王の運命-歴史を変えた八日間|感想・あらすじ・キャスト!実話なの?

 

王の運命-歴史を変えた八日間

ソン・ガンホ×ユ・アイン共演で贈る、”李朝最大の謎”と呼ばれる史実を基にした歴史ヒューマンドラマ。

キャスト、感想、みどころ、実話なの?をまとめました!

(トップ画像公式ページより)

 

 

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目次

王の運命-歴史を変えた八日間 キャスト

原題:サド / 英題:Throne(王位)

2015年9月16日韓国で公開(日本では2016年6月4日公開)

上映時間:125分

観客動員数:約620万人

監督:イ・ジュニク

脚本:オ・スンヒョン/チョ・チョリョン/イ・ソンウォン

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本作は『王の男』『金子文子と朴烈(パクヨル)』などの名作で知られたイ・ジュニク監督による作品です。

2016年のアカデミー賞外国語映画賞韓国代表作品でもあります。

更には、

・第7回今年の映画賞での三冠(作品賞、男優主演賞ユ・アイン、女優助演賞チョン・ヘジン)
・タリン・ブラックナイト映画祭最優秀作品賞
・第52回大鐘賞映画祭助演女優賞(キム・ヘスク)
・第35回韓国映画評論家協会賞最優秀作品賞、脚本賞、音楽賞の三部門で受賞

するなど、数多くの映画賞を獲得しています。

主演は世界に誇る韓国俳優ソン・ガンホさん。

代表作は数多く、その殆どが大ヒット作品ということでも知られています。

そしてもう一人の主演には、この年『ベテラン』 で1300万人の観客を動員したユ・アインさんが起用されました。

実はキム・スヒョンさんにも出演オファーがあったそうですが、最終的には出演を見送ったそうです。

ヒロイン的な立ち位置となるのは、史上最年少で演技大賞を受賞したムン・グニョンさん。

十代の頃から主演する女優さんで、本作が9年ぶりの映画出演作品となります。

その他にも、映画『情愛中毒』のチョン・ヘジンさん、映画とドラマを行き来するキム・ヘスクさんといった演技派女優さんが本作でもずば抜けた演技力を発揮しています。

注目は特別出演しているソ・ジソプさん!

映画出演は『会社員』以来3年ぶりで、出演シーンが少ないとはいえ重要な役柄をノーギャラで演じているんです。

 

 

王の運命-歴史を変えた八日間 あらすじ

朝鮮王朝第21代国王英祖(ヨンジョ)(ソンガンホ)は、年を取ってから生まれた息子の思悼(サド)世子(ユアイン)を、自分と同様に学問や読書を好むように育てようとします。

しかし、世子は父の望みとは反対に芸術や武術を愛するようになり、英祖は世子に対して期待を裏切ったことへの怒りと失望を覚えるようになります。

世子も一人の息子として見てくれない英祖に対して憎しみにも似た感情を抱くようになるのです。

そんな親子の関係は悪化の一途をたどり、ついには悲劇の8日間が始まり・・・。

実話なの?

李朝最大の謎とも言われ多くの作品でも題材とされた、

「王が王位継承者である実の息子を米びつの中に入れて餓死させた(米びつ事件)」

という衝撃の史実を基に、18世紀の朝鮮王朝を舞台に描いています。

きむとま
実話を基にした時代劇作品でありながらも、父と息子を描いた作品であり、真に伝えたいのは”世代間の価値観の違いやそれによる葛藤”を描くこと。

 

 

王の運命-歴史を変えた八日間 みどころ

英祖(ヨンジョ)とその息子思悼(サド)世子、そしてサド世子の息子イ・サンは、ドラマ『イ・サン』『トンイ』にも登場する韓国時代劇ファンにもお馴染みの人物です。

ドラマ『秘密の扉』では本作と同じ題材が使われ新たな解釈がされています。

その中でも一番有名な史実なのが

「英祖が思悼世子を米びつに閉じ込め、飢え死にさせた」という話なんです。

そしてこの話が描かれる際には、宮廷内の派閥争いといったドロドロとした人間ドラマが主に描かれるのですが、本作では派閥争いでの陰謀により「米びつ事件」が起きたと描かず、父と息子、そして妻たちの対立や葛藤にスポットを当てているのが特徴となります!

そしてそこから見えてくるのは、息子の才能に嫉妬し、息子からも命を狙われるかもしれないという猜疑心と、日々恐怖と不安に怯える孤独な王の姿というもの。

一方の息子も、王としてではなく父としての愛情を求めるも、父は継承者としてしか見てくれず憎むようになります。

そんな二人の愛憎劇と、感情のスレ違いが描かれています。

さらには男たちに翻弄され後宮の力関係も刻々と変化していくなど、女性たちのドラマでもあるんです。

すでに結末がどうなるか分かっていてもキャスト陣の演技力が素晴らしく、主演のソン・ガンホさんとユ・アインさんの熱演は当然ながら、世子の母と王后を演じたチョン・ヘジンさんとキム・ヘスクさんの演技にも注目していただきたいです!

 

 

王の運命-歴史を変えた八日間 感想と評価・評判

正直、この題材についての作品はこれまでにもいくつか見てきたものでしたし、そもそも宮廷内の派閥争いというのは苦手だったんですが、ソン・ガンホさんとユ・アインさんという大好きな俳優さんが主演ということで見ることにしました。

作品全体のテイストとしてはやっぱり好みではないんですが、派閥の顔色をうかがったり、それに影響される無力な王が描かれているのではなく、父と子の悲劇にスポットが当てられていているのが特徴で、知っている話でも切り口を変えれば楽しむことが出来るんだ!と改めて認識することとなりました。

この「米びつ事件」自体は知ってはいたのですが、トンイの息子が英祖だと思ってみると何とも言えない切ない気持ちになりました。

確かに自分の親や周りの人間が殺し合いをして今自分が王となっているんだと思うと、息子にも疑心暗鬼になってしまうのは仕方がないのかと思いました。

父と子でありながらタイプがまったく違いお互いが理解出来ない、というのは実際の親子問題でもあることで、見ていてやるせなくなってしまいました。

それにしても、死の恐怖に怯えて生きる王をソン・ガンホさんが演じるなんてこれまでのイメージにはなかったので、改めて凄さに気付かされました。

そしてそんなソン・ガンホさんと対しても全く劣らないユ・アインさんにも驚かされます!

しかし、良く考えたら国のトップの親子ゲンカが後世に残ってるなんて、もっと国民のことを考えてくださいよ。。。

 

まとめ:ソン・ガンホVSユ・アインの演技合戦が一番の魅力となる作品です。

ただ、韓国の歴史や登場人物の詳細などを知らないと楽しみが半減してしまうので、誰にでもおすすめ出来る作品とは言えないかもしれません。

 

最後に

ソン・ガンホさんは演技が素晴らしいのは当然!というイメージが付きすぎているので、本作での好演も当たり前のように思って見ていました。

しかし、ユ・アインさんに関しては『ベテラン』でのとんでもない悪役ぶりのイメージが強すぎ、しかも同じ年に公開された作品ということもあって、この二作品でのキャラクターのあまりの違いに衝撃を受けました。

 

 

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