結婚したくない男と、結婚したい女による偽装恋愛を通して描かれる本当の幸せとは?
驚異の女性支持率を獲得したマリッジバイブル!
キャスト・視聴率・あらすじ・感想・みどころをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
【恋愛じゃなくて結婚】キャスト・視聴率
全16話
平均視聴率:2.3%
最高視聴率:3.3%
放送年度2014年6月から韓国で放送(ケーブルテレビtvN)
演出:ソン・ヒョンウク
脚本:チュ・ファミ
【チュ・ジャンミ役】ハン・グル(ハングル)
【コ・ギテ役】ヨン・ウジン
【ハン・ヨルム役】チョン・ジヌン(2AM)
【カン・セア役】ハン・ソナ(元Secret)
【イ・フンドン役】ホ・ジョンミン
【ナム・ヒョニ役】ユン・ソヒ
【シン・ボンヒャン役】キム・ヘスク
【ノ・ジョンスン役】キム・ヨンオク
【コン・ミジョン役】パク・ヒジン
【コン・スファン役】キム・ガプス
【ナ・ソニョ役】イム・イェジン
【チュ・ギョンピョ役】パク・チュンギュ
本作は若手演技派からK-POPスターまで出演したフレッシュなキャストをメインに据えたユニークな恋愛ドラマです。
2014年にビューティーアプリの女性会員を対象に「最もお似合いのラブコメカップルは?」というアンケートを実施したところ、本作のヨン・ウジン&ハン・グルカップルが2位に選ばれました。
因みに1位は『大丈夫、愛だ』のチョ・インソン&コン・ヒョジンカップルでした。
当初はヒロイン候補としてイ・ハニさんの名前も挙がっていたそうです。
OST情報
本作のOSTは元祖国民的アイドルグループ「god」のソン・ホヨンさんとデニー・アンさんが参加してることでも話題となりました。
その楽曲「1日だけ」をはじめ、Benさんとハン・グルさんがバージョン違いで歌っている「恋愛はもうやめ」や、「キム・ナヨン/望んで望んで」、「Mamamoo/Love Lane」などがあります。
【恋愛じゃなくて結婚】あらすじ
ジャンミ(ハングル)は結婚願望が強く、恋人のフンドン(ホジョンミン)にも自らプロポーズしようと準備していました。
しかし、それに気づいたフンドンはジャンミに何も言わず連絡を断ってしまうのです。
それに納得がいかないジャンミは何度も連絡をし、フンドンの元へも訪ねるのですが、その行動がストーカーだとみなされ裁判にまで発展してしまいます。
そんな中、フンドンの友人で結婚を頑なに拒否する美容整形外科医のコン・ギテ(ヨンウジン)は、母親から絶対に嫌われそうなジャンミを結婚相手として紹介し、結婚そのものを諦めさせようとします。
しかし、ジャンミのようなタイプを好きになるわけがないと思って相手に選んだギテでしたが、徐々に惹かれていくようになるのです。
そして、フンドンを見返すためにギテと契約恋愛することにしたジャンミでしたが、フンドンの経営するカフェで働くハン・ヨルム(チョンジヌン)に惹かれていて・・・。
さらに、ジャンミとギテに嫉妬をするようになったフンドンと、ギテの元婚約者カン・セア、ジャンミに惹かれるヨルム、フンドンを狙うヒョニも加わり複雑な人間関係が形成されていきます。
【恋愛じゃなくて結婚】みどころ
本作は”結婚に執着する女”と”結婚を嫌悪する男”という正反対の二人が偽装恋愛を通して、本当の幸せとは何か、結婚とは何かを探していく物語です。
そんな二人なので終始ぶつかり通しなんですが、その描きかたが非常にコミカルなものなので気軽に楽しめると思います。
他にも”結婚が似合わない男”や”結婚が要らないと考える女”、”結婚が取引きだと思う男”、”結婚とは宝くじだと信じる女”が登場し、それぞれに結婚や恋愛に対する考え方の違う男女6人が対立し、恋愛ドラマを繰り広げることになります。
このキャラクターの多彩さが他の作品にはないユニークさとなっています。
ただ単純な、契約恋愛から本当の恋に!という話ではないのも特徴で、何で結婚に執着するのか、何で結婚したくないのかなどの事情も描かれ、そこには主人公たちの家族の問題も重要となってきます。
親たちが抱えた問題が子供たちにも影響を及ぼし、それが心の傷となって片寄った結婚感を作り上げているんです。
そんなシリアスな話をコミカルに描くことでこのドラマが特別なものになっています!
各話のサブタイトルにもあるように、女性は元より多くの人の共感を呼ぶエピソードがたくさん描かれていて、ただドタバタを描いたのとは違うラブコメ作品となっています!
【恋愛じゃなくて結婚】感想と評価・評判
この作品はメインとなる6人のキャラクターの考え方の違いを描き展開していくドラマだと思いました。
それぞれが個性的で、恋愛や結婚に対して誰一人同じ考えがいないのが特徴です。
特にヒロイン・ジャンミのキャラクターはこれまでのヒロインのイメージを変えるもので、ヒロインなのに憎まれキャラというか、恋愛に対して執着し過ぎててストーカーだと言われたりと、他のドラマだと二番手、三番手の女性キャラのような迷惑なタイプなんです!
本作の中でも3人の男を手玉に取るようなキャラでもあるので、男としては理想のヒロインとは程遠いものでした。
ただ、このドラマの女性支持率が非常に高かったように、これまでの男性の理想とするヒロイン設定よりかは本作の方が女性受けがいいようですね。
他の登場人物は、結婚に対して嫌なイメージしか持っていないギテや、一度は主人公のギテと婚約をするものの破局となってしまったセア、駆け引き上手だが恋愛にも結婚にも興味がないヨルム、恋愛はしたいが結婚したくないお坊っちゃまフンドン、計算高く積極的で結婚によって勝ち組になりたいヒョニと、見事にバラバラ!
この6人による複雑な関係と、ジャンミとギテの契約恋愛を非常にコミカルに描いていて、女性向け作品ではあるものの男でも楽しむことが出来ました。
この手の作品の定番となる親の反対なども描かれてはいますがその部分も他とは違っていて、真っ正面から反対せず真綿で首を絞めるようにヒロインを追い詰めていくギテの母が印象的ですね。
それに真っ向から対抗するジャンミの姿は、ひたすらに耐えるだけのものとは違って痛快なものでした!
最後に
ヒロイン役のハン・グルさんは、一見すると正統派の韓国美人って感じではないんですが、役柄もあってかコロコロ変わるバリエーション豊かな表情や仕草がとても可愛い人でした。
しかし男としては、結婚に対して執着しすぎてたり、ヨルムが好きと言いながらギテのことも心配だったりするジャンミの行動が軽すぎる気がしてあまり好感は持てませんでした。
独りで居たくない理由はわかるんですが、移り気過ぎるというか男からすると困ったタイプですね。
なんで一時期3人から好かれたのかもよく分かりませんし。
ラブコメとしては強烈な作品なんですが、二人のトラウマについてはちょっと地味で、そのバランスはあまりよくないですかね。
作品をトータルで見ると”面白かった!”と言えるんですが、好きなキャラクターと呼べる人は居ませんでした。
女性キャスト3人は皆可愛いんですけどね。