「キムヨンチョルの街歩き」やドラマ「適齢期惑々ロマンス」のお父さん役、数々のドラマの王様役でおなじみの韓国俳優キムヨンチョルさんを紹介します。
プロフィール、来歴、結婚と離婚危機についてまとめました
※お笑い芸人のキムヨンチョルさんではありません。
(トップ画像https://news.naver.com/より)
俳優キムヨンチョルのプロフィール
金永哲 キムヨンチョル
1953年2月25日生まれ
2020年時点で67歳
173㎝
78㎏
O型
キムヨンチョルさんは勉強からほど遠い中学生で、高校は一浪して入ったそうです。
この時代どうやら不良少年(?)だったようで、高校は転校を繰り返し5か所通いました。
結局入学した高校に戻ってきて、そこを卒業したとか。
高校卒業後は体育大に進学し、柔道を専攻しました。その他、格闘技やサッカーなどもしたようです。
(※体育大は卒業と中退と2つの情報があります。時期は不明ですがのちに京畿大學校経営学科に進学も中退)
友達と一緒に行った明洞で行列ができていたからと言う理由でなんとなくみた演劇で、俳優になろうと決意。
1973年(20歳)劇団に入団。演劇の舞台に立って活動していた1977年(24歳)に東洋放送公開採用18期タレントとなり芸能界デビュー。
テレビドラマで助演として活動しながら、1980年代KBSドラマで頭角を現すように。後世に語られるを数々の名シーンを残しました。
1993年(40歳)のSBSドラマ「お宅の夫はどうか」ではイミスクさんとコミカルな夫婦役を演じ、当時の韓国の夫婦関係の問題が共感を呼びました。
2000~2002年(47~49歳)ドラマ「太祖王建(テジョワンゴン)」で演じた弓裔役(クンイェ:後高句麗王)は主人公ではなく、200部作ドラマの80部までしか出演しない役でしたが、予想を超えて視聴者から高い人気を得て、120部まで出演。
キムヨンチョルさんの役は後半に行くほど、狂気じみた表現が多く、そのようなシーンで神がかった演技力と発声は視聴者の脳裏に焼き付きました。
特有の身振りと口調で表現されたセリフは当時多くの流行語をうみ、この年の演技大賞を受賞。主人公ではないのに演技賞をとるというのは当時としては破格の扱いでした。
ドラマ終了後もバラエティで弓裔役がパロディされたり、長い間視聴者の記憶に残り、そのためご自身はそのイメージから脱却するのに努力したそうです。
その後何度か時代劇のオファーがあったもののすべて断り、2008年(55歳)「大王世宗(テワンセジョン)」に出演。
キムサンギョンさん演じる世宗大王の父親役を務めました。
(ちなみにその8年後のドラマ「チャンヨンシル」で再び世宗大王の父親役を演じ、この時も息子役はキムサンギョンさん)
2011年(58歳)ドラマ「王女の男」で演じた朝鮮第7代国王世祖役は実際の世祖に最も近い名演を繰り広げ史上最高の世祖という評価を受けました。
2017年(64歳)「適齢期惑々ロマンス」(原題:お父さんが変)のお父さん役では時代劇の王様のイメージの強かったキムヨンチョルさんの家庭的なキャラクターは新鮮に映ると共に、演技スペクタクルの広さを再確認することとなりました。
2019年(66歳)「私の国」では李成桂役を務め、これにより朝鮮時代前半期の最も知名度の高い王は世宗大王を除いてすべて演技したことになりました。
カリスマ性のある役から平凡な庶民の役まで、圧倒的演技力でストーリーをリードする俳優さんで、KBS演技大賞を始めさまざまな賞を20回も受賞しています。
2003年の大人気ドラマ「野人時代」のご自身のセリフをパロディにしたハンバーガーのCFに出演し、2019年大ヒットしました。
バラエティ出演
2010年代から時々バラエティにも出演しています。
2018年「キムヨンチョルの街歩き」という人気番組を進行中。
タイトルの通りキムヨンチョルさんが路地を歩きながら、地域の方々と触れ合う内容の番組です。
キムヨンチョルさんの人間的魅力があふれ、中高年層から幅広く人気となっています。
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キムヨンチョルの結婚
キムヨンチョルさんは6歳年下の女優のイ・ムニさんと1981年に結婚。
キムヨンチョルさん28歳、奥さんは22歳の時でした。
キムヨンチョルの妻、女優のイムニ
奥さんは1978年ミスロッテ選抜大会で選ばれ、芸能界に入り女優として活動していたようです。
二人はドラマの共演で知り合い、キムヨンチョルさんは先輩としてアドバイスをしながら少しずつ好意を持つように。
撮影期間中、食事に誘い「俺と付き合わないか?」と告白すると、「付き合っている人がいるんです」と言う返事。
キムヨンチョルさんにとってこれほど惹かれる女性は初めてで、なかなか諦めることができませんでした。
撮影の休憩時間にボートに乗ろうと誘い、ボートの上で
「この間言ったこと、俺はまだ進行中だよ。」
ともう一度アタック!彼女は
「実はあの時その気持ちが負担で彼氏がいると言ったけど、本当はいない」
と正直に語り、この時告白は成功して交際がスタート。
人生を共にしたいと思っての告白でしたので、最初から結婚を意識した交際だったようです。
こうして8か月後に結婚。息子さんが2人生まれました。
結婚した頃は経済的に余裕がなく、キムヨンチョルさんの実家に入り、3年間はご両親とお姉さんと同居。
奥さんは結婚後は家庭に入ったようで、Naverプロフィールに掲載されているドラマ履歴は
1997 女はどこに流れ着くのか
2012 パンダさんとハリネズミ
2015 嫁は崖っぷちアイドル
の3作のみでした。デビューして3年ほどで結婚したため、当時の作品履歴は掲載されていないようでした。
妻と離婚危機?
結婚生活は円満かと思われましたが、長い間の些細な不満や誤解が募ったのでしょうか?
結婚から30年ほど経った2011年、奥さんが離婚訴訟を起こし、結婚生活の危機がありました。
具体的に何があったのかは語られていませんが、当時のトーク番組でキムヨンチョルさんは自身の非を認めており
「妻は自分を信じられなくなったようだ。自分なりに頑張ってきたつもりだったが、理解してもらえなかったのは残念。でも家庭が壊れたというのは、家長の責任」
「こうなるまで気づかなかったが、妻に対して至らない点がたくさんあった。いつも自分勝手だった。」
と、奥さんと心が離れてしまったことを悔やんでいるようでした。
この時点でまだ訴訟は進行中で「まだ誤解はすべてとけていない」と話しており、
「これから演技ができなくなったとしてもかまわない。妻と幸せに暮らせればいい」
「妻の信用を回復するためにはどんな努力でもする」
と切実そうな様子でした。
この番組からすでに9年経っていますが、お二人は現在も夫婦関係であるところを見ると、危機を乗り越えたのでしょう。
2020年3月、新型コロナ克服のため、奥さんと共に社会福祉共同募金を通じて1億ウォンを寄付したことがニュースとなっています。
最後に
キムヨンチョルさんは38歳の時にお母さんを亡くしています。
列車にひかれそうになったお父さんを助け、お母さんが犠牲になったとのことでした。
その悲しい死別にお母さんへの想いが強いようです。
「生まれ変わってもまた会いたいと思うのは母と妻」
と話していました。
来歴の部分で映画について触れませんでしたが、2005年イビョンホン主演映画「甘い人生」がキムヨンチョルさんご自身は「映画らしい映画だった」と評価しています。
キムヨンチョルさんの演技やセリフが観客にインパクトを残し、こちらも長い間ギャグやパロディにされ愛された作品です。
よかったらご覧になってみてくださいね!
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