緑豆の花【韓国ドラマ】キャスト・あらすじ・視聴率・最終回感想

 

緑豆の花韓国ドラマ

ユン・シユン✕チョ・ジョンソクW主演!

身分の違う兄弟がそれぞれが目指す明日の為に争うことになる。のちの日清戦争にも繋がる農民たちの反乱を描いた骨太な時代劇!!

キャスト、あらすじ、視聴率、最終回感想などをまとめました。

(トップ画像公式ページより)

 

 

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目次

緑豆の花【韓国ドラマキャスト一覧

U-NEXT全48話

平均視聴率:6.6%

最高視聴率:11.5%

放送期間:2019年4月26日~7月13日まで韓国SBSで放送

演出:シン・ギョンス
「根の深い木〜世宗大王の誓い〜」
「スリーデイズ~愛と正義~」「六龍が飛ぶ」など

脚本:チョン・ヒョンミン
「鄭道伝(チョン・ドジョン)」
「ラスト・チャンス!~愛と勝利のアッセンブリー」など

【ペク・イヒョン役】ユン・シユン
ペク家の嫡子。日本留学もしたエリート。

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【ペク・イガン役】チョ・ジョンソク
イヒョンの異母兄。庶子。

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【ソン・ジャイン役】ハン・イェリ
全州旅閣を率いる商人。

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【チョン・ボンジュン役】チェ・ムソン
東学の指導者。反乱軍を率いる。

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【ペク・マンドゥク役】パク・ヒョックォン
イガンとイヒョンの父。悪徳役人。

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【ファン・ソクジュ役】チェ・ウォニョン
イヒョンの師。

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【ファン・ミョンシム役】パク・ギュヨン
ソクジュの義妹。イヒョンの婚約者。

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【ポドゥリ役】ノ・ヘンハ
反乱軍の狙撃手。

 

名作「根の深い木〜世宗大王の誓い〜」や「六龍が飛ぶ」を手掛けた監督と、「鄭道伝(チョン・ドジョン)」の脚本家がタッグを組んだ時代劇。

主演は、エリートの弟イヒョン役のユン・シユンさんの、庶子の兄イガン役のチョ・ジョンソクさん。

「六龍が飛ぶ」の縁でユン・ギュンサンさんが特別出演していたり、OSTにJYJのジュンスさんが参加したことも話題となりました。

 

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緑豆の花【韓国ドラマあらすじ

緑豆の花韓国ドラマ

19世紀末の朝鮮・全羅道(チョルラド)では、役人たちの不正が横行し民たちは飢えに苦しんでいた。

そんな中、日本留学をしていたイヒョン(ユンシユン)が戻ってくる。

イヒョンにはイガン(チョジョンソク)という兄がいたが、庶子であることから父である悪徳役人の汚れ仕事をさせられていた。

しかし、心優しいイヒョンをイガンは可愛がり、イヒョンも兄を慕っていた。

ところが、役人たちの暴政に怒った東学の指導者チョン・ボンジュン(チェムソン)が反乱軍を率いて蜂起。

その結果、イヒョンは徴集され、イガンもボンジュンと出会ったことで革命に見を投じていくことになる。

その後、兄弟は敵同士として対立することとなり・・・。

 

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緑豆の花【韓国ドラマみどころ

「甲午農民戦争/東学党の乱」をテーマにヒットメーカーコンビが描いた兄弟の物語。

悪人の手先からまともな人間になっていく兄と、民のことを思いながらも次第に悪に染まっていく弟を主人公に、時代の流れや運命に翻弄されていく二人の変貌が描かれていきます。

立場は違うものの仲の良い兄弟だった二人が何故敵同士となったのか?

主人公を演じた二人の俳優の演技力が訪われる作品でもあり、特に2019年のSBS演技大賞において最優秀賞を獲得したチョ・ジョンソクさんの演技は必見です!

主軸となるのは兄弟の運命の行方についてですが、兄イガンとヒロイン・ジャインのロマンスや、弟イヒョンの葛藤と復讐なども同時に描かれます。

 

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緑豆の花【韓国ドラマ感想・評価

このドラマは日清戦争が起きる切っ掛けの一つとなった「甲午農民戦争/東学党の乱」を描いた時代劇です。

「六龍が飛ぶ」が好きならこちらも!

個人的には幕末の頃の日本と比べて思うところがあったり、国の腐敗(特に地方役人たちのダメさ加減は酷すぎる!)ぶりを見て腹が立ったり、韓国目線なので当然反日描写もあったりしましたが、結局はドラマだと割り切って見ることにしました。

結論から言えば、王宮内での権力闘争や女官が出世していく話なんかよりリアリティがあり、同じ時代劇でも世子と身分の低い娘(実は権力者の娘だったりしますが!)のロマンスを描いたものなんかとは全くの別物でしたね。

舞台となる時代が近代なこともあってか真実味もありましたしね。

ただ、ちゃんとエンターテインメントとして楽しめるような演出もされているので、堅苦しいだけの作品が苦手な人や歴史に疎い人が見ても楽しめる作りになっていましたね!

まず、兄と弟で反乱軍と討伐軍に分かれて戦うことになってしまうのは悲劇としかいいようがありません。

そもそも、そんな状況にさせた父親が酷すぎる。

庶子として生まれ、母親を守るために父親から汚れ仕事をさせられてきた兄は最初は悪人としか思えなかったのですが、その立場を想像すれば親子が生きるために仕方無かったかもと思えましたし、弟の方も兄のことを心配しながらも家の立場から反乱を鎮める側に回るしかない。

これら全てのことは、国の制度であったり時代に合わせて考え方を変えることができなかった権力者たちの問題なんですよね。

農民たちが飢えて死んでいっている中で、一部の権力者や役人たちは呑んで食べての贅沢三昧。

そりゃ、その時は楽しいでしょうが、食料が無くなり、それを作る者たちも死んでいっているのに、そんな贅沢が長く続くわけがないことぐらい想像できなかったのか?

そんな想像力のない権力者たちの馬鹿騒ぎを見ていると腹がたって仕方ありませんでした!

あくまでも韓国目線の作品なので、例のごとく日本を悪として描いていたりもしますが(特に朝鮮対日本という流れになる後半は見るのがキツかったです!)、日清戦争前後の事情を勉強するという意味でも役に立つ作品だと思います。

 

まとめ:韓国でよくあるエンタメ性の強い時代劇とは違った荒唐無稽ではない作品!

実際の歴史を扱った作品なので結果は見る前から分かっていますし、気軽に見れるタイプでもないのかもしれませんが、史実に基づきながらもちゃんとドラマ性も加わっているので歴史に詳しくなくても楽しめます。

ただ、例のごとく日本=悪という描かれ方をしているので、そういった描写に嫌悪感を覚える人は覚悟した方がいいかもしれません。

最終回感想は?

 

そこまで長い話でもなかったですし、ありきたりな権力闘争ものでもなかったので、思いのほか楽しむことができました!

それにパク・ヒョックォンさんやキム・サンホさんをはじめ、名優が多数登場しているので演技面でも満足できましたしね。

特にチョ・ジョンソクさんは流石の一言で、こういう複雑な心情を表現しなければならない役柄を演じさせたらピカイチですよね。

その演技力は序盤での悪人役のころから目立っていましたが、回を追うごとにその迫力は増していき、終盤には神回が待っています!

*ネタバレあり!

 

そして最終回でのイヒョンの衝撃的な最期は、本作におけるユン・シユンさんの一番の見せ場だったかもしれません。

結果としてイヒョンは化け物になってしまいましたが、そもそもの元凶はイガンとイヒョンの父親なんですよね。この兄弟が争わなければならなくなったというのは哀れでしかありませんでした。

 

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