韓流ブームが起こった頃には、アイドルをしながら俳優としても有名な方はあまり見受けられませんでしたし、元アイドルで今は俳優という方も同様でした。
もちろん俳優でありながら歌手もしているという方はいましたが、アイドルとは別ですね。
しかし、近年の若手俳優を見るとアイドルをしながら俳優としても素晴らしい演技力を発揮している方は沢山いますし、グループ脱退後に本格的に俳優として活躍されている方も沢山見受けられます。
特に2010年代から増えてきたようで、それまではごく一部の人だけが俳優として活動出来ていた環境が、一気に受け入れ体制に入った感もあります。
そういうわけで今回は、現役アイドル、元アイドルも含めて「元々は俳優は本業じゃなかった!」という方たちの中で、演技力が優れている方を選出してみました。
演技ドルの代表格
ディオ(EXO)
この人をはじめて見たときは、アイドルだと知らなかった為「うまい若手俳優がいるんだなぁ」としか思っていませんでした。
他のアイドルや俳優と比べても身長が低く、役柄も暗くて不幸なものだったのでアイドルと疑うこともありませんでした。
その他にも殺人鬼や障害者だったりと難しい役が多く、いい意味でアイドルらしくないのがこの人です。
この人の場合、アイドルが演技もしているというよりも、俳優がアイドル活動もしている!という位かもしれませんね。
イ・ジュン(元MBLAQ)
既に演技ドルというより”演技派俳優”と言った方がいいかもしれないイ・ジュンさん。
映画ではベテラン俳優と並んでも存在感を発揮し、演技に対する姿勢も真剣そのもの。
サスペンスドラマでの強烈な殺人犯や、弁護士役では正義感溢れる姿を見せるなど、若くしてカメレオン俳優と呼んでも遜色ないほどなんです。
大きく振り切った役ばかりでなく、中間の役もキチンと出来るのは本物!
イム・シワン(元ZE:A)
アイドルとしてのキラキラ感は封印し、韓国に住む普通の青年を演じた『ミセン』で評価を得た彼は、演技ドルを代表する一人となりました。
派手さはないが誇張することなく若者を演じた姿が評価されたことで、これまでにアイドルに求めていた演技とは一線を画すものとなりました。
173センチという低い身長もこれまでの主演俳優にはないもので、見た目やスタイル重視だった韓国ドラマ界を変えるものとなったかもしれません。
エル(INFINITE)
見た目が非常に整っていて、アイドルど真ん中の正統派美青年といった感じなんですが、俳優としては感情剥き出しの狂気の演技であったり、見た目通りのイケメン役などこれまでに素晴らしい実力を発揮しています。
ごく普通の青年から、優しい友人、ヤンチャなアイドルに、嫉妬深き偽物の王など、これまでの役柄に偏りがないのも素晴らしいですね。
ホヤ/イ・ホウォン(元INFINITE)
この方は、アイドルというイメージとは全く違った役柄を演じることが多いですね。
同姓愛者や、いじめを主導するもの、トラブルメーカーに、自分に自信がないオドオドとした青年など、日本だとアイドルがやる役柄じゃないですよね。
それらを違和感無く、変にアイドルを感じさせることがないというのは見事だといえます。
カン・ミニョク/ミンヒョク(CNBLUE)
CNBLUEはメンバー全員が俳優として活躍しているアイドルバンドです。
当初は他のメンバーの方が圧倒的に目立っていた印象でしたし、メンバーが主役を演じミニョクさんは脇役というものだったんですが、そんな中でも着実に俳優として成長して来たのが彼です。
他のメンバーは主演を演じていますが、俳優として魅力的なのはこの人ですね。
ミンホ(SHINee)
イケメンが多く登場するドラマでのコミカルな役や、アイドルの延長線上にある役柄が多いドラマとは違い、映画ではそれとは正反対な暗くて陰鬱な役を見事に演じています。
それがこれまでのイメージとのキャップもあって凄く印象的でした。
話題の映画でのアクションシーンもまったく違和感ないので、これから更に期待できると思います。
キー(SHINee)
長年ミュージカルや舞台で経験を積んできた彼は、映像作品への出演は最近からなんですが、コテコテの方言を操る予備校生や、そこからうって変わっての天才ハッカーと癖の強い役を難なく演じています。
アイドルらしからぬ個性的なキャラクターは、俳優としての強みですね!
ジュノ(2PM)
同グループのテギョンさんと共に俳優として評価されているのがこの方です。
映画で演技力に磨きをかけ、ドラマでの憎めない悪役キャラで好評を得ました。
そして、ドラマでの主演にも抜擢されるなど着実に評価を得ている若手有望株です。
いきなり主演に抜擢される人気起用よりも、このパターンの方が演技力を評価された証拠だと思います。
パク・ヒョンシク(元ZE:A)
イム・シワンさんとは違いアイドル性を全面に出したような役柄のイメージが強い人でしたが、実際はクールな役からコミカルなもの、お金持ちのお坊っちゃんに天才弁護士など数々の作品で演技力を高め、今や演技も上手い万能アイドル1位にも選ばれるまでになりました。
バロ(元B1A4)
個人的にも大好きなドラマ『応答せよ1994』での弟キャラ、確認キスシーンなどで注目を集め、そして知的障害者役を演じたドラマで俳優としての評価を決定付けました。
この難しい役どころの主演にアイドルを抜擢し、その期待に見事に答えたのは見事としか言えません。
ソンジェ(BTOB)
『トッケビ』の大ヒット以前から、若くしてドラマで主演を経験していたソンジェさんは、演技ドルとして順当な成長を見せてきましたが、トッケビでのコミカルとシリアスの演じ分けは、他の演技派俳優とも肩を並べるものでした。
それにより2017年の今後が期待される演技ドル1位にも選ばれています。
歌やダンスのレッスンと平行して演技のレッスンもする近年のアイドルは、演技が出来ないとアイドルになれないのかもしれませんね。
もうアイドル俳優とは呼ばせない
エリック(神話Shinhwa)
韓国アイドルグループの大御所「神話」。
活動歴は20年に及び、俳優としても15年以上のキャリアがあり、演技ドルという名前が出来る以前から俳優もしているスーパーアイドルです。
アイドルとして、俳優としてのバランスが抜群でどちらかに偏り過ぎてないのは、演技ドルの目標とするところでは。
ユチョン(JYJ)
グループとしてトップアイドルとなり、俳優としても非常に評価が高い人物です。
コミカルな役どころから、地味でアイドルらしさなど無いような役、さらにシリアスな刑事など、アイドルらしい財閥の御曹司や正統派のイケメンキャラなどが無いのも特徴です。
アイドルらしさを全面に押し出さず、演技力で評価された先駆者と言えます。
ジェジュン(JYJ)
ユチョンさんと共に評価が高いのがジェジュンさんです。
正統派のアイドル顔でありながら、脇役としても味のあるキャラクターをこなせる人です。イケメンフェイスでコミカルなことをやるからこそ笑えたり、もちろんクールな役もビシッとハマるのです。
イケメンでありながら鼻に付かないというのも珍しいですね。
T.O.P(BIGBANG)
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世界中で大人気なグループのラッパーでありながら、俳優としても本格派で当初から演技ドルとは一線を画していました。
『アイリス』での殺し屋役をはじめ、賭博師役や軍人、北朝鮮の工作員などハードな役が多く、出演作品は決して多くないんですが、どの役も強烈なインパクトがあります。
チェ・シウォン(SUPER JUNIOR)
俳優歴は12年に及び、グループデビュー前から中国映画への出演も決まっていたほど。
端正なルックスが多い韓国アイドルの中で、シウォンさんはワイルドなタイプで、演じる役柄も個性的なものが多い印象があります。
SUPER JUNIORは活動歴も長く、他のメンバーも俳優として活躍しているので、アイドルいう枠からは既に脱してますよね。
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