会社員から演劇女優へ、40代で映画「チャンシルさんは福が多いね」で主演を務めた努力の実力派!カンマルグムの紹介です。
プロフィールと来歴、芸名の由来、結婚の有無、インスタグラムをまとめました。
(トップ画像https://entertain.naver.com/より)
女優カンマルグムのプロフィール
カン・マルグム 강말금
本名:カン・スヘ 강수혜
1979年1月3日生まれ
釜山市出身
釜山大学国語国文科卒
高校時代、演劇部に入っており、大学は国文科に進学しますが、サークルで演劇活動を続けていました。
女優になりたいと思うようになりましたが、父親が癌になり3年間の闘病の末亡くなるなど、家庭の事情ですぐに働かなければならず、3年だけのつもりで貿易会社に就職。
しかし経済的な困難が続き、母親のために働かざるを得ずそのまま6年の年月が経ちました。
昼間は業務をこなし、夜は友達と飲んで過ごし、どんどんやさぐれた気持ちに。
演技への憧れとそれができない現実のはざまで苦しみ、20代後半にはまともに通勤できないような精神状態に陥ってしまいました。
当時のことについて「病院に行っていたらうつ病と診断されていただろう」と回想しています。
上司に通勤が難しい旨を伝えると「ソウル支社に空きがあるから転勤したらどうか」と勧められます。
こうして釜山から上京、と同時に母親から独立することになりました。
ソウルでは母親の監視がなくなりのびのび暮らすことができ、2年ほどの勤務を経て退社して劇団へ。
そうしてすぐ精神状態は良くなりましたが、釜山の方言を直したり、劇団のやり方に適応するのに苦労したそうです。
才能、ユーモア、柔軟性といった俳優として必要な素質は何もなく、身長やルックスなどの身体的条件もあいまいで、発声も発音もうまくできず、30歳になろうというのに経験も自信もない自分・・・
劇団に入って2年ほどしたころ、母親が腰の手術をして歩行が困難になりました。
そんな母を姉が一人で支えていて、自分だけが好きなことをやっていいのか?といった葛藤も。
とても大変な日々でしたが、本格的に演劇を始めた2012年(33歳)からの5年間奮闘した末に演劇界で認められるようになりました。
ドラマ出演は2018年からで「リーガル・ハイ」「凍てついた愛」などに出演しながらどんどん役の比重が高まっていきました。
2020年(41歳)映画「チャンシルさんは福が多いね」で初主演!
実は10年ほど演劇をしていた中でも主人公を演じたことはほとんどなかったとか。
主演経験のない自分に長編映画の主人公のオファーが来たことがとてもうれしかったと同時に、大きなプレッシャーも感じました。
この映画は映画監督をサポートする映画プロデューサーの仕事をしていたチャンシルさんが、長年のパートナーだった監督が急死したことで仕事を失うも福が転がってくるストーリー。
チャンシルさん役を務めたカンマルグムはこの映画で百想芸術大賞ほか、多数の映画祭で新人賞を受賞。
40を過ぎてからの新人賞に大きな注目が集まりました。
2021年はドラマ「マウス」「デパク不動産」「イカゲーム」「赤い袖先」「静かなる海」の5作品に出演。
徐々に役の比重も高まり、ドラマ界でも欠かせない名品助役となっています。
演劇は2020年を最後に出演歴がありません。
スポンサーリンク
カンマルグムの芸名の由来は?
マルグムと言うのは韓国語で「澄んだ」と言う意味と同じ発音です。
実は大学時代、同じ国文科の友達が詩を書くときに使っていたニックネームなんだそうですよ。
その友達の承諾を得て、芸名をカン・マルグムとしました。
そういわれると、詩人っぽいお名前ですよね。
カンマルグムは結婚してるの?
現在前未婚のようです。2020年のインタビューで
「30代後半から体力が落ちた。中年が始まったという感じか。結婚もせず子供もいないのにね」
と話していました。
カンマルグムのインスタ
投稿数少なめでした!
最後に
これまで韓国では、映画で女優が演じられる役といえば
・若い女性役(30歳以下)
・お母さん役
大きくこの2つしかなく、体型は
・160㎝なら50㎏以下
・それ以外なら70㎏以上
と言われていたそうです。
30歳から女優を始めたカンマルグムは自分のできる役はおばさん役しかない、と思っていたそうで、現在、40代の自分が主演も務め、様々な役を演じることができるのは革命的な変化があったから。
時代にいい波に乗れて女優として活動できてよかった、と話していました。