ソル・イナ、キム・ジェヨン、チョ・ユニ、ユン・バク、オ・ミンソク共演によるホームドラマ。
悪縁を超えたロマンスと2つの家族の再生を描く!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
愛はビューティフル、人生はワンダフルキャスト
U-NEXT全72話
放送期間:2019年9月28日~2020年3月15日まで韓国KBSで放送
平均視聴率:23.53%
最高視聴率:32.3%
演出:ハン・ジュンソ
「京城スキャンダル」
「強敵たち-幸せなスキャンダル!-」など
脚本:ペ・ユミ
「きらきら光る」
「ロマンスは必然に」など
【キム・チョンア役】ソル・イナ
キム家の次女。警察官志望。
【ク・ジュンフィ役】キム・ジェヨン
ホン・ユラ家の長男。インターマーケットのスポーツ部チーム長。
【キム・ソラ役】チョ・ユニ
キム家の長女。元アナウンサー。
【ムン・テラン役】ユン・バク
ムン家の長男(養子)。食堂経営。
【ト・ジヌ役】オ・ミンソク
ソラの夫。インターマーケット代表。
【ソヌ・ヨンエ役】キム・ミスク
チョンア、ソラの母。
【キム・ヨンウン役】パク・ヨンギュ
ヨンエの夫。元プロバスケットボール選手。
【ホン・ユラ役】ナ・ヨンヒ
ジュンフィ母。最高裁判所判事。
【ホン・ファヨン役】パク・ヘミ
ジヌの母。ユラの妹。インターマーケット会長。
【ムン・ヘラン役】チョ・ウリ
テランの義妹。ジヌの愛人。
初回から視聴率25%を獲得し、最高視聴率32.3%という高視聴率を記録した大ヒットホームドラマです。
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愛はビューティフル、人生はワンダフルあらすじ
アナウンサーの姉を持つ高校生のチョンア(ソルイナ)は、学校ではイジメられ、親の関心も姉にしか向いていないことに嫌気がさし、死を選ぼうと一緒に自殺してくれる仲間をネット上で見つける。
ところが死に場所に選んだ郊外のペンションで想定外の出来事が起こり、自殺することが叶わなくなってしまう。
その際に娘を守るために母がついた嘘が今後の人生に大きく影響を及ぼすことになる。
一方、チョンアと共に自殺しようとしていた男子高校生のジュンギョムには、最高裁判所の判事を務める母ホン・ユラ(ナヨンヒ)と優秀な兄ジュンフィ(キムジェギョン)という家族がいた。
一緒にいたチョンアが生き残り、息子だけが死んでしまった状況が信じられず、チョンアの事も疑い徹底的に調査するつもりでいたユラだったが、従兄弟ジュンギョムの死を利用しようとしたインターマーケット会長の息子ト・ジヌ(オミンソク)により、警察の捜査が打ち切られてしまう。
それから9年後、チョンアは警察官を目指して勉強に励んでいた。
姉のソラ(チョユニ)は夢だった財閥の息子と結婚し、家族とは縁を切って優雅な生活を送っていた。
それもそのはず、ソラが結婚したのはあのジヌで…。
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愛はビューティフル、人生はワンダフルみどころ
学校でのいじめや自殺からはじまり、小さな嘘が引き起こした事態を10年以上をかけて再生する姿を描いたホームドラマ。
高校時代に事件を起こしたヒロインと、その事件により亡くなった男子高校生の兄が大人になって出会い恋に落ちるというドラマなんですが、二人の間には亡くなった弟の存在やそれを隠して財閥の嫁となったヒロインの姉の存在などがあり、そんな複雑な関係にあるなかで二人は結ばれるのか?というのが一番のみどころとなります。
身近なところで複雑に絡まった悪縁という名の糸が解かれ、保身のためについた嘘が全て明らかとなったとき、彼女たちの愛はどうなるのか?そして、バラバラになった家族の絆は再生するのか?
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愛はビューティフル、人生はワンダフル感想
この時代に最高視聴率32%ってどんなドラマだよ!?って思っていたら、案の定お決まりの愛憎劇でした。
家族内での優劣の差や、野心を抱いた姉が財閥の嫁となり家族を疎ましく思い縁を切る展開、身近なところで恋愛模様や不倫を繰り広げていたり、身内との後継者争い、そして因縁の関係にある2つの家族が禁じられた恋をするなど、韓国ホームドラマの定番要素がこれでもかと詰まっていました。
それでも登場人物のほとんどに何らかの繋がりがあるというのはやりすぎ!
とはいえ、キャストは普段長編ドラマ(イルイルドラマや週末ドラマなど)を見ていなくても知っている俳優さんばかりですし、近年韓国ドラマのヒット作には欠かせない学校でのイジメや自殺問題なども取り入れていたり、それでいて家族の再生といったヒューマンドラマ要素もあったりと、韓国ドラマの王道を踏襲しつつも現代的にアップデートしたものになっていました!
設定だけ見ると「またこのパターンかぁ」と敬遠してしまう人も多いと思いますが、愛憎劇な設定がありながらもストーリー展開が思ったほど暗くなかったりと意外に見やすいんです。
まぁ、イライラさせられる悪女が若干数いるだけで見たくなくなる!という意見もあると思いますが、そんな悪人でもいなくなると物足りなく感じるというもの。必要悪ですかね?
「この人たち誰?」というようなキャスティングになってないのもデカいですね!
ただ、長編だけあって途中からつまらなく感じてしまうところはありました。
そもそも、最初に嘘をついてしまったことが全ての原因で、一つ嘘が雪だるま式に膨らんでいくというもの。
そんな人物が何人もいたり、正直に話していればこじれなかったというのは少し弱い設定ですよね。
まぁ、嘘がなければドラマとして成立しないので仕方がないのですが、子供のためにしたつもりの母親の行動が常識のレベルを超えて身勝手なのは韓国ドラマあるあるで、それは本作でも同様でした。
特に母親たちの対応がコロコロ変わるのも見ていて気持ち悪いところで、対応が冷たいところから優しくなるのなら問題ないのですが、その後もう一度冷たくしたり、再び優しくなるから厄介なんです。
それなら冷たくも優しくもしてくれるなよ!と言いたい!! なんか、韓国のホームドラマって結局親の歪んだ愛情を描いたものなんですよね。ここはやっぱり苦手ですね…。
色んな設定を取り込んでいる割には過剰になっていませんが、一つの嘘からここまで引っ張るというのは流石に無理がありますね。全く共感出来ないドラマです…。
最後に
このドラマ、3人の母親たちがネックでしたね。
最初は子供を守るために嘘をついたのだとしても、ある段階を超えると本当に子供のためなのか、自身を守るためなのか分からなくなってしまい、ついには自分の罪を人に擦り付けるまでに。
この行動が理解不能だから見ていてイライラさせられますし、そんな母親たちが子供の恋愛にも口を出してくるからロマンスの邪魔になるんですよ。
この要素が無ければもっと楽しめたと思うんですが、それだと100話も続けられなかったのか…
それなら最初から全16話のドラマとして制作したほうが良かったのでは??
それにしても嘘つきばかりなドラマでした。
一見、人のための嘘だと見せて実は保身のためという人物が多く、これだとハッピーエンドになったとしても祝福したいとは思えませんよね…。