「刑務所のルールブック」の脚本家による青春スポーツドラマ!
田舎の中学校を舞台にバドミントン部の活躍と友情、成長、恋愛ドラマを描いた感動コメディ!!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
ラケット少年団【韓国ドラマ】キャスト一覧
Netflix全16話
平均視聴率:4.93%
最高視聴率:5.6%
放送期間:2021年5月31日~8月9日まで韓国で放送
演出:チョ・ヨングァン
「ジキルとハイドに恋した私」
「被告人」「胸部外科~心臓を盗んだ医師たち~」
など
アン・ジョンヨン
脚本:チョン・ボフン
「応答せよ」シリーズ(脚本家チームの一人)、「刑務所のルールブック」など
【ユン・ヘガン役】タン・ジュンサン
ソウルから転校してきた中学3年生。ソウルでは野球部に所属。
【パン・ユンダム役】ソン・サンヨン
海南西中学校バドミントン部キャプテン。中3。SNS中毒。
【ナ・ウチャン役】チェ・ヒョンウク
海南西中バドミントン部メンバー。中3。ヒップホップ好き。
【イ・ヨンテ役】キム・ガンフン
海南西中バドミントン部メンバー。中2。父親は自然人。
【ハン・セユン役】イ・ジェイン
ヘナン第一女子中学校バドミントン部エース。
【イ・ハンソル役】イ・ジウォン
セユンのダブルスパートナー。
【チョン・インソル役】キム・ミンギ
海南西中3年。学力1位の生徒会長。
【ユン・ヒョンジョン役】キム・サンギョン
ヘガンの父。海南西中学校バドミントン部コーチ。
【ユン・ヘイン役】アン・セビン
ヘガンの妹。
【ラ・ヨンジャ役】オ・ナラ
海南第一女子中学校バドミントン部コーチ。
【ぺ・監督役】シン・ジョングン
監督
【オメおばあさん役】チャ・ミギョン
村の口うるさいおばあさん。ヘガン、ヘイン兄妹を可愛がる。
大ヒットドラマシリーズ「応答せよ」で脚本家チームの一人として参加し、多くの人気俳優を排出した「刑務所のルールブック」も出掛けた脚本家チョン・ボフンさんによる青春ドラマ。
主演は「愛の不時着」で第五中隊の末っ子を演じ、「ムーブ・トゥ・ヘブン: 私は遺品整理士です」でアスペルガー症候群の青年を演じて高い評価を得たタン・ジュンサンさん。本作ではこれまでとは違い、生意気で自信過剰な熱血キャラを演じています。
そんな主人公のチームメイトを演じるのは、様々なドラマで子役として活躍しWEBドラマでは主演も務めているソン・サンヨンさんに、ウェブドラマ「リアルタイム:ラブ」で注目を集めたチェ・ヒョンウクさん、そして近年の子役の代表格で「椿の花咲く頃」でメインキャストを演じたキム・ガンフン君が小学生ながらも中学生役を演じチームのマスコット兼ムードメーカーとして活躍しています。
さらに、女子バドミントンの国家代表でツンデレヒロインを演じるイ・ジェインさん(次回作では主人公を演じる予定)や、その友人役を「悪霊狩猟団カウンターズ」で主人公の友人を演じていたイ・ジウォンさんが、「女神降臨」で注目されたキム・ミンギさんが途中から主人公たちと合流する優等生役を演じています。
このように今後活躍が期待される若手俳優たちを主人公にしたドラマになっています。
そして彼らの周りの大人たちを演じるのは、映画として「殺人の追憶」やドラマ「大王世宗」などで知られるキム・サンギョンさんが頼りないバドミントンコーチを演じ、その妻でエリートコーチを「SKYキャッスル」などのオ・ナラさん、バドミントン部監督役のシン・ジョングンさんが演じています。
刑務所のルールブックの出演者たちがカメオ出演
他にも有名俳優がカメオ出演しているのでお見逃しなく!
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ラケット少年団【韓国ドラマ】あらすじ
中学3年生のユン・ヘガン(タンジュンサン)は野球チームのエース候補として期待されていましたが、親の都合により大都会ソウルから田舎町へと引っ越すことになります。
引き続き野球を続けたいヘガンでしが、バドミントンのコーチをしている父親に頼まれ仕方なくバドミントン大会に出場することに。
実は小学生の頃天才バドミントン少年として有名だったヘガンは、バドミントンチーム”ラケット少年団”の仲間や、ヘガンの母親がコーチを務める女子バドミントン選手たちと親交を深めていくことで、次第にバドミントンと真剣に向き合うようになり・・・。
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ラケット少年団【韓国ドラマ】みどころ
本作は、バドミントンを題材としたスポ根ドラマであり、中学生の少年少女たちの青春ドラマでもあります。
スポ根ドラマといっても暑苦しいものではなく、Wi-Fi環境を整えてもらうために頑張る子供たちや、前時代的な指導方法とはちがったコーチングをする大人たちの姿が描かれるなど、実に現代にマッチしたものとなっています。
バドミントンを通して育まれる友情や、小さな田舎町での心温まる人間関係に、中学生のならではの恋愛模様、そしてチームメイトたちそれぞれの家族ドラマなど、本作には様々な形の笑いと感動が溢れています。
主人公がバドミントンから野球に転向した理由や、再びバドミントンに熱中する課程などにも注目しながら、若者たちの成長ドラマを温かく見守りましょう!
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ラケット少年団【韓国ドラマ】感想・評価
分かりやすい韓流スターは出ていないものの、名作ドラマ「ムーブ・トゥ・ヘブン」で名演技を披露したタン・ジュンサン君の新作ということで見た作品でしたが、予想外に面白かったですね!
主人公たちが若い俳優たちな分、周りを有名俳優が固めていたのも良かったですし、脚本家の繋がりから豪華俳優陣が特別出演しているのも見ていて小さな驚きがあって楽しかったです。
スポ根ドラマといっても昭和のドラマ的なノリではなく、成長と友情のドラマと共に笑いが散りばめられていて見やすかったので、韓国ドラマ初心者でも入りやすい作品と言えます。
中学生たちの友情のドラマであり、主人公とヒロインの甘酸っぱい恋愛模様にもキュンキュンさせられ、家族ドラマに涙し、子供たちと共に大人たちも成長するなど、愛憎劇やサスペンスが得意な韓国ドラマとは思えない爽やかさがありました!
ただし主人公の父親のいい加減さには呆れてしまいましたが。。。
人によっては刺激が足りないと感じたり、テンポが悪いと思うかもしれませんが、普段刺激的な作品ばかり見ていると本作のような作品を見てホッとするのもアリだと思います。
ただ、東京オリンピックを通して露になった韓国への不信感や、スポーツ選手の不祥事などを見ていると、爽やかなスポ根ドラマに対して素直に楽しめない自分もいました。
まぁ、日本でも政治的アピールはないにしても協会内でのゴタゴタはあるんですけどね。
変に邪推しないで見た方が楽しめるドラマだと思います。
とはいえ、インドネシアの方たちを侮辱したという批判が集まった試合シーンがあったりと詰めの甘い部分もあり、韓国に対するイメージの悪さやこの問題から本作を避けている方もいるかと思います。
作品の内容的には素晴らしい青春ドラマであり、笑いと涙と甘酸っぱい初恋が詰まった素敵な作品なのは間違いないんですが、様々な問題が足を引っ張っているのは残念に思います。
まとめ:韓国では珍しいスポーツ青春ドラマ!
バドミントンを通して描かれる中学生たちの友情のドラマに笑い、成長に涙し、甘酸っぱい初恋にキュンキュンする素敵な作品です。
最後に
私も大好きな脚本家による作品であり、期待の若手俳優タン・ジュンサンさんの主演作ということで元々期待していたんですが、見る前に作品や韓国に対するマイナスのイメージがあってしばらく見るのを避けていました。
しかし、実際に見てみるとそんなマイナスイメージはすぐに吹き飛んでしまいもっと早く見ておけば良かった!と後悔するほど面白い作品でした。
韓国ドラマではよくあることですが、本作でも「これ必要か?」と思うような唐突な展開があったり(村と迷惑登山者の問題とか)、気になるところが最後まで解決しないままだったりという不満はありましたが、総合的には無理がなくいい意味で韓国らしくない優しい作品だったと思います。
ただ、スポーツドラマであると共に学園ドラマや家族ドラマという一面もあるので、バドミントン以外の学校での生活などがもっと描かれていたら良かったですね。