チュ・ジフン、ペ・ドゥナ、リュ・スンリョン共演で贈る時代劇×ゾンビ×ミステリーという斬新さで話題となったNetflixオリジナル韓国ドラマの続編。
キャスト、あらすじ、感想、シーズン3についてなどをまとめました。
（トップ画像公式ページより）
キングダムシーズン2【韓国ドラマ】キャスト一覧
Netflix全6話
放送年度2020年3月13日よりNetflixで世界配信
演出：1話だけキム・ソンフン
映画「トンネル～闇に鎖(とざ)された男～」
「キングダム シーズン1」など
2話～6話パク・インジェ
映画「ザ・メイヤー 特別市民」など
脚本：キム・ウニ
「冬のソナタ」
「サイン」
「シグナル」
「キングダム シーズン1」など
【イ・チャン役】チュ・ジフン
世子。側室の子。最大勢力チョ氏と敵対している。
【ソビ役】ペ・ドゥナ
スンヒ医員の弟子。化け物の初の目撃者。
【ムヨン役】キム・サンホ
世子の護衛武士。
【ヨンシン役】キム・ソンギュ
ソビと共に化け物たちの襲撃から生き残った目撃者。謎多き人物。
【チョ・ハクチュ役】リュ・スンリョン
領相(ヨンサン)大監。朝鮮の最大権力者で王妃の父。
【王妃チョ氏役】キム・ヘジュン
チョ・ハクチュの娘で世子の継母。王子を身籠ったと偽っている。
【アン・ヒョン大監役】ホ・ジュノ
世子の師匠。かつての戦乱での英雄。しかし何らかの秘密を抱えている模様。
【チョ・ボムパル役】チョン・ソクホ
チョ氏の府使。まったくの役立たずだが、血筋のお陰でヘマをしても生き延びている。
Netflixが制作した韓国初のオリジナルシリーズドラマの続編。
原作は漫画「BURNING HELL 神の国」。
シーズン2の1話は前作のまとめであるため、シーズン1の監督が担当し、2話からがシーズン2の始まりとのことでパク・インジェ監督にバトンタッチしました。
シリーズ物であるため、シーズン1で作り上げた世界観を最大限に引き継ぎながら、監督の立場から自分の色を出した部分もあったそうです。
脚本はシリーズを通して名脚本家キム・ウニさんが担当しており、ドラマに斬新さのみならず深みも持たせています。
主要キャストはシーズン1と同じで、そこにシーズン2から新たにカメオ出演しているのが以下のキャストです。
パクビョンウン 
キムテフン 
チョハンチョル 
アンジェホン 
本作でムヨンの悲しき実情が判明したり、チョ・ハクチュとアン・ヒョンの過去の繋がりが分かったり、善悪どちらなのかが微妙だったヨンシンや医女のソビが縦横無尽に活躍したりと、キャラクター個々の魅力が発揮されてくるのもポイントとなります。
更に、新しく加わったキャラクターがどんな役割を担うのかにも注目して頂きたいところ。
そんな本作のOSTはシーズン1同様にインスト曲で構成されたBGMとなっています。
場面場面に合わせた楽曲が使われており、スリリングさや恐ろしい雰囲気を盛り上げるのに重要な役割を果たしています。
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キングダムシーズン2【韓国ドラマ】あらすじ
今から3年前、倭軍によって襲撃されていた朝鮮。その時、死者を蘇らせる事が出来る”生死草”について話を聞いたチョ・ハクチュ（リュスンリョン）は・・・。
化け物たちからの襲撃に備え砦で待ち構えていた世子とアン・ヒョン大監（ホジュノ）たちでしたが、一向に化け物たちの姿は見えません。
そして夜明けを迎えても何も起こらないことから、いぶかしがりながらも警戒を解くことにします。
しかし、ホッと一息ついたのもつかの間、朝になると活動を停止するはずの化け物が大挙として押し寄せて来たのです。
急な襲来とその数の多さに押されるばかりの世子たちは、ついに砦を突破されそこから逃げ出すことになります。
一方、氷の谷と呼ばれる禁断の地で”生死草”と呼ばれる草を発見したソビ（ペドゥナ）とボムパル（チョンソクホ）は、そこで化け物たちに取り囲まれていました。
その後、何とか化け物たちから逃れた二人はチョ・ハクチュの元を訪ねるのですが、ソビが重要な秘密を握っていると知られチョ・ハクチュの庇護を受けることになります。
そんな中で王妃はある企みを実行していました。一度は王の子を宿すものの流産してしまった王妃は、周りには懐妊中だと偽り大勢の妊婦を集めていたのですが・・・。
きむとまもちろんゾンビに噛まれたり、その肉を食べてしまっても感染します。
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キングダムシーズン2【韓国ドラマ】みどころ
韓国時代劇×ゾンビ×ミステリー＝キングダム！
ゾンビたちは夜だけ活動するわけではないことが分かった衝撃的なラストから1年2カ月、待望の続編が完成しました。
走るゾンビたちの集団が押し寄せるという大作映画のようなシーンで幕を閉じたシーズン1でしたが、本作ではその続きはもちろんチョ・ハクチュと王妃の企みなども明らかになります。
そしてソビが立ち入りが禁じられた場所(氷の谷と呼ばれる霧が立ち込めた冬のように寒い渓谷)で発見した疫病の原因と言われる「生死草」の秘密と、それにより判明するゾンビのようになる疫病の原因、そして世子とチョ・ハクチュとの戦いや民衆を救う活動なども描かれていきます。更に、全てのはじまりとなった3年前の出来事についても徐々に明らかになっていくなど、加速していくストーリーと怒濤の展開から目が離せません。
果たして反逆者の汚名を着せられていた世子は、チョ一族との争いに勝利し国を正しい方向に導くことが出来るのか！？
そして、ソビは疫病の詳細について究明し、怪物になった人々を救う手だてを見つけることが出来るのか！？
映画さながらの迫力とスケールで贈る新感覚ホラーエンターテイメント時代劇！！
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キングダムシーズン2【韓国ドラマ】感想・評価
前作よりもアクション度が増し、おどろおどろしさもアップしたシーズン2。
疫病と化け物が蔓延した理由は実際に見て確認してもらうとして、自分の地位を確立するために病の王を化け物にして都合よく利用するチョ・ハクチュのまぁ悪いこと！しかも疫病により民がどれだけ化け物になっても我関せずというのは悪魔の所業で、これらを顔色一つ変えずやってのけるのは悪人というレベルを越えていました。
片や王妃も相当なもので、王の子供を身籠ったと嘘をつき別人の子供を王子だとするために何人もの妊婦を集めたり、女児が生まれたら母親共々殺してしまうという残虐っぷりを発揮するなど、しかもそれを父であるチョ・ハクチュに黙って行っているところが末恐ろしく、この父娘にかかれば自分達以外全員死んでしまってもいいと思っているようで見ていて怖くなってきました。
ではこの親子が仲がいいのかといえばそうではなく、父親は娘を利用してるだけですし、娘も王子を生んで更なる権力を得て父親に勝とうとしてるようで、チョ・ハクチュの権力欲は勿論ながら王妃の狂気も常軌を逸したものでした。しかし、王妃だと持ち上げられながらも周りからは利用され、父や兄からも王子を生むためだけの道具のような扱いを受けてきた彼女が破壊へと向かうのも納得出来るところで、随分前から心が壊れていたんだと推測されます。
そんなホラーチックな権力闘争と愛憎劇がありながら、疫病に関するミステリーや、「ウォーキング・デッド」さながらに襲い来る化け物たちとのアクションもあり、ただのドロドロとした宮廷ドラマだけに収まらないのが面白いところ。
化け物たちに弓矢や刀で対抗するも数で押しきられ、木造の砦などあっという間に突破されるなど迫力あるシーンの連続で、次々と主要キャラが倒れていくのもドラマが盛り上がる要因の一つとなっていました。
軸にあるのは韓国時代劇ではお馴染みのものなんですが、それが長々と続くのではなく映画のようにテンポ良く展開されるので見ていて飽きが来ないのも特徴で、これならホラーがよほど苦手でない限り普段時代劇を見ない方でも楽しめると思います！
そしてこれまでの韓国時代劇は衣装が時代とそぐわない、派手すぎて史実とはことなるなどと言われてきましたが、本作シリーズではこの点が改善され王族以外の者は実に質素な衣装になっていてその点も革新的でしたね。
本作も前作同様かそれ以上にとにかく面白く、一日で完走してしまいました！
これは韓国ドラマという枠組みを凌駕した傑作なので、韓国ドラマファンのみならずもっと多くの人たちに見ていただきたいです。
まとめ：本作は韓国時代劇の面白さとゾンビもののスリリングさ、そしてミステリーやスリラー要素も兼ね備えた斬新なドラマです。
ドラマでありながら映画のようなスケールで作り上げられた作品で、シーズン1よりもスピーディーな展開とアクションシーンも過激になり、全ての面でパワーアップしていました。
6話全部を合わせても4時間半ほどしかないので(シーズン1も5時間程度)、海外ドラマ好きなら必見だと思います！傑作！！
キングダムシーズン3は？
シーズン2の配信開始から早くもシーズン3の要請が殺到しているとのこと。
シーズン2から新たに演出に加わったパクインジェ監督は映画監督でドラマの演出は初めて。
「映画はお金を払って劇場で見る。ドラマは面白くなければ途中で見るのをやめてしまうかもしれない。だから観客を最後まで惹きつける必要がある。各エピソードのエンディングに神経を遣い、次の回が気になって仕方がないという風にする必要があった」
とのことで、シーズン2のラストにチョンジヒョンさんが特別出演するという演出は、シーズン3への期待感を膨らませるためだったと話しています。
「チョンジヒョンさんが登場する場面はシーズン3から新しい王朝が始まるという意味で、少し異なる表現をしたかった」
と話し、監督もシーズン3をキムウニ作家がどのように描くのか、一ファンとしてとても気になっているとのこと。
2020年3月時点で、シーズン3に関しては公式に発表されているものはありません。
しかしキムウニ作家はキングダムがシーズン10まで行ったらいいな、と発言したこともあったっため、大いに期待したいところですね！
チョンジヒョンプロフィール↓
キングダムシーズン↓
