況に、笑っては不謹慎なのかもと思いながらも笑いを抑えられない展開です。
これまで、ファシンはナリのことをなんとも思ってなかったんですが、自分がナリに紹介したジョンウォンとの関係が親密になっていくのを目の当たりにして、遅まきながら嫉妬していくように・・・。
つまり、ただのお天気キャスターが看板キャスターと財閥御曹司に求愛されるお話なんです。最初から意識していたわけじゃないのに、ライバルが現れたとたん焼きもちを焼きだすというのがとても面白く、非常にコメディ要素の強いドラマとなっています。
この3人以外にもドタバタのラブコメ展開満載ですので、24話と通常のミニシリーズより長い作品ですが飽きることなく夢中になれる作品だと思います。
不謹慎なエピソードをうまくコミカルに描き、ホームドラマ的要素もある、見だしたら止まらないドラマがこの「嫉妬の化身」なのです。
嫉妬の化身 感想と評価・評判
最後に
病気になることを笑ってはいけないと思いながらも、見事に嫌みのないコメディに仕上げていると思います。
この設定で視聴者が引いてしまえば、このドラマ終わりだろうに、攻めの姿勢で挑戦したことでこれまでのラブコメ作品の中でも抜群に笑える作品に仕上がりました。
主演の3人の見事な演技バトルも見どころですがそれ以外のメンバーも非常に濃く、ラブコメの他にもファミリーコメディの様な要素もありと、このシチュエーションをもっと見ていたいと思うぐらいの名作だと思いました。