ソ・ジソブ2年半ぶりのドラマ主演作。
伝説の凄腕スパイが双子のベビーシッターに!?様々な要素が詰め込まれたスパイアクション・ラブコメディ!
キャスト、あらすじ、感想、視聴率、タイトルのテリウスの意味などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
私の恋したテリウス【韓国ドラマ】キャスト一覧
原題:私の後ろにテリウス
韓国放送時全32話
2020年02月18日16:59~BS11にて放送予定全16話
U-NEXT全27話
平均視聴率:8.52%
最高視聴率:10.8%
放送年度2018年9月から韓国で放送
演出:パク・サンフン
「私はチャン・ボリ!」
「自己発光オフィス~拝啓 運命の女神さま!~」など
脚本:オ・ジヨン
「ショッピング王ルイ」など
【キム・ボン(テリウス)役】ソ・ジソブ
元NIS(国家情報院)ブラック要員。
【コ・エリン役】チョン・インソン
キム・ボンの近所に住む主婦。
【チン・ヨンテ役】ソン・ホジュン
Jインターナショナル代表。元詐欺師の悪名高い事業家。
【ユ・ジヨン役】イム・セミ
NIS要員。
【ラ・ドウ役】ソンジュ(UNIQ)
ハッカー出身のNIS要員。
【シム・ウナ役】キム・ヨジン
KIS(キングキャッスル主婦情報局)のリーダー。
【キム・サンリョル役】カン・ギヨン
KIS(キングキャッスル主婦情報局)の主夫
本作は、2018年のMBC演技大賞で8冠を獲得した話題作!
視聴率の面でも同時間帯視聴率1位を独走したヒット作です。
主演のソ・ジソブさんにとっては「オー・マイ・ビーナス」以来2年半ぶりのドラマ主演作。これまでに数々の大ヒット作に出演してきたソ・ジソブさんですが、2018年MBC演技大賞で最優秀演技賞と演技大賞をダブル受賞したのはキャリア初となります。
そんなソ・ジソブさんは本作で、伝説のスパイという立場でありながらベビーシッターとして奮闘することになり、シリアスさとコミカルさの両方を見事に演じ分けています。
ヒロインであるコ・エリン役のチョン・インソンさんは、夫に先立たれた双子のママ役を演じており、ソ・ジソブさんとのロマンスも披露しています。
助演陣には、初の悪役に挑戦したソン・ホジュンさんや、キム・ボンに惹かれているNIS要員役のイム・セミさん、そんなイム・セミさん演じるユ・ジヨンに片思いしているラ・ドウをUNIQのソンジュさんが演じています。
この他にも、エリンの夫役のヤン・ドングンさん、国家情報院のメンバーとしてオム・ヒョソプさん、ソ・イスクさん、北朝鮮出身の核物理学者役のナム・ギュリさん、特別出演のユン・サンヒョンさんなど、豪華な面々が出演しています。
そんの本作のOSTには、T-ARAのウンジョンによる「空に叫ぶ」をはじめ、ガホ(Gaho)、SURAN、ヤン・ダイルなどの人気実力派アーティストが多数参加しています。
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私の恋したテリウス【韓国ドラマ】あらすじ
キム・ボン(ソジソプ)は伝説のスパイ”テリウス”と呼ばれる元NIS要員。今はワケあってキングキャッスルアパートに身を隠し、ある過去の事件について日夜調べていました。
そんなキム・ボンの向かいの部屋に住むコ・エリン(チョンインソン)は、双子たちの世話とイタズラに振り回される日々を送っていました。
キム・ボンは自分についてやたら詳しいエリンを不審に思っていたのですが、そんな中エリンの夫ジョンイルが不慮の死を遂げてしまい、さらには双子が誘拐されそうになってしまいます。
ジョンイルの死と3年前の事件との関連性に気づいたボンは、秘書として働くことになったエリン一家を見守るべく双子のベビーシッターを買って出るのですが・・・。
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タイトルのテリウスとは?
「テリウス」とは日本の漫画「キャンディキャンディ」の男性主人公テリュース・グランチェスターから由来しています。
この漫画は韓国でも認知度が高く、「テリウス」は素敵な男性、王子様のようなイメージだそうです。
私の恋したテリウス【韓国ドラマ】みどころ
サスペンスチックでシリアスなオープニングからはじまるこのドラマは、そんなヒリヒリとした雰囲気から一転してファミリーコメディへと突入していきます。
そんな本作は、伝説のスパイ”テリウス”として恐れられる主人公キム・ボンがひょんなことからベビーシッターとなり、それによって巻き起こされるアクションあり、笑いあり、ロマンスありの新感覚スパイドラマです。
本作ではスパイとしてのクールでカッコいい姿と共に、様々な衣装に七変化するコミカルなソ・ジソブさんも見れるなどファン必見の場面が多数あるのもポイントとなります。
スパイとしてのアクションと、ベビーシッターとしてのファミリー感が同居しているのが特徴であり、そのギャップから笑いが産み出されています。その上、スパイと双子のママとのロマンスもあり、いわば何でもありのエンターテイメント作品になっているんです。
韓国ドラマ初のポーランドロケを敢行したことでも話題となった本作は、ワルシャワの美しい風景もみどころとなりますし、そこでのアクションシーンも必見となります!
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私の恋したテリウス【韓国ドラマ】視聴率・評価
初回視聴率がすでに前作の最高視聴率を超え、快調なスタートとなりました。
放送中は同時間帯ドラマ視聴率1位を安定して維持し、2018年放送されたMBC平日ドラマでもっとも高い視聴率を記録。
2018年はMBCドラマは惨敗だったと言われる中、本作は有終の美を収めました。
子役の印象も残っているチョンインソンさんがウラチャチャに続いてまた母親役を演じることや、相手俳優のソジソプさんとの年齢差が大きいことなど懸念されていましたが、それを払拭し、いいケミカルだったと言われています。
主演から助演まで俳優たちの演技が素晴らしかったとの評価も多数ありました。
私の恋したテリウス【韓国ドラマ】感想
韓国のみならず世界の映画やドラマでもたまにある設定が”元スパイや元殺し屋、もしくは刑事がベビーシッターになる!”というもの。
普段育児とは無縁の血生臭い世界に生きてきた男が、子供という難敵を前にして右往左往してしまう様をコミカルに描くというパターンですね。
このドタバタコメディのお手本のような設定を使った作品には、シュワちゃんや、ジャッキー・チェンをはじめ、ヴィン・ディーゼルまでもが挑戦しているほか、韓国ドラマでも「マイリトルベイビー」といった作品もあります。
スパイがご近所に住んでいるという設定はキム・スヒョン主演の映画「シークレット・ミッション」などでも描かれており、これもスパイアクションとコメディが融合した作品でしたが、本作の場合はそこにベビーシッターというもう一つの要素も入ってくるので、そのスパイとベビーシッターという落差こそが本作が面白い要因だと思いました。
スパイとしては、暗殺、殺し屋、亡命、北朝鮮などのワードからシリアスさが漂ってくるのに、もう一方では悪人よりもある意味強敵な子供たちに振り回される伝説のスパイの姿があり、それをクールなイメージのソ・ジソブさんが演じているというのが最高なんです!
それぞれの設定や展開などを取って見ると新しさはないのですが、これらを上手く一つにまとめ上げているというのが本作の素晴らしさであり、詰め込み過ぎでゴチャゴチャしてないのも見事ですね!
最初は子育てに苦悩するただの主婦だったヒロインが、のちにスパイとして活動するようになるというのもシュワちゃん主演映画「トゥルーライズ」のようで楽しかったです。
色んなジャンルの面白さが詰まっている分どれもが突出しておらず、その分クセがなく幅広い年齢層が楽しめる作品になっていました。
最後に
作品の中ではいつもしかめっ面をしているイメージがあるソ・ジソブさんが、コメディをやるとここまで面白くなるのかと気付かされた作品。
スパイというキャラクターもアクションも彼のイメージにピッタリなんですが、子育てにてんてこ舞いな姿や有名映画のパロディ、様々なコスプレ姿などの意外な姿のてんこ盛り加減はファン必見ですね!