ハン・ソッキュ、ソ・ガンジュン、キム・ヒョンジュ主演、名作「秘密の森~深い闇の向こうに~」の監督による本格心理サスペンス。
警察内部を監視する不正捜査チームが権力者たちの実態を暴く!
キャスト、あらすじ、感想、最終回、続編などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
ウォッチャー【韓国ドラマ】キャスト一覧
U-NEXT全20話
平均視聴率:4.548%
最高視聴率:6.585%
放送期間:2019年7月6日から2019年8月25日まで韓国で放送
演出:アン・ギルホ
「アルハンブラ宮殿の思い出」
「秘密の森~深い闇の向こうに~」など
脚本:ハン・サンウン
「赤道の男」
「グッドワイフ~彼女の決断~」
映画「ミッドナイト・ランナー」など
【ト・チグァン役】ハン・ソッキュ
監察チームの班長から不正捜査チーム長へ。同僚の不正を目撃した過去を持つ。
【キム・ヨングン役】ソ・ガンジュン
交通課から不正捜査チームのメンバーへ。幼少期に母親が殺害される現場を目撃。
【ハン・テジュ役】キム・ヒョンジュ
検事から上流階級御用達の弁護士に転身するも、ある目的から不正捜査チームの顧問となる。
【チャン・ヘリョン役】ホ・ソンテ
広域捜査隊班長。
【チョ・スヨン役】パク・ジュヒ
不正捜査チームメンバー。
【パク・ジヌ役】チュ・ジンモ
セヤン地方警察庁次長。
【ヨム・ドンスク役】キム・スジン
セヤン地方警察庁長官。
【キム・ジェミョン役】アン・ギルガン
ヨングンの父。元エリート警察官。現在服役中。
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ウォッチャー【韓国ドラマ】あらすじ
交通課の警察官をしているキム・ヨングン(ソガンジュン)は、検問中に刺され、逃走する犯人に向かって発砲してしまいます。
そのことが問題になり広域捜査隊から厳しい聴取を受けることになりましたが、監査チームの班長ト・チグァンの計らいによって解放されることに。
その後、犯人が入院している病院に向かったチグァン(ハンソッキュ)とヨングンは、そこで敏腕弁護士ハン・テジュ(キムヒョンジュ)と出会います。
実は15年前、キム・ヨングンの母が殺害されるという事件があった時、それを目撃したのがヨングンであり、その事件に関する捜査の不正を目撃したのがチグァンであり、当時検事として嘘を目撃したのがテジュだったのです。
一つの事件に巻き込まれたことで人生が大きく変わってしまった3人は、何の因果からか警察の不正を監視する監察者チームを結成することになるのですが、彼らは何を監視しどんな真実を目撃することになるのか・・・。
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ウォッチャー【韓国ドラマ】みどころ
本作は警察内部の腐敗をテーマにした本格サスペンスドラマです。
これまでのサスペンスドラマでも警察や検察、その他権力者たちの不正というものが数多く描かれてきていますが、監察をメインとした作品はあまりありませんでした。
それどころか監査官自体が上層部や権力者と繋がっていて、腐敗の温床になっていることも多く、警察内部の嫌われものというイメージさえあったんです。
そんな中本作では、監察官たちが捜査を行う上での葛藤や犯罪の裏に隠された複雑な人間関係などを描き、正義であるはずの警察の問題点についても考えさせられることになります。
加えて監査チーム内での因縁もあり、主人公3人に関係ある15年前の事件の真相についても描かれていくことに。
それぞれにトラウマを抱えた彼らは監査を通してどんな真実にたどり着くのか!?
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ウォッチャー【韓国ドラマ】感想・評価
韓国映画が好きな人なら作品に登場する警察は役立たずで内部で不正があることなんて当たり前のことだと思っているでしょうし、韓国サスペンスドラマ好きにとっても警察や検察の上層部が財閥や権力者と繋がっていて現場の警察官たちが苦労させられるのが当然だと思っていることでしょう。
そういった作品をたくさん見てきたこともあって、警察の監察官なんて権力者に都合よく使われているだけの嫌われものというイメージしかありませんでした。
しかし本作ではそんな監察官たちの苦悩や警察上層部が権力者たちと繋がっている理由の一端なども見え、警察という組織に所属しながらも所詮警察官も悩み苦しむ一人の人間に過ぎないということを思い知らされました。
主演の3人がそれぞれの持ち味を発揮していたのも良かったですし、犯人を逮捕して終わりというだけの単純なサスペンスになっていないのも「秘密の森」っぽくて好みでした。
それに善悪や敵味方がハッキリしていない設定な上に、同じチームに所属しながらもそれぞれに別の目的を持っていくというのも面白く、それゆえにセリフ以外の表情や行動などからも目が離せない作りになっているんです。
過去のある事件ありきで始まる展開や、因縁の人物たちが行動を共にすることになる設定などはよくあるものなんですが、そういった人間ドラマの複雑さがあるからこそ楽しむことが出来ました。
ただ真犯人や真相については正直予想通りで、「秘密の森」ほどの面白さは維持出来なかったように思います。
序盤はイマイチ盛り上がらなかったり我慢が必要な展開があるのも事実で、これは韓国ドラマあるあるとはいえお決まりの展開を改める必要がありますね!
ウォッチャー最終回は?
それぞれにそれなりの事情はあるもののやっぱり悪人だらけな韓国警察なのでした。
最終回近辺では黒幕の更に上や、そのまた上まで登場するという展開になり辟易。
結末が分かってしまうと、あそこでどうして別の動きをしなかったのか?とか色々邪推してしまいました。
まとめ:地味な上にかなり暗い話ですが韓国のサスペンスドラマ好きなら楽しめること間違いなしです!
ソ・ガンジュンさんも大物二人に挟まれながらも健闘していて新たな魅力をみせてくれました。
ただ「秘密の森」ほどの面白さはなく、真相についてもイマイチでした。
【ウォッチャー】続編・シーズン2は?
ウォッチャーは続編を望む声が多く挙がっています。
そもそも最後まで黒幕が捕まらなかったというのは、これが現実社会のリアルなのか続編を作るときのための保険なのかは不明ですが、そんな終わり方をすれば続編を期待する声が挙がるのも当然ですよね!
ハングルサイトで調べたところ、2021年7月時点でまだ何の発表もありませんでした。