それでも僕らは走り続ける【韓国ドラマ】キャスト・あらすじ・最終回感想は?

 

それでも僕らは走り続ける韓国ドラマ

イム・シワン、シン・セギョン、スヨン(少女時代)、カン・テオ(5urprise)共演で贈るヒューマンラブストーリー。

アスリートと翻訳家の恋愛模様を中心に、若者たちの出会いと成長を丁寧に描いた新世代のドラマです!

キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。

(トップ画像公式ページより)

 

 

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目次

それでも僕らは走り続けるキャスト一覧

原題:Run On

Netflix全16話

平均視聴率:3.0%

最高視聴率:3.8%

放送期間:2020年12月16日~翌年2月4日まで韓国JTBCで放送

演出:イ・ジェフン
「鄭道伝(チョン・ドジョン)」
「キム課長とソ理事」
「私だけに見える探偵」など

脚本:パク・シヒョン

【キ・ソンギョム役】イム・シワン
陸上選手。政治家の父親と女優の母親を持つ。

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【オ・ミジュ役】シン・セギョン
翻訳家。ソンギョムの通訳。

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【ソ・ダナ役】スヨン(少女時代)
ソミョングループ会長の娘。

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【ヨンファ役】カン・テオ(5urprise)
美大生。

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【キム・ウシク役】イ・ジョンハ
ソンギョムの後輩陸上選手。

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【パク・メイ役】イ・ボンリョン
ミジュの先輩で同居人。映画配給会社の社長。

【チョン室長役】ヨン・ジェウク
ダナの部下。

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【キ・ジョンド役】パク・ヨンギュ
ソンギョムの父。国会議員。

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【ユク・ジウ役】チャ・ファヨン
ソンギョムの母。有名女優。

【キ・ウンビ役】リュ・アベル
ソンギョムの姉。世界ランク1位のプロゴルファー。

【ソ・テウン役】チェ・ジェヒョン
ダナの異母弟。人気アイドル。

 

本作は、大ヒットドラマ「キム課長とソ理事」を手掛けたイ・ジェフン監督が新人脚本家とタッグを組んだ作品です。

本作のOSTには、主演のイム・シワンをはじめ、LOVELYZのKei&MONSTA Xのジュホン、MAMAMOOのソラ、ペク・チヨン、ボーカルデュオ2F、THE BOYZ ニュー&ヒョンジェ&ソヌ、GFRIEND ユジュなど、豪華アーティストが参加しています。

 

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それでも僕らは走り続ける あらすじ

イケメン陸上選手として人気のキ・ソンギョムは、肝心の競技においては万年2位という地位に甘んじていました。

そんな中、親しくしている後輩選手が他の選手からいじめを受けているということを知ります。

何とか解決しようとするソンギョムでしたが、ある日も後輩がやられている姿を目撃したことで、遂にソンギョムは暴力事件を起こしてしまうのです。

一方、映画の翻訳家として働いていたオ・ミジュは、ある揉め事を起こしたことにより通訳として働く仕事を押し付けられます。

海外メディアからインタビューを受ける陸上選手の通訳をすることになったミジュは、そこでソンギョムと知り合い次第に親しくなっていきます。

そして、ソンギョムが海外メディアの前で暴力事件の真相を暴露することの手伝いをすることになり・・・。

 

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それでも僕らは走り続ける みどころ

本作は、若者たちの恋愛模様と現代社会における古い体質の問題点を描いたヒューマンラブストーリーです。

ラブストーリー自体はオーソドックスなものなんですが、主人公のキャラクターが韓国ドラマにしては珍しい中性的な天然キャラであったり、男女とはこうあるべきものだという既存のラインから外れたドラマになっているのが特徴です。

男性よりも女性たちの方が男らしかったり、おくすことなく意見を発する姿もかっこ良いなど、非常に現代的なキャラクター設定になっているのもポイントです。

ドラマ的には派手さはありませんが、登場人物たちが自分の思いや意見をハッキリと口にする点が面白く、そんな中でソンギョムがふわふわしているためミジュと会話が噛み合っていないのが微笑ましくありました。対してダナとヨンファの二人は、ダナのキツいところをヨンファが優しく包み込むような関係であり、この二人がうまくいくのかも注目となります。

そして本作は恋愛ドラマのみならず、性別による差別、閉ざされた社会でのイジメ、様々な親子問題など、誰もが共感出来るエピソードを盛り込んだヒューマンドラマでもあるのですが、それが大袈裟に描かれていないのでとても見やすくなっています!

 

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それでも僕らは走り続ける 感想・評価

いやー、面白かった!

最初はかなり地味なドラマなのかなとあまり夢中になれずにいたんですが、結果としては回を追うごとに面白くなっていく濃密なドラマだったと思います。

濃密とはいってもラブストーリーを軸にして様々な要素が盛り込まれているというタイプではなく、過去から続いてきた業界の悪しき体質やしがらみだったり、親の言うことが絶対という慣習と戦う若者たちの姿がラブストーリーと共に描かれているというものなんです。

多くの作品では、ラブストーリーにサスペンスやコメディ、ヒューマンドラマにSF要素などを付け加えることで物語に奥行きを与えているのが殆どだと思うんですが、本作ではそんなことはせずにリアルテイストで描いたものがストーリーにマッチしているんですね!

パッと見は盛り上がりどころの少ない作品に見えてしまうかもしれませんが、実は俳優登場人物の感情の起伏が丁寧に描かれていますし、仕事やプライベートでの悩みだったり周りの人々との関係性などもきちんと描かれているので世界観に入り込みやすくなっているんです。

そして、主人公のキャラクターが面白いのも魅力で、会話の組み立てや言葉選びも独特な上に感情が表に出るタイプでもないので、怒ってる相手も気が抜けてしまったり逆に火に油を注いでしまう可能性もあるという変わり者なんです。

世間知らずな天然キャラにも見えるのですが、実は家庭環境から来る感情をセーブする癖があったんですが、それが暴力事件を切っ掛けとして変わっていくこととなります。この辺の心の変化や成長がうまく描かれているのも良かったですね。

メインキャスト4人の設定や、セレブと庶民の恋というのは王道なんですが、ストーリーは規定路線ではないためありきたりには見えませんでしたし、セレブであっても絵に描いたような分かりやすいキャラクターになっていないのも新鮮でした。

加えて、ヒロインが翻訳家/通訳という職業なこともあって、本作では”言葉”が重要となってくるのもポイントでしたね。

主人公の発する台詞が言葉足らずだったり理解力が乏しいところもあり、なかなか会話が噛み合わないところがクセになって笑えたりするのですが、恋愛面から言えばそれによって誤解が生じたりもするので、それがいいアクセントになっていたりもします。

ただ、ほとんどの登場人物はまともでいい人ばかりなんですが、政治家の父親は世間体ばかり気にする昔ながらなタイプですし、主人公の後輩はイジメというレベルでは収まらない暴行事件を起こし監督もそれを黙殺する始末ですし、ヒロインの恩師(として威張っている)もパワハラ全開なおじさん。

大多数がいい人な分、これらの悪人たちが凄く目立っているんですよね。

もちろん”全員いい人”という都合のよい世界はあり得ませんが、作品全体の雰囲気からするとちょっと過剰なようにも感じました。

最初はこの気分が悪くなる展開を見たくなかったのですが、通常なら終盤にくる主人公たちが声をあげ古い体質の問題点を浮き彫りにするという展開が序盤にあるのはこれまでにないもので、我慢の展開が短いというのは性に合っていました。

ラブストーリーに関しては、テイストの違う恋愛ドラマが同時進行されるのでお得感がありました。

ソンギョムとミジュのメインカップルは基本ほのぼのとした癒し系タイプなんですが、ソンギョムが有名人の息子ということもありミジュとの交際を父親から反対されるという定番の流れがあります。

しかし、女優の母親やプロゴルファーの姉は二人に優しいので、よくある昼ドラのような展開にはなっていませんでした。

そして、ダナとヨンファの二人にも身分差という障害があるのですが、実はこちらの二人のエピソードの方がメインカップルっぽく、主人公たちのような穏やかな路線とは違った王道のラブコメ路線が見れるのも差別化出来てて見応えがありましたね。

最終回感想は?

最終回に関しては、ちょっと予定調和なハッピーエンドというものでしたが、これからも様々な問題にぶつかりながらも走り続けていくという描かれ方になっていたのでとても満足のいくエンディングだったと思います!

まとめ:病気や事故、過去の因縁や親同士の問題などを取り入れてラブストーリーに起伏を持たせるというパターンを選択せず、親や社会の闇に対し問題提起することでかなりリアルなドラマに仕上がっていました。ほのぼとのとした癒し系ラブストーリーと、情熱的な悲恋の二つか同時に描かれているのも魅力でしたね!

最後に

本作では昨今韓国で話題となっているイジメ問題が扱われています。

タイミング的には問題が浮き彫りになる前なのですが、どこの国でもこのような問題はあるはずなのでたまたまだったのかもしれません。

本作ではこの問題を刺激的な要素として加えているのではなく、実際に解決すべき問題としてリアルに描いていたのが良かったです。

世間に隠蔽体質がバレても安易に解決することはないというのは悲しく思いましたが、それをリアルに描いているからこそ感情移入出来たんでしょうね。

 

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