ユン・シユン主演。
自分をサイコパスだと錯覚する男と、連続殺人事件を捜査する刑事、そして本物のサイコパスの三者による”コミックサスペンスドラマ”!
共演はチョン・インソン、パク・ソンフン、ホ・ソンテほか。
キャスト、あらすじ、感想、視聴率、最終回などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
サイコパスダイアリー【韓国ドラマ】キャスト一覧
全16話
平均視聴率:2.15%
最高視聴率:2.98%
放送期間:2019年11月20日から2020年1月9日まで韓国で放送
演出:イ・ジョンジェ
「デュエル~愛しき者たち~」
「100日の郎君様」など
脚本:リュ・ヨンジェ
「犬とオオカミの時間」
「LIAR GAME~ライアーゲーム~」
「交渉人~テロ対策特捜班~」など
【ユク・ドンシク役】ユン・シユン
テハン証券社員。記憶喪失になったことで自らを連続殺人を繰り返すサイコパスだと思い込むようになる。
【シム・ボギョン役】チョン・インソン
警察官。自らの交通事故が原因でドンシクを記憶喪失にさせてしまう。
【ソ・イヌ役】パク・ソンフン
テハン証券理事。会社の経営一族ながら社内での評判はよく好感度も高い。しかし、連続殺人犯という裏の顔を持つ。
【チャン・チルソン役】ホ・ソンテ
ドンシクと同じアパートの住人。元暴力団員。
【ユク・ジョンチョル役】イ・ハヌィ
ドンシクの父。焼肉屋。
【シム・ソック役】キム・ミョンス
ボギョンの父。元刑事。
【チョ・ユジン役】ファン・ソニ
テハン証券監査チーム・チーム長。イヌに片思いしている。
【ホ・テクス役】チェ・ソンウォン
ボギョンの相棒警官。
【コン・チャンソク役】チェ・デチョル
テハン証券資産運用3チーム長。
本作は、大ヒットドラマ「製パン王キム・タック」で知られるユン・シユンさん主演による新感覚サスペンスドラマです。
ユン・シユンさんは本作でサイコパス役に初挑戦しているのですが、実は記憶喪失により自分をサイコパスの殺人犯だと思い込んでしまうという変わったキャラクター。
そんな主人公が記憶喪失になる切っ掛けを作ったヒロインを演じるのは「魔女宝鑑~ホジュン、若き日の恋」でユン・シユンさんと共演経験があるチョン・インソンさん。本作では刑事に扮し、事件の捜査をすると共に主人公の世話も焼くことに。
そして主人公がサイコパスだと思い込む切っ掛けを作るのが、主人公が勤める会社の後継者の一人で本物のサイコパスであるソ・イヌ。そんな殺人犯役を演じるのは「たった一人の私の味方」で好評価を得て「恋の始まりは出馬から!?」では主演も務めるパク・ソンフンさん。
更に、悪役キャラでお馴染みのホ・ソンテさんがサイコパスだと思い込んでいる主人公を慕うチンピラ役としてコミカルな面を披露しています。
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サイコパスダイアリー【韓国ドラマ】あらすじ
テハン証券で働くドンシク(ユンシユン)は、人の仕事を押し付けられたり、上司が犯したミスを押し付けられたりと都合よく使われ、入社して何年も経つものの未だに末端社員のままでした。
その上、死亡事件が起きた責任まで取らされることになり、絶望から自殺をしようと試みます。
しかし、直前で怖気づいたドンシクは自殺を思い止まるのですか、自殺を試みた場所で偶然にも殺人を目撃してしまうのです。
恐ろしくなったドンシクはその場から逃げるように立ち去るのですが、急ぐあまりパトロール中のパトカーにぶつかってしまい、その事故の衝撃から記憶喪失になってしまいます。
逃げる過程で殺人犯が落とした日記帳を拾っていたドンシクはそれを自分のものだと思い、そこに書かれていた殺人記録を読んで自分がサイコパスな殺人犯だと勘違いしてしまい・・・。
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サイコパスダイアリー【韓国ドラマ】みどころ
本作は記憶喪失により自分を殺人犯だと思ってしまった男が巻き起こす”コミックサスペンスドラマ”です。
冴えない主人公ドンシクは、ある事故により記憶喪失になってしまうのですが、たまたまサイコパスな殺人犯の日記帳を持っていたことから自分こそがサイコパスだと思い込んでしまいます。
作中では殺人事件や会社での不正など暗い出来事が起きるのですが、勘違いな主人公がいることでコメディテイストになっているという新感覚ドラマです。
記憶喪失前のお人好しな姿と、それとは正反対なサイコパスになりきっている姿を演じ分けるなど、ユン・シユンさんの演技力が光る作品でもあります。
そんなドンシクをの世話を焼く刑事ボギョンは、どんどんサイコパス化していくドンシクに違和感を感じ始め、本当のサイコパス・イヌも徐々に二人に近付いていくなどシリアスな展開も魅力なんですが、ドンシクが巻き起こすドタバタ劇や、ドンシクの変わりように驚く周囲の個性的な面々など、コミカルな展開も満載なんです。
本物のサイコパスと偽物のサイコパスの対決の行方は?連続殺人犯追うボギョンは本物の正体に気付くのか?そして、ドンシクの記憶がよみがえったとき元の冴えない男に逆戻りしてしまうのか!?など、普通のサスペンスや記憶喪失ものとは違ったみどころが詰まった作品になっています。
国内外の人気サスペンス映画のパロディのような演出が毎回のように見れるのにも注目です!
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サイコパスダイアリー【韓国ドラマ】感想・評価
韓国のサスペンスもののイメージといえば、凄惨な事件を扱いエグいシーンが多く出てくるシリアスなものというのが一般的かもしれませんが(ラブストーリーが絡まないものに関してですが)、本作は記憶喪失になった主人公が自分をサイコパスな連続殺人犯だと勘違いすることからはじまるコミカルなサスペンスになっています。
記憶喪失×殺人犯というと、日本の映画をリメイクした映画「LUCK-KEY/ラッキー」(殺し屋が記憶喪失になり売れない役者だと思い込み、売れない役者の方が殺し屋のふりをすることから巻き起こるコメディ)という作品の設定と近いですね。
しかし本作の場合は本物の殺人犯が記憶があるまま野放しになっているんです。
殺人犯は犯罪の証拠が書かれた日記帳を落としてしまい、それを記憶喪失の主人公が拾ってしまった上に何と自分を殺人犯だと思ってしまったものだから厄介!
主人公の方も何故だか真面目に殺人犯になりきろうとしたり、そんなおかしな行動が連鎖し笑いを引き起こしたりと、記憶喪失という設定やサスペンスの内容としてはありきたりなのに、ちょっと角度を変えるだけで新鮮に見えるんだというのは驚きでした。
犯罪ものとしては他にも面白い作品はたくさんありますし、コメディとしてもトップクラスというわけではないのですが、連続殺人事件を扱いながらもストーリーが重くなく、ベタな記憶喪失をコミカルに活かしているというのは斬新でしたね!
サイコパスダイアリー最終回は?
元々が荒唐無稽な話ではあるんですが、終盤の展開はかなり無理矢理感が強かったですね。
終盤で一気に畳み掛けるような展開になるのは韓国ドラマでは定番ですが、ここにきてありきたりなパターンを見せられるのは退屈でした。
サスペンスものとして見た人にとっては前半はつまらなく後半の方が面白く感じたようですが、私のように最初からコメディとして見ていたものにとっては、最後までコメディ路線で突っ走って欲しかったですね!
特に最終回の展開はしつこかった!!
まとめ:アンジャッシュのコントが元ネタ?といいたくなるような設定のドラマ。
冴えない男とサイコパスだと思い込んだ男とをコミカルに演じ分けたユン・シユンさんが最高なコメディサスペンスです。
アイデア一つで使い古した設定をここまで活かしたの凄いですし、個性的な脇役たちにも楽しませてもらいましたが、序盤の面白さと比べると後半は尻すぼみになっていました。