ユアインは同年代の俳優の中でも指折りの演技力を持ち、独自のイメージを構築。
韓国を代表する若手俳優といえます。
プロフィールやドラマ、骨腫瘍と兵役、彼女、インスタグラムについて調べました。
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（トップ画像インスタグラムより）
ユアインのプロフィール
本名：엄홍식(厳弘植) オムホンシク
1986年10月6日
大邱広域市出身
179cm
71kg
A型
父・母・姉が二人
建国大学芸術学部
2003年農信ラーメンの広告でデビュー
ユアインの来歴
ユ・アインは大邱広域市で生まれ、1男2女の末っ子として生まれました。高校は慶芸術高等学校西洋画科に進学。
高校1年生のとき、校門の前でスカウトされ、ご両親の反対を押し切って上京。
このように勇気ある決断をしたのは、何か惹かれるものがあったからだそうです。以降、ソウルアート高校に転校しましたが、まもなく退学し、後に検定試験に合格しました。
新人時代は退学理由について何度もインタビューされ、
「学校は私の人生にあまり意味を与えなかった」
「先生と存在について懐疑的であり、高校時代はストレスがたまる一方だった。ストレスを解消する方法を知らず、退学という極端な選択をした」
と語りました。
デビュー前は「演技に興味があった」というより、ただ芸能人になりたいという気持ちが大きかったとか。
一人上京した後にアイドル歌手としてデビューするため、ボーカルトレーニングを受けましたが、歌に才能がないといわれ諦めることに。
また、高校退学後は友達もあまりおらず、孤独だったそうです。
ソウルで生活することは容易ではありませんでしたが、親に頼らず独立しようと努力したこのときの経験は自分の資産になった、と後に回想しています。
ユアインが俳優として成長するまで
ユアインという芸名で、2003年ラーメンの広告でデビューし同年10月にドラマ「四捨五入」で俳優デビュー。
ドラマ「四捨五入」ではユアインが演じたキャラがうけ、ユアインブームが到来。放映終了直後にはファンクラブ会員数が15万人に迫るほどでした。
これらの人気に力づけられ、2004年8月15日、初のファンミーティングを開催。多数の紙面広告とCFに出演しただけでなく、全国でファンサイン会もしました。
しかしその後、故郷の大邱（テグ）に帰り、しばらく空白期がありました。ユアインはこれまで演技に対するしっかりとした考えもなく、ただ芸能人になりたいと思っていただけ・・・。
ドラマ「四捨五入」で俳優の道を歩いてからは「どのような俳優になるか」という疑問が生じ、いきなりの人気に戸惑い、これは自分が望んでいたものなのかと悩んで、芸能活動を休止。
このときのことについて
「多くの機会と誘惑があったが自分の好きなように選ぶことが出来ず、正しいことに逆らって正しくないことをしなければならないというのが耐えられないほど苦痛だった」
と話しています。
空白期を通じて
「自分に押し寄せるどんなことにも崩れることなく、しっかりと足を踏んで待たなければならない」
という考えを持つようになったと、後にエッセイで語りました。
ユアインのドラマ情報と無料動画視聴法！
★2010年ドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」
左からユアイン、ユチョン、ソンジュンギ
（番組ホームページより）
「トキメキ☆成均館スキャンダル」で大ブレイク。韓流スターのユチョン初主演ドラマとして話題になりました。ユアインの代表作ともいえます。
★2014年ドラマ「密会」
「密会」で天才ピアニスト役を務めました。このドラマの原作は日本の恋愛小説、「東京タワー」だったこともあり、日本でも話題となりました。
ピアノ演奏シーンを撮影するときにユ・アインは、自分の演奏音が出ないようにピアノ響板にタオルのようなものを置き、ピアノの音を聞かずに曲を演奏したのだとか。
これに対して出演者のユンボクインは
「ユ・アインはピアノ演奏者が送ってくれた動画を見て練習してきたが、スピードと鍵盤の位置、さらには呼吸までまったく同じようにしていた」
とユ・アインの努力を賞賛しました。
続いてピアノの音を防いだ理由については
「俳優は想像力があるので、その音楽が聞こえる」
「頭の中では動画で聞いた専門家の演奏音が聞こえるのに、ピアノの音を出して演奏して、もし自分が聞いていたのと違う音が出たら演技の邪魔になるから音を出ないようにした。音もなく演奏する場面だけを見ても感動的だった」
と語りました。
また、「ユ・アインのピアノ演奏演技を見ながら劇中ヘウォン（キム・ヒエ）がイソンジェ（アイン）に心弾かれる気持ちがわかった」とユ・アインの演奏演技を絶賛しました。
★2015年ドラマ「六龍が飛ぶ」
「六龍が飛ぶ」で主演を務めました。全50話の長編ドラマです。このドラマのためにユアインは兵役を遅らせたと言う話もあるほど、思い入れの強い作品だと言えます。
六龍が飛ぶ公式ページより
この作品は6ヶ月間50部連続1位の視聴率を維持しました。ユアインは純粋ながらも血気あふれる少年イバンウォンを演じ、権力闘争の中で混乱と不満を経験し苦悩するキャラクターを立体的に表現し「ユアインだけの新しいイバンウォンを作った」と高く評価されました。ご本人は放映終了後の記者懇談会で
「作品を撮りながら成長することを感じた新鮮な経験であり、貴重な時間だった」
と語りました。
第52回百想芸術大賞でTV部門男最優秀演技賞を受賞しました。
★シカゴタイプライター
（公式ホームページより）
ユアイン主演の最新ドラマ「シカゴタイプライター」が2017年4月から6月まで放送されました。
スランプに陥ったベストセラー作家セジュと、彼のゴーストライターであるジヌ、セジュの熱狂的なファンからアンチファンに変わった作家オタクのジョンソル。謎の古びた「タイプライター」に縛られた３人の男女のロマンチックなミステリーとアンティークロマンスが織り成すファンタジーラブコメディ。（www.konest.comより）
人気脚本家の新作とあり、企画の当初から注目を浴びていました。
ヒロインを演じたイムスジョンは「脚本をみて、出演を決めた。新鮮で面白かった。一目ぼれだった」と話し、ユアインは「作家役を絶対に演じたかった。なかなかみることができない特別な人物設定に惹かれた」と伝えました。
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きむとまユアインの熱愛彼女は？
2012年のインタビューで「現在恋愛中」だと話したことがありました。
「安定的な恋愛をしている。以前は過激な愛だけが愛だと思っていたけど、今は違う。今の関係が続いたらいいと思う」
と話しました。
相手が誰なのかはわかっていません。
その後、2013年映画「カンチョリ」で共演したチョンユミと熱愛説がありました。
チョンユミとユアイン
(http://entertain.naver.com/より）
二人は2007年の映画「よいではないか」でも共演しています。カンチョリで再会し、恋人関係に発展したと言われましたが、「親友」だとしてこれを否定。
しかしそれぞれのSNSに投稿された写真をみると、恋人のように見え、二人の関係について話題になりました。
チョンユミは1983年生まれでユアインより3歳年上です。
ユアインは2013年のインタビューで
「チョンユミさんは女優である前に、とても自然な人だ。この業界でこういう人にはなかなか会えない。だから多くの愛情を持っている。私は彼女を愛するファンで、同僚俳優だ」
と言って関心を引きました。
また、チョン・ユミも過去のインタビューで、
「ユ・アインは大きな山のような存在だ。彼は多くのことを持っている」
と述べました。
現在も仲はいいようですが、熱愛関係ではないとのことです。
2016年3月、恋愛情報番組「恋愛街中継」に出演したときに「彼女はいますか？」と聞かれ、「今はいるかわからないけど、いつもいた」と答え、話題となりました。
ユアイン骨腫瘍で兵役はどうなった？
1986年生まれのユアインはいつ入隊するのか、が話題になっていました。
ユアインは2013年の映画撮影時に肩を負傷、治療していましたが、翌年また撮影時に同じ箇所を負傷し悪化。
治療の過程でMRI検査をうけたところ、2015年「骨腫瘍」が発見されました。
怪我に加え病気も発症し、徴兵のための身体検査を受けるも結果は「7級（経過観察後、再検査）」。
間を空けて再検査をしましたが、4回受けた身体検査がすべて7級判定。
検査のたびに「兵役忌避ではないか」と世論は悪化していきました。
それについて「自分は絶対に軍隊に行く。怪我も病気も治るから行ける。」という旨の発言をしていましたが、5回目で「兵役免除」の判定が出ました。
骨腫瘍は良性のものだ、と当初発表されましたが、のちに「腫瘍が大きくなる特異なケースだ」と話しました。免除となったのはそのためと思われます。
これについて兵役忌避なのではないか？と騒がれています。
入れ替わりの激しい芸能界で2年間の穴をあけるというのは、これまで築いてきたものを一度全部手離す勇気が必要です。
それまで投資した時間やお金、築いた地位を考えると、人気があるほどに「兵役に行かずに済む方法はないだろうか」と思うのも無理はありません。
実際に過去に兵役忌避で問題になった芸能人が何人もいました。
しかし一度疑惑の目が向けられると、そのイメージダウンは相当なものといえます。
芸能人は人気が命。兵役問題でレッテルを貼られては命取りとなります。
そのため、近年は2年のブランクができたとしても、国民の義務を立派に果たすほうがはるかにその後の芸能人生にプラスになるとの認識で、堂々と入隊する風潮があります。
ユアインの兵役忌避疑惑ですが、彼の誠実さや近年の風潮をみても、それはないんじゃないかなと個人的に思います。
ユアインのインスタグラム
2013年6月の開設からしばらくは自撮りや、オフショットなどの投稿が見られますが、それがほとんどなくなっていきます。
そういう点で他の芸能人と全く違うのが一目瞭然です。
ボクが君を守ってあげる。信じて、ボクを＃ソテジ ＃インターネット戦争
韓国の有名歌手ソテジが2000年に発表した曲、「インターネット戦争」の歌詞のキャプチャーです。
画像中央の「硬直した君はツバを飛ばしながら、無知なこじつけをして」というところが強められています。
歌詞の内容は「ネットは誰でも好き勝手に吠え立てるところ」というもの。兵役についてのネットの悪質な書き込みによるつらい胸のうちを明らかにしたものと思われます。
この投稿へのコメント「ボクが君を守ってあげる」もこの歌の歌詞です。
The sun will rise, in every morning.(毎朝、太陽は昇る)というオバマ大統領の演説の一節です。兵役免除の判定受けてのことと思われ、激励するコメントが多数よせられています。
最後に
ユアインは独特な雰囲気があり、ライバルとなる人がいないほど、若手俳優の中では圧倒的な存在感があります。しかし予期せぬ怪我と病気により、兵役問題を抱え、イメージダウンしてしまいました。
懐疑的な視線はありますが、激励する声も多く、早い治癒が望まれます。
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