
本作は最高視聴率24.1%を記録した超話題作。そして、数々の演技大賞も獲得しており、コリアドラマアワードで5冠、SBS演技大賞でも6冠を達成しました。
イ・ボヨン、イ・ジョンソクの三角関係を描いたラブロマンスや、ファンタジー、サスペンスが絶妙にミックスされたドラマです。
キャスト、あらすじ、感想、みどころなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
君の声が聞こえる キャスト・視聴率
全18話
放送年度(2013年6月から韓国で放送)
最高視聴率 24.1%
監督:チョ・スウォン
脚本:パク・ヘリョン
【チャン・ヘソン役】イ・ボヨン
【パク・スハ役】イ・ジョンソク
【チャ・グァヌ役】ユン・サンヒョン
【ソ・ドヨン役】イ・ダヒ
【オ・チュンシム役】キム・ヘスク
【ミン・ジュングク役】チョン・ウンイン
【シン・サンドク役】ユン・ジュサン
【キム・ゴンスク役】キム・グァンギュ
【チェ・ユチャン役】チェ・ソンジュン
ヒロインは本作と「いとしのソヨン」でヒットの女王となったイ・ボヨンさん。
注目となるのは本作の出演によりブレイクを果たしたイ・ジョンソクさん。今作のヒット以降主演した作品はすべて話題作・ヒット作となるなど絶好調。まさにこの作品がターニング・ポイントとなったようです。
そしてもう一人の主演は「負けたくない」以来2年ぶりのドラマ復帰となるユン・サンヒョンさん。大ヒットドラマ「シークレット・ガーデン」でイ・ジョンソクさんと共演しており、この2人の共演にも注目です。
更に、1話目に特別出演するソ・イヒョンさんの弁護士役もお見逃しなく。
キャスティング当初は、コン・ヒョジンさんとキム・ジェウォンさんが候補に挙がっていたそうですが、コン・ヒョジンさんは同年のドラマ「主君の太陽」が大ヒット、キム・ジェウォンさんも今作と同時期の「スキャンダル」に主演し高視聴率を記録しています。
君の声が聞こえる OST情報
大ヒットドラマとなった作品の魅力を語る上でオリジナルサウンドトラックの存在も重要。今作の音楽監督はEvery Single Dayというバンド。「パスタ」や「清潭洞アリス」なども手掛けているそうで、メインタイトル曲となる「Echo」も彼らによるもの。
他にもジョンヨプさんの「どうして今さら来たの」などの心地よいメロディーの曲や、染みるバラードに、元気なポップソングなどドラマを盛り上げる良曲が満載です。
君の声が聞こえる あらすじ
幼い頃に父が殺される事件に遭遇したことがきっかけで、人の心が読めるようになった高校生のスハ。
事件の目撃者として法廷に立ち、犯人を有罪にするための証言をしてくれたヘソンは、スハの心にヒーローとして刻まれた。
「いつか会えたら彼女を守る男になる」と心に決めて、その行方を捜し続ける。
10年後、ようやく再会したヘソンは国選弁護士になっていた。貧しい人々を守るためではなく、安定した収入を得るために。勇気があり正義感の強かった姿は消え、使命感もやる気もない。
スハは、そんなヘソンに失望しながらも、事件の解決に協力。なりゆきで一緒に暮らし始めた二人の関係は少しずつ変化していく。
一方で、ヘソンは同僚のグァヌに惹かれている自分に気付き戸惑っていた…。
https://korea.yapy.jp/drama/kiminokoegakikoeru/
君の声が聞こえる みどころ
この作品は軸に法廷ドラマがありながら、そこにサスペンスや、人の心を読む能力というファンタジー要素も盛り込んだ新感覚のラブロマンスとして絶大な人気と、最高の評価を得た2013年を代表するドラマです。
1話目にして衝撃でした。ある事件を目撃した二人の少女は、一人は勇気を奮い法廷に立ち、一人は直前で逃げてしまいます。確かに恐ろしい犯人に立ち向かうことは、とんでもなく勇気が要ることでしょうが、勇気を出して正義を行ったものが逆恨みされるなんて皮肉ですよね。
そんなトラウマになるような体験をしながらも、二人は弁護士と検事になります。直前で逃げたくせに、どの面下げて検事になってるんだ!と憤りましたが、こうゆう図太さを持ってる人間が生き残れる世の中なんだと哀しくなりました。
まぁ、そもそも未成年で証人として立つのに犯人と対面するのはおかしいだろと思いますが。
そんな、事件の容疑者役チョン・ウンインさんは流石の憎たらしさで、存在感抜群ですね。
余談ですが、毎度色んな所で悪役を演じられているウンインさんは、ごくまれにいい人役をするとギャップもあってかとてつもなくいい人に見えたりしますよね。
この事件がはじまりとなり、それからから10年後、その事件の証人となった弁護士、弁護士仲間、事件の被害者の息子、弁護士のライバル検事、そして事件の犯人を中心に展開するサスペンスとしても重めのドラマです。
そこにプライドの高い弁護士ヘソンとイケメン高校生スハ、ヘソンを見守るグァヌとの三角関係が加わってきてのラブロマンスが繰り広げられます。
ヘソンとスハは歳の差10歳で、この年齢差も話題を呼ぶことになった作品です。年下なのに大人っぽいスハと、意外と子供っぽいお姉さんのヘソンの関係は重苦しい雰囲気を和ませてくれるもので、ベストカップル賞を獲得したのも納得の相性でした。
主人公たちが弁護士や検事ということもあり、ヒリヒリとした法廷シーンも見どころの作品ですが、上記したようなツッコミどころもあるのがこの手のドラマです。
なんで、証人や被害者が毎回不幸に見舞われるのか、悪人ばかり得するようになってるじゃないかと。
こういう不満が高まることで、のちのち悪人が断罪される際にスッキリするんだと思いますが。
このサスペンスと、ラブロマンスが非常にいいバランスで交じり合ったこのドラマは、色んなジャンルのいいとこどりをしたものではなく非常に優秀なドラマだと思います。
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君の声が聞こえる 感想と評価・評判
最後に
これまで、イ・ボヨンさんの作品とは縁がなく今作で初めて拝見しました。
こんな素敵な女優さんだったとは、これまで知らずにいて損をした気分になりました。
主演の3人が素晴らしいのは当然ですが、脇を固める役者陣も優秀な方がたくさん出演されているドラマで、この人が出てるなら安心だ、この人が居ると場が締まる、など物語を作る上でとても重要だと再確認しました。
こういったドラマでよくある、犯人が最後には死ぬ、という展開ではなくしっかり罰せられたのもよかったですね。

これは、イ・ジョンソクさんとパク・ボヨンさん共演の青春ラブストーリーです。
この映画でのイ・ジョンソクさんはテイストは違えどもドラマと同じイケメン高校生役を演じています。舞台は1980年代初めの韓国の片田舎。時代や舞台設定は「建築学概論」や「サニー」と近いですかね。プレイボーイ男子と、幼馴染のヤンキー女子との恋や、ケンカシーンなどが見どころの作品です。
イ・ジョンソクFANなら見ておいて損はないでしょう。
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