大ヒット作「太陽の末裔」の脚本家がソン・ヘギョと再びタッグを組んで世界でヒットした復讐劇!
高校時代に激しいイジメにあっていた主人公が大人になったイジメっ子たちに復讐する!!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
ザ・グローリー輝かしき復讐キャスト一覧
Netflix全8話
放送期間:2022年12月30日よりNetflixにて配信スタート
演出:アン・ギルホ
「秘密の森」
「ウォッチャー不正捜査官たちの真実」など
脚本:キム・ウンスク
「太陽の末裔」「トッケビ」
「ミスター・サンシャイン」など
【ムン・ドンウン役】ソン・ヘギョ
小学校教諭。高校時代に自分をイジメた相手へ復讐を誓う。
【チュ・ヨジョン役】イ・ドヒョン
医師。ドンウンの協力者。
【パク・ヨンジン役】イム・ジヨン
お天気お姉さん。ドンウンのイジメ加害者。
【カン・ヒョンナム役】ヨム・ヘラン
ドンウンの共犯者。素人探偵。
【チョン・ジェジュン役】パク・ソンフン
ゴルフ場経営者。ドンウンのイジメ加害者。
【ハ・ドヨン役】チョン・ソンイル
建設会社代表。ヨンジンの夫。
【イ・サラ役】キム・ヒオラ
画家。ドンウンのイジメ加害者。
【チェ・ヘジョン役】チャ・ジュヨン
CA。ドンウンのイジメ加害者。
【ソン・ミョンオ役】キム・ゴヌ
ジェジュンのパシリ。ドンウンのイジメ加害者。
高校生時代を演じた俳優たち
チョン・ジソ
シン・イェウン
ソン・ビョングン
ペ・ガンヒ
ソン・ジウ
ソ・ウヒョク
「トッケビ」「ミスター・サンシャイン」などの名作を生み出したキム・ウンスク脚本家が、最高視聴率41.6%を記録した大ヒット作「太陽の末裔 Love Under The Sun」で主演したソン・ヘギョさんと再びタッグを組んだ世界的ヒット作!
既に続編となるPart2の公開が2023年3月10日に予定されています。
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ザ・グローリー輝かしき復讐あらすじ
高校時代に壮絶なイジメを受け人生を壊されてしまったドンウン(ソンヘギョ)は、18年経ってイジメ加害者たちへの復讐計画を実行に移す。
ドンウンをイジメていた加害者たちはそれぞれに成功し地位もお金も名誉も持っていたが、ドンウンは彼女たちの前に堂々と姿を現し宣戦布告をする。
そしてドンウンはイジメのリーダー格であったヨンジン(イムジヨン)に接触するため、ヨンジンの娘が通う小学校の教師となりヨンジンを戦々恐々とさせる。
そんなドンウンは大学時代に知り合ったヨジョン(イドヒョン)と夫からDVを受けているヒョンナム(ヨムヘラン)と出会い仲間に加えることにするのだが・・・。
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ザ・グローリー輝かしき復讐みどころ
高校時代に酷いイジメに遭っていた主人公が、18年後に復讐をする様を描いた作品。
イジメというテーマや復讐劇というジャンルは珍しいものではありませんが、本作はイジメのシーンがかなり過激なので観るのに注意が必要となります。
そして、そんな被害者と加害者たちを演じた若手俳優陣や、それぞれに嫌らしい大人となった加害者たちを演じた俳優陣の演技力が素晴らしく、過激なシーンが更にキツく感じるのも特徴です。
そんな中でも、主人公役のソン・ヘギョさんと加害者のリーダー役のイム・ジヨンさんの存在感が突出しており、彼女たちの演技力対決は見応え抜群なものとなっています!
主人公の復讐劇以外にも、父親を亡くしたヨジョンの鬱屈とした思いや、主人公を想うヨジョンの姿、夫からDV被害を受けるヒョンナムと主人公の奇妙なコンビネーション、そして加害者たちが仲間割れしていく展開なども描かれるなど、みどころは沢山あります。
突如失踪したイジメ加害者たちの内一人は、一体誰がどうしたのか?
イジメ加害者たちの間に起きる様々な問題の結末と過去を知った家族が取る行動とは?
そして主人公の復讐は見事成功を収めるのか!?
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ザ・グローリー輝かしき復讐感想・評価
何故この作品がヒットし、数多くの人が見ているのか?
確かに復讐劇としての痛快さや主人公がジワジワとイジメ加害者たちに迫る展開はスリリングでしたが、復讐があるならば当然被害を受けるシーンもあるわけで、そのイジメシーンが見ていてとにかく不快なんです!!
それに復讐の本番は後半からですから、そこまで我慢しなければいけないのも難点でした。
家庭の問題や社会的状況など様々な要因があるのかもしれませんが、それが丁寧に描かれていたとはいえず、それなのに本作で描かれているのはイジメというよりも拷問レベル!
そのイジメも周りに見つからないようにやっているのでもなく、証拠を残さないようにもしておらず、気をつけなくても誰もが気付くほどなんです。
なにせ、加害者は元からイジメていることを隠すつもりもなく、自分がイジメていると堂々と発言しても誰からも罰されることはない立場にいると分かっているからなんです。
つまり、そんな人格と状況を作った親や教師に学校も共犯ということ!そして警察もグルって…。
教師が主人公を何十発も平手打ちするシーンなんて酷すぎて見ていられませんでしたし、よくこのシーンがカットされずに放送されたことに驚くほどでした。
そんな主人公の親も親で、娘を殴った相手から金を貰って喜んでいますし、ほんと救いようがない奴らばかり…。
実際に韓国で起きたイジメ問題や格差社会について描くためにはこの内容が最適なのかもしれませんが、正直なところ苦手なスプラッター作品を見たほうがまだマシだ!と思えるほど内容がエグすぎました!!
そして、それだけイジメシーンに力を入れているのに、肝心の大人になってからのシーンがやけに雑なんです。
これは続編に備えてあらかたストーリーを進めておくためなのかもしれませんが、本作はやけにテンポがよく都合が良すぎる展開が目立ち、復讐相手にジワジワと近づいていくスリルというものが希薄になっていました。
計画を実行するまでの18年の間に色々と動いていたにしても、そこがあまり描かれていないので都合良すぎに感じるんですよね!
予想外のことに驚かされるという意味では描かなかったのは正解かもしれませんが、伏線が回収されるかもしれないのが続篇とは…。
それにおばさん素人探偵をアッサリと信用して計画を話してしまうのも「大丈夫なのか?」と心配になりました。
この辺りに綿密さが感じられず、後半の展開があらかた予想できてしまうのもマイナス要因かと。
このことが後半への引きとなるのか、それともネタバレとしてつまらなく感じるのかで評価が分かれるかもしれません。
見ていて自分がイジメにあっているかのように感じたり、変に誤魔化すことなくリアルにイジメシーンを描いているのは凄いと思いましたし、顔を見るだけで嫌な気分にさせられるイジメ加害者役を演じた俳優陣の演技力も高いのでしょうが、我慢してまでそんな嫌なシーンを見て最後に復讐が成し遂げれたからといってそれまでの我慢が帳消しになるのか??
作品が持つメッセージ性については理解出来るものの、復讐が成し遂げられるまで我慢し続けるというのはキツすぎました。。。
最後に
世の中にイジメをテーマにした作品がこれだけ多く作られているということは、実際にこういう問題が山ほどあるということですし、このテーマが人気だということでしょう。
それにしたって、あまりにも序盤のイジメシーンがエグすぎました。。。
国内のドラマでは色々と規制があって激しいシーンは描けなかったのかもしれませんが、それでもここまで過激にする必要はあったのか?
これが殺人を扱った作品なら、被害者やその関係者が復讐するというのは痛快に感じたでしょうが、イジメという問題が私達の身近で起きるものだからこそ、殺人や戦争というものよりも怖く感じたのかもしれません。
テーマはイジメですが復讐劇という設定や展開自体は珍しいものではないので、だからこそ刺激を加えたのかも??
それに続編を作るのがNetflix作品のお決まりとはいえ、この手の作品で数ヶ月も間があくのは得策とはいえないかと!
「キングダム」「還魂」のように分かりやすくパート分けされるなら問題ないですが、本作や「ペーパーハウスコリア」のような作品は区切りがつくところまで一気に制作すべきだと思いますね。
同じ復讐劇だと「マイネーム:偽りと復讐」の方が断然好きかな!!
それにしてもドヨンは何でこんな最低女と結婚したのか!?
職場での人当たりの悪さや表情の歪さを見れば到底好きになるとは思えないんですが…。