チョン・ユミ×オ・ジホ×キム・ドンウク共演の韓国時代劇。
両班から奴婢にされたヒロインの人生を描いた作品。
キャスト・あらすじ・感想やみどころなどをまとめました。
イニョプの道 キャスト一覧
原題:下女たち
全20話
平均視聴率:3.114%
最高視聴率:4.675%
放送年度2014年12月から韓国で放送(ケーブルテレビJTBC)
演出:チョ・ヒョンタク
脚本:チョ・ヒョンギョン
【クク・イニョプ役】チョン・ユミ
【ムミョン役】オ・ジホ
【キム・ウンギ役】キム・ドンウク
【ホ・ユノク役】イ・シア
【サウォル役】イ・チョヒ
【タンジ役】チョン・ソミン
【ホ・ユンソ役】イ・イギョン
【ケットン役】チョン・スジン
【ハン氏夫人役】チン・ヒギョン
【カン氏夫人役】イエル
【キム・チグォン役】キム・ガプス
【ホ・ウンチャム役】パク・チョルミン
【ユン氏夫人役】チョン・ミソン
【クク・ユ役】チョン・ノミン
【ヘサン役】チェ・グッキ
【カヒア役】イ・チェヨン
【プンイ役】イム・ヒョンソン
【トクセ役】キム・ジョンフン
【太宗イ・バンウォン役】アン・ネサン
本作はドラマ『レディプレジデント~大物』や『魔女宝鑑』などの演出家チョ・ヒョンタクと、脚本家チョ・ヒョンギョンがタッグを組んだ作品です。
このドラマは撮影現場の火災でスタッフ1名が亡くなるという事故があり、撮影が1ヶ月休止するなど放送も2話目から休止することになりました。
イニョプの道 あらすじ
物語の舞台は15世紀前半の朝鮮王朝初期。
第3代王太宗(テジョン)の治世。
重臣の娘イニョプは、王族同士の争いに巻き込まれて父親は謀反の濡れ衣を着せられ処刑となり、イニョプも一夜にして奴婢にされてしまいます。
そして、イニョプが送られたのは友人と思っていたホ・ユノクの家で、そこで下女たちやユノクからも苛烈ないじめや仕打ちを受けることになります。
突然のことに絶望するイニョプでしたが、彼女を支える二人の男性がいました。
一人は元婚約者のウンギで、彼は何とかしてイニョプのことを助けようと奔走します。
そして、もう一人は使用人の頭ムミョンでした。
イニョプはなんとか今の環境に耐え、父の汚名を拭うべく動き出すのですが、調べるうちに父の死の裏に隠された陰謀に気付くことになるのです。
イニョプの道 みどころ
一夜にして両班のお嬢様から奴婢の下女となってしまったイニョプの転落生活と、イニョプを取り巻く男女の恋と嫉妬を描いたドラマとなっています。
そして、父の死の謎を探っていくうちに、王族の陰謀などにも巻き込まれていくようになります。
世間知らずのお嬢様がいきなり下女になって慣れないことに奮闘していく姿や、周りの下女や下男たちとの対立などのメロドラマ的展開、かつての恋人ウンギを巡ってユノクから嫉妬されたり、謎の男ムミョンに助けられたりしながらお互いに想いを寄せて行ったりと、人間ドラマ、恋愛ドラマとしてもみどころ充分な作品です。
下女になったことで成長していくイニョプ、そんなイニョプに嫉妬し続けるユノク、なんとかイニョプを助けたく奮闘するウンギ、徐々にイニョプに惹かれていくムミョンと、この四人の複雑な人間関係を中心に展開されるドラマが本作なんです。
普通の韓国時代劇では脇役でしかない奴婢がメインとなるのがこのドラマで、イニョプに仕返しをするタンジや、かつてのイニョプ下男プンイ、そしてイニョプが奴婢となってもお嬢様と慕い続けるサウォルと、個性的な面々が数多く登場します。
特にサウォルのキャラクターは、このドラマの中で最初から最後まで明るく元気という一番ヒロインっぽい人物で、彼女の存在があるとないとでは作品の印象も大きく変わったことでしょう。
イニョプの道 感想と評価
「イニョプの道」完走🌸
沢山の困難に立ち向かっていくイニョプの姿は本当にかっこよかった!ムミョンも男前だった👍大切な人たちの死は悲しかったなぁ😭😭「六龍が飛ぶ」の2人が出てて懐かしかった🐉イニョプ(ヨニ)とサウォル(カップン)可愛い😍 pic.twitter.com/rtCKBQCNmM— おかん (@kralike0922) 2018年10月19日
まずは、個人的にはとても苦手なタイプのドラマだったと言いたいです。
そもそもヒロインの性格が嫌いで、気が強くてプライドが高く、身内には優しいがよその奴婢には厳しいというヒロインらしくないキャラクターは、いつまで経っても感情移入出来きませんでした。
他のキャラたちも、調子に乗り過ぎのタンジや、イニョプが奴婢になったとたん手の平返すプンイ(こいつ最悪)、ただのバカ男ユンソ、イニョプの為に行動するも全てイニョプの迷惑になってるウンギ、そして友達のふりして嫌なことしかしないユノクは、最初から最後まで憎たらしい表情してましたね。
でも、ここまで嫌なキャラクターを表現出来るのは、逆を言えば俳優たちの演技力が素晴らしかったとも言えます。
他にも、イニョプが奴婢になっても無駄に綺麗だったり、何日か閉じ込められてもやつれてなかったりと、突っ込みどころも多い作品でしたね。
このドラマでの唯一の救いは、イ・チョヒ演じるサウォルですね!
最初から最後まで一途にイニョプに尽くす姿は、見ていて幸せな気分になるほどで、イニョプの成長にも大きく影響を与え、サウォルの明るさとコミカルさが無かったら、途中で見るの止めたかもしれない位です。
まとめ:好きになれるキャラクターは殆どいませんでしたが、役者陣の演技力は見事だったと思います。
最後に
予想はしていましたが、想像通り苦手なタイプの作品でした。
そしてストーリー展開も予想通りのもので、主要キャラの最後の展開まで想像の範囲内に収まるものでしたね。
ただ、王の臣下たちが金や権力のために争うタイプの作品ではなかったのが韓国時代劇としては珍しく、嫌なタイプの人間はいても極悪人はいなかったのが良かったです。