少女時代ソヒョン×コ・ギョンピョ主演、キム・ヒョジン×キム・ヨンミン共演。
詐欺師たちと大企業による痛快騙し合いサスペンスドラマ!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
プライバシー戦争【韓国ドラマ】キャスト一覧
原題:私生活
Netflix全16話
平均視聴率:1.75%
最高視聴率:2.52%
放送期間:2020年10月7日から11月26日まで韓国JTBCで放送
演出:ナム・ゴン
「テバク」「愛の温度」など
脚本:ユ・ソンヨル
「ハートレスシティ ~無情都市~」「美しい私の花嫁」など
【チャ・ジュウン役】ソヒョン(少女時代)
詐欺師。
【イ・ジョンファン役】コ・ギョンピョ
GKテクノロジーチーム長。
【チョン・ボッキ役】キム・ヒョジン
詐欺師。ジュウンの因縁の相手。
【エドワード・キム役】キム・ヨンミン
詐欺師。チョン・ボッキのパートナー。
【ハンソン(ワンハンド)役】テ・ウォンソク
ジュウンの詐欺師仲間。
【キム・ミョンヒョン役】イ・ハクジュ
刑事。
【チャン・ミンジョン役】チャン・ジンヒ
ジュウンの友人。
【チェ・ユンソク役】チャン・ウォンヒョク
ハッカー。ジョンファンを兄と慕う。
【コ・ヘウォン役】ソン・サンウン
スパイ興信所の経理。ジョンファンに片想いしている。
【パク・テジュ役】ユ・ヒジェ
金融業者。ジョンファンの友人。
【キム・ミスク役】ソン・ソンミ
ジュウンの母。詐欺師。
【キム室長役】キム・ミンサン
GKテクノロジーの室長。
本作はただ登場人物が多いだけではなく、いたるところに疑わしい人物がいるのも特徴。
視聴率面においては平均1.75%とかなり低いものとなっています。
視聴者からはストーリーが難解すぎるとか、登場人物が多すぎて関係性が把握出来ないという意見が多く、思ったほどの視聴率は獲得できなかったようですね。
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プライバシー戦争【韓国ドラマ】あらすじ
SNSや監視カメラ等の発展によりプライバシーなどもはや存在しないも同然になった世界。
そんな世界の中で詐欺師の両親の元で育ったジュウン(ソヒョン)は、ある日大好きな父親が逮捕されてしまったことで自身も詐欺師となり、父親を騙したチョン・ボッキ(キムヒョジン)に復讐しようと目論んでいました。
父親が逮捕されてから数年後、ようやくチョン・ボッキに接近する機会が訪れたジュウンでしたが、それを見透かされていたチョン・ボッキによって罠に嵌められてしまい刑務所に収監されてしまいます。
その後、無事に出所したジュウンは、それ以降もチョン・ボッキへの復讐を諦めてはいませんでした。
そんな中、母親の知り合いである詐欺師ワンハンド(テウォンソク)からある仕事を持ち掛けられます。
それは大企業の社員となり、ある人物と接触するという簡単な内容だったのですが、なんとジュウンはその接触相手イ・ジョンファン(コギョンピョ)と恋に落ちてしまい・・・。
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プライバシー戦争【韓国ドラマ】みどころ
本作は詐欺師たちが国家を揺るがす巨大な陰謀劇に巻き込まれていく様を痛快に描いたサスペンス・ラブロマンスです。
物語は詐欺師たちの復讐劇からはじまるのですが、そんな中での運命の相手との出逢いと別れや、国家の背後で暗躍する大企業の企みといった壮大な陰謀が描かれるなど、先読みの出来ないストーリーが魅力のドラマとなっています。
ソヒョンとコ・ギョンピョのラブロマンス、キム・ヒョジンとキム・ヨンミンの愛憎劇がサスペンスドラマの中でうまく活かされているのがポイントで、彼らの思惑がなかなか見えてこないミステリアスさも重要になります。
さらにメインキャラクター以外の登場人物が多いのも本作の特徴の一つで、誰が味方で誰が敵なのか分からない複雑さが見るものを引き付けます!
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プライバシー戦争【韓国ドラマ】感想・評価
まず言いたいのはソヒョンが可愛かったということ!
個人的には少女時代メンバーの中で一番の清純派というイメージがあったんですが、こんなセクシーな詐欺師役も出来るということにまず驚きました。
そんな役柄だけあってソヒョンが様々なキャラクターに七変化するのが魅力的で、彼女のファンなら必見だと思います。
しかし、そのソヒョン演じる主人公はあまり目立った活躍をしていないのが残念ですし、そもそも作品自体にも問題点が多すぎました。
まずは韓国ドラマあるあるでもある”内容とタイトルが合っていない”点です。
ドラマの冒頭で”プライバシー戦争”という言葉は登場するのですが、内容は詐欺師同士の騙し合いや次期大統領を巡る権力闘争というもので、プライバシー戦争というタイトルとはあまりマッチしていないんですよね。原題である”私生活”というのもイマイチですが・・・。
そしてストーリーが複雑すぎるという点についてです。
過去と現在を行き来しながら進行するのはいいとしても、キャラクターの説明がほとんどないまま何話も進むのは厄介ですし、それらが少しづつ繋がってくるのは5話以降からなんです。しょっぱなから話が複雑すぎると一体何のドラマを観ているのか分かりませんし、ストーリーの主軸に絡んでくるサブキャラクターの数も多いのでさらに分かりにくくなっています。
さらに怪しい人物が数多くいるものの、その行動理由がほとんど描かれないため誰も彼も疑って見なければなりません。
設定や展開が難しいのは見返せば済む問題ですが、感情移入しにくいキャラクターが多いというのは大問題で、序盤で離脱してしまう人が多くいたのも仕方のないことなのかもしれません。
その上、途中からは肝心の詐欺師設定もどこにいったのか分からなくなり、序盤のテイストを楽しんでいた人からすると肩透かしを食らう結果になってしまいます。
ただ、ジュウンとジョンファンのラブロマンスや、ワンハンドにパク・テジュをはじめとしたキャラクターはユニークで魅力的でしたし、時折ある詐欺師ならではのエンタメ展開は楽しめました。
しかし、そんなシーンは全体的にはかなり少なく、もっと詐欺師ならではの騙し合いや駆け引きなんかが随所にあると良かったんですけどね。
さらに、ストーリー展開が全体的にスローテンポなのも問題で、盛り上がる回とそうでない回との差が激しいの残念に思いました。
なのに終盤になると韓国ドラマではお馴染みの急展開が待っていて、それは序盤に膨らませ過ぎた伏線を回収することに必死なようにしか見えませんでした。
展開が複雑でスケールがデカけりゃいいってもんではないですよ!!
まとめ:韓国ドラマとしては珍しく1話目から面白い!主演のソヒョンが可愛い!!など良い点もあるのですが、ストーリーが複雑すぎたり登場人物が多すぎることが原因で途中で見るのを止めた方も多かったようです。
サスペンス作品とはいえ、あまりに複雑化し過ぎると何が本筋なのか分からなくなってしまいますね。
プライバシー戦争【韓国ドラマ】最終回は?
詐欺師が主人公の作品は世界中で山ほどあるので斬新さはないのですが、本作には詐欺師のみならずスパイやヤクザ、財閥に政治家、警察に金融屋など様々な登場人物がいる点がユニークでした。
しかし、詐欺師として主人公が活躍する場面がかなり少ないのが難点で、エンタメとしての痛快さが思ったほど見られないんです。このような派手な展開が毎話あればストーリーが難解でも楽しむことは出来たと思うのですが。。。
あと、大企業が国を裏から操るといったスケールの大きな作品の割には敵の数が少ないですし、それがチンピラばかりというのも迫力がありませんでしたね。
終盤の展開はエンタメ要素が高まってくるもののその反面粗が多すぎますし、最終回で様々な疑問点を一気に回収しようとしたのも失敗だと思いますね。
それまで散々描いてきた壮大な計画が実は組織全体の指示ではなかったということが判明したり、最初は敵だった詐欺師たちとの戦いもうやむやになってしまっているなど突っ込みどころが満載でした!