女優イボヨンは2013年に俳優チソンと結婚、育児休業の末、2017年「耳打ち」で復帰。
最近は日本ドラマのリメイク「マザー」の母親役を好演し、話題となりました。
プロフィールや結婚のなれそめ、ドラマ一覧、お子さんのことや性格について調べました。
(トップ画像:http://www.thefirstmedia.net)
イボヨンのプロフィール
イボヨン 이보영 (李寶英)
1979年1月12日生まれ
ソウル市出身
168cm
50kg
B型
家族:夫チソン・娘一人
厳しく育てられたイボヨンは一人娘ということで大学生になっても門限がありました。
夜遊びしている友達がうらやましくて仕方がなかったそうです。
そんな生活が息苦しくて、早く自立することを望み、あまりに過保護な母親を恨んだこともあったとか。
イボヨンの元々の夢はアナウンサー。
就職に有利だと聞いて2000年にはミスコリア大田・忠南に選ばれ、地域の代表になり本選に出場するも受賞まではいたりませんでした。
その後、大韓航空の客室乗務員の試験に合格しましたが、同時にアナウンサー試験も受けており、第一志望を優先するため乗務員の教育には参加せず辞退。
MBCアナウンサーの試験は順調に進んで最後の2人まで残りましたが、最終的に不合格・・・。
若いころから美貌は際立っており、スカウトされることも多かったとか。
アナウンサー試験を受けるなどしてますます芸能界の注目を浴びる中、それを反対したご両親は、イボヨンを2ヶ月間カナダに送ったことも。
お父さんは芸能界の仕事をしている知人に「一度娘に会って芸能界はあきらめるように説得してくれ」と頼んだそうです。
実際会った知人は本来の目的を忘れ、ドラマのカメオ出演を依頼。ご本人は軽い気持ちで出演したのがきっかけで女優の道を歩むことになりました。
険しい女優の道
しかし女優という仕事は本来望んでいたものではなかったし、自分の性格や生活スタイルとはかなり異なり、慣れるまでには非常に苦労したとか。
「芸能人になるためには体力が重要だ」とマネージャーから言われ運動を強いられたこともありました。
出演作品について所属事務所から何の相談もなく、撮影現場に連れて行かれたことも多かったようです。
演技も正式に学ばないまま、長編ドラマ「綺麗なあなた」、時代劇「ソドンヨ」、映画「浅ましい街」の3本が同時期に撮影があり、新人なのに現場にいつも遅刻してしまい、周りに気を遣いすぎて苦労したエピソードも。
演技を評価されなかったわけではありませんでしたが、インパクトに欠け、注目を浴びることはありませんでした。
芸能界に疲れ始めたのもあり2006年「ミスターグッバイ」を最後にして活動を休止しようと思ってるところに「ゲームの女王」にキャスティングされました。
この作品の監督はイボヨンが初めて注目を集めた助演役にキャスティングしてくれた方なので恩返ししようという思いだったそう。
撮影中には倒れて病院に搬送されるほど、体も心も疲れきった状態で、このころからうつ病を煩ってしまいました。
2009年ヒョンビンと共演した映画「私は幸せです」のころ、人生のどん底だったと回想しています。
精神病患者の役だったこともあり、鐘の音やどらの音などいろいろな空耳が聞こえて本当に気が狂わんばかりだったとか。
その後所属事務所との契約が切れるタイミングで、芸能界を引退しようとしていたとのこと。
うつ病は簡単には治らず、苦しい時期が続きます。
そんなときに当時の恋人(現在夫)チソンは根気強く支えてくれ、彼の演技への情熱を見て少しずつ気持ちが変わったそうです。
その期間にも映画出演を続け、監督から演技力を酷評されることもありました。
演技のレッスンを受けて一から学び、映画「悲しみよりもっと悲しい話」から、演技力が開花されたと評価されるように。
ターニングポイントとなったのは2012年主演を務めた「いとしのソヨン」。説得力のある演技でドラマを大成功に導きました。
直後に「君の声が聞こえる」にキャスティングされ、いとしのソヨンとは正反対の配役がこちらも高く評価され、視聴率は同時間帯1位をキープ。
イジョンソクとの相性の良さで2013年最高のドラマカップルに選ばれるほど絶大な人気を誇りました。
この作品でその年のあらゆる賞を総なめにし、女優として人気を享受しました。
2013年俳優のチソンと結婚(後述)。
2014年「神の贈り物」以後、出産と育児のため3年間休業。
2017年「耳打ち」で復帰しています。
出産後、子供の虐待のニュースを聞くたびに胸が痛み、社会的責任を感じて「マザー」への出演を決めたとか。
この作品は日本のドラマのリメイクで、日本版で松雪泰子が演じた役をイボヨンが務めました。
ドラマ一覧
※助役と特別出演は除く
2004 張吉山
2004 ラストダンスは私と一緒に
2005 美しいあなた
2005 薯童謠-ソドンヨ-
2006 ゲームの女王
2006 ミスターグッドバイ
2010 危機一髪!プンニョンマンション
2010 セレブの誕生
2010 アテナ:戦争の女神
2011 愛情万々歳~ブラボー!マイ・ラブ~
2012 赤道の男
2012 いとしのソヨン
2013 君の声が聞こえる
2014 神がくれた14日間
2017 耳打ち
2018 マザー
2020 花様年華
2021 マイン
チソンと結婚!子供画像はある?
2004年「ラストダンスは私と一緒に」共演したチソン、放送終了後チソンの兵役が終わった2007年秋ごろから交際が始まったようです。
そして2013年9月結婚式を挙げ、2015年6月に第一子長女が、2019年2月5日、長男が誕生しました。
お子さんの画像はチソンのインスタにありました。
このほかにもいくつか投稿されていましたが、お顔はばっちり公開されてはいません。
少しお顔がみえるのはこの動画だけでした。
結婚後のエピソードとしてチソンのインタビュー記事がありましたのでご紹介します。
キルミーヒルミーで多重人格を演じたチソンですが、イボヨンはその中でも女子高生の人格であるヨナが一番好きだったとか。
それでヨナが登場するところを直接見たい、とロケ現場に来たことがありました。
人気俳優のロケとあって現場には野次馬がいっぱい・・・。チソンも恥ずかしかったけどこれは演技なんだと気を奮い立たせたそう。
このシーンをイボヨンが隠れてみていて涙がでた、と。
「一家の主が女子高生の服を着て道を走ってる姿を見てジーンとした」
それ以降、お弁当を作ってくれたり対応がよくなったそうです。(笑)
お子さんと夫婦について
イボヨンは2018年3月のインタビューでお子さんについて語っていました。
Q:お子さんはご両親が俳優だと知っている?
A:よくわかっていないようだ。いつだったかママがいない!と怒るので、現場に連れて行ったことがある。そこで”ママはこうやって仕事をしているのよ。わかってね”と言ったが、ママがほかの子供(子役)を抱っこしているのをみて”何よ。あのおねえちゃんは誰?”と言っていた。みんなが自分を見ている、ということがわかるようだ。
Q:娘さんが将来女優になりたいと言ったら?
A:主人(チソン)は女優に育てたいという。私は才能がなければさせたくない。人気が出るかは大衆の判断。私にはどうすることもできない。子供が持っている魅力と才能を発揮しなければならない。女優になるとしたら20歳過ぎてからさせると思う。今はまだそこまで考えていない。
そして「子供にとって恥ずかしくない親になることがもっとも大切」とも語っていました。
結婚については
「周りに俳優同士の恋愛・結婚を強く勧めたい。この仕事は一般の人が理解するのは難しい。劇中のキャラクターと現実が行ったりきたりする。マザーが終わってからも主人は私が1ヶ月くらいはつらかったことを理解してくれた。OSTを聞くだけで涙が出た。一般の人はこんな気持ちを理解できないだろう。俳優はキャラクターから抜ける時間が必要。それに子供がいるから家で台本をみるのもままならない。私は作品に入るときは一人になりたい。私たち夫婦はこういうことを自然に理解している。」
と語っています。
お二人が結婚後ますます魅力的に思えるのは、夫婦が支えあっているからなんですね。
イボヨンの実際の性格は?
イボヨンの性格について、共演者の発言をまとめました。
「イボヨンさんは劇中のキャラとは全く異なり、率直で気さくな性格。そこが魅力。」いとしのソヨン・チェユニョン
「本当に素直で無駄がない。魅力的な女性。」いとしのソヨン・パクチョンア
「初めはきつそうな感じがして近づけなかった。でも親しくなったらとても面白い人で思ったよりはるかに明るくオープンマインド。だからみんなに好かれる。」いとしのソヨン・チャンヒジン
ご主人のチソンはどうかというと
「性格がさっぱりして賢明だ。私をいい方向に導いてくれる。いつも一緒にいて満足だし、心が楽」
と結婚当時の記者会見で語りました。
周囲の評価は総じて「気さくで明るい」ということのようです。
一方ご本人はラジオ番組に出演した際、
「普段のイメージとは異なり、気さくで陽気なほうだけど、根に持つタイプ。最近年下の知り合いと言い争いになって、車の鍵を隠したことがある」
と話しています。
最後に
イボヨンは順風満帆で恵まれていると思いましたが、想像もできないくらい苦労され、うつ病にまでなって大変な思いをしていたことに驚きました。
そしてチソンの大きな愛を感じました。最初は恋愛対象として見ていなかったそうですが、チソンの愛に支えられ、女優として活躍し続けることができたようですね。
芸能界一のおしどり夫婦と呼ばれるだけあって、理想の夫婦ですね!