ユン・シユンが判事と犯罪者の一人二役を演じた法廷ドラマ!
共演は、イ・ユヨン パク・ビョンウン クォン・ナラ他。
キャスト、あらすじ、感想、視聴率、最終回などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
親愛なる判事様【韓国ドラマ】キャスト一覧
U-NEXT全32話
平均視聴率:7.26%
最高視聴率:8.6%
放送期間:2018年7月25日~2018年9月20日まで韓国SBSで放送
演出:プ・ソンチョル
「僕の彼女は九尾狐<クミホ>」「仮面」など
脚本:チョン・ソンイル
「チュノ〜推奴〜」「逃亡者 PLAN B」
「7級公務員」「恋するパッケージツアー~パリから始まる最高の恋~」など
【ハン・ガンホ/ハン・スホ役】ユン・シユン(一人二役)
双子の弟。前科5犯。/双子の兄。判事。
【ソン・ソウン役】イ・ユヨン
司法研修院生。
【オ・サンチョル役】パク・ビョンウン
弁護士。オ・デヤンの息子。ソウンの先輩。
【チュ・ウン役】クォン・ナラ
SBCアナウンサー。スホの元恋人。
【イム・グムミ役】キム・ヘオク
ガンホ/スホの母親。
【ソン・ジヨン役】クァク・ソニョン
ソウンの姉。
【サ・マリョン役】ソン・ドンイル
刑務所収監時のガンホの先輩。
【ホン・ジョンス役】ホ・ソンテ
ソウル地検検事。
【オ・デヤン役】キム・ミョンゴン
法務法人オ・デヤン代表。最高裁判事出身の弁護士。
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親愛なる判事様【韓国ドラマ】あらすじ
双子の兄弟であるハン・スホとハン・ガンホ(ユンシユン一人二役)。
成績優秀な兄スホと何かと比べられ生きて来たガンホは、犯人だと誤解されたことから犯罪を重ねるようになっていました。
ガンホとは違い勉強を重ねてきたスホは最年少で判事となるも、いつも基準通りの判決しか出さないことから「コンピューター判事」と呼ばれていました。
一方、姉に起きた事件をきっかけに判事になる道を選んだソン・ソウン(イユヨン)は、司法研修院生としてスホの判事室で見習いをすることに。
そんな中、罪を重ね前科5犯となっていたガンホは、服役を終え刑務所を出所してきます。
ガンホは久々に兄のもとを訪れるのですが、スホは謎の男により拉致されており、その事を知らない人たちからガンホがスホだと勘違いされてしまいます。
ひょんなことからスホをふりをしてしまったガンホは、スホの代わりに判事として法廷に立つことになり・・・。
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親愛なる判事様【韓国ドラマ】みどころ
本作は、主演のユン・シユンが判事と犯罪者の一人二役を演じた斬新な法廷ドラマ。
行方不明になった兄の代わりに判事として働くことになった犯罪者の弟が、なんとか誤魔化しながらも成長していく姿を描き、同時に裁判で判決を下す苦悩も描かれます。
さらに、判事とアシスタントとのロマンスや個性豊かな登場人物たちとの痛快なドタバタ劇などもあり、シリアスな法廷ドラマとは一線を画すものとなっています。
性格の違う双子を演じ分けたユン・シユンの演技力、犯罪者が判事になりすますというユニークな設定、兄が行方不明になった理由と兄を拉致した者の正体など、みどころ満載のドラマとなりました。
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親愛なる判事様【韓国ドラマ】感想・評価
犯罪捜査ものといえば主人公は刑事というイメージがある日本ですが、韓国では検事が主人公になることが多く、本作のように判事や弁護士がメインキャラクターになることも多々あります。
近年だと「ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?」や「法廷プリンスイ判サ判」などが判事を主人公にしたドラマで、恋愛模様も描かれるのも本作と同様ですね。
しかし本作にはこれらの作品には無い要素が盛り込まれていて、それは行方不明になった双子の兄のふりをして判事として法廷に立つというもの。
様々な事件や裁判を通して社会の問題を描くというシリアスなテーマがありつつ、なりすましやロマンスといったエンタメ要素も盛り込まれているのでお堅くなりすぎていないのが良かったですね。
ただ、韓国の現実を描いていたとしても相変わらずの男尊女卑にセクハラなどが普通に描かれているのは見ていて気持ちのいいものではなかったですね。
これは韓国ドラマではお決まりの要素ともいえますが、10年前のドラマと社会状況が何ら変わっていない(セクハラなどのハラスメントに気を遣っている感じが見られない)のはどうかと思いますし、この時代錯誤な設定がすごく古くさく感じてしまいました。
加えて、裁判所が舞台のドラマなのに大多数の登場人物が変人というのも気になりましたね。
これはキャラクターが個性的とも言い替えられますが、それが深掘りされることなくサラッと流されてしまうので勿体なく感じましたし、「あれ結局どうなったの?」といったところも多く、法廷ドラマのなのに粗が目立つのもどうなのかと思ってしまいました。
これがサスペンスメインのドラマだったなら緻密に描いたんでしょうけどね。
判事としての苦悩を描くヒューマンドラマと、なりすましと個性的なキャラクターが登場するコメディ、この二つの要素のバランスが悪かったんでしょうね。
ユン・シユンの一人二役とか、ロマンスとか、悪人をやり込める痛快さなどは面白かったんですけど、それらが上手くまとまっていなかったので結局何がメインのドラマなのか分かりませんでした!
まとめ:双子設定からのなりすましや、犯罪者が判事になるという展開は面白いものの、法廷ドラマとして物足りなく感じてしまいました。
登場人物のキャラクターもユニークでしたが、色々詰め込みすぎてまとまりがなかったように思います!
親愛なる判事様【韓国ドラマ】最終回感想は?
終盤までガンホが正体を明かさなかったのは賛否両論あるところですが(早めに正体を明かしてヒロインと一緒に兄を探すパターンでも良かったかも)、それを最後まで引っ張ったのはそれはそれで潔かったかもしれません。
ヒロインとのロマンスもハッピーエンドに終わり、双子の兄弟とヒロインがそれぞれの道を歩み始めたのも良かったのですが、序盤から描かれてきた事件の結末がイマイチハッキリとしなかったり、最後までセクハラ問題を引っ張るなど、ちょっと詰め込みすぎの最終回でした。
ドラマ全体が話数に対して色々と盛り込みすぎなんですよね。