ソジソプ主演のサイバーサスペンス!無駄な要素を一切省いた骨太の作品です。
キャスト、あらすじ、感想、みどころなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
ファントム(幽霊/韓国ドラマ)キャスト一覧
原題:幽霊
全20話
平均視聴率14.0%
放送年度2012年5月から韓国で放送
演出:キム・ウニ
脚本:キム・ヒョンシク
【キム・ウヒョン役】ソ・ジソプ
【ユ・ガンミ役】イ・ヨニ
【チョ・ヒョンミン役】オム・ギジュン
【クォン・ヒョクジュ役】クァク・ドウォン
【チェ・スンヨン役】ソン・ハユン
【パク・ギヨン役】チェ・ダニエル
【イ・テギュン役】ジオ(MBLAQ)
【ハン刑事(ハン・ヨンソク)役】クォン・ヘヒョ
【ピョン・サンウ役】イム・ジギュ
【カン・ウンジン役】ペク・スンヒョン
【イ・ヘラム役】ペ・ミニ
【シン・ギョンス役】チェ・ジョンウ
【チョン・ジェウク役】チャン・ヒョンソン
本作はソ・ジソプ2年ぶりのドラマ復帰作で、ヒロインのイ・ヨニにとっても1年ぶりの作品となります。
2人の共演は2008年の『U-Turn』以来となります。
ファントム(幽霊/韓国ドラマ)OST情報
このドラマのOSTはチェ・ソンウク音楽監督によるもので、多数の楽曲が音楽チャートで上位にチャートインしました。
MBLAQによるメインタイトル「ゴースト~一緒に恋したじゃないか」や、Block B「Burn Out」、シン・ボラ「恋しくて泣く」、イ・スヨン「恋しくて涙が出る」など、ヒット曲満載です。
ファントム(幽霊/韓国ドラマ)あらすじ
このドラマは、ある人気スターの飛び降り事件からすべてが始まります。
スターのシン・ヒョジョンは、デマによっての誹謗中傷に悩まされていて、事件の直前にTwitterに遺書が残されていたことから、警察は自殺と判断していました。
警視庁サイバー捜査隊のチーム長キム・ウヒョンと女性刑事ユ・ガンミは、国際的ハッカー”ハデス”を追うなかで、ハデスがハッキングしたIPアドレスが自殺したシンのものと知り、事件との関連を疑うようになります。
そんな中、ハデスによりシンの自殺時の動画が流出し、自殺ではなく他殺だと判明します。
そして、ハデスを追っていたウヒョンは、警察学校時代の親友パク・ギヨンがハデスであることを知り、シン事件についても追求するのですが、自分は犯人ではないと主張します。
ギヨンは自分に罪を着せた犯人を探すうちに、別の殺害事件の動画を発見し、ウヒョンの秘密も知ることになります。
秘密を知られたウヒョンは、ギヨンと会い彼に銃を向けるのですが、その時爆発が起こり・・・。
ファントム(幽霊/韓国ドラマ)みどころ
やはり一番のポイントは、刑事のウヒョンとハッカー・ハデスが爆発事故を機に入れ替わる!ということでしょう。
これは1話のラストから2話にかけて起こるので、ハデスがウヒョンとして生きることになってからがこのドラマの真のスタートと言えます。
元々サイバー捜査隊にいるので、パソコンの扱いやハッキングなどもお手のものなのですが、ハデスことギヨンがウヒョンに成り変わってからは、性格も好みも変わり全く違ったキャラクターになるんです。
つまりは、ソ・ジソプの変わった一人二役ということですね。
双子で入れ替わる話などはラブコメでよくある設定ですが、本作は死んだ友人の顔に整形し、犯罪者が警官に成り変わるというもの!
この秘密を知られないようにしながら、別人のフリをして真犯人探しもしつつ、裏切り者がいるかもしれないと構えるという、まぁ忙しいことになっているんです。
当然、そんなウヒョンのことを怪しむものもいるんですが、話が進んでいくと真犯人を探すために協力していくようになるお決まりの展開も楽しいです。
ただ普通に犯人探しするドラマとは一線を画す内容なので、複雑なサスペンス作品が好きな人にもってこい!の作品と言えるでしょう。
ファントム(幽霊/韓国ドラマ)感想と評価・評判
ドラマとして魅力的で、サスペンスとして優秀な作品ではありますが、突っ込みどころも満載の作品ですね。
1,他の韓国ドラマと同じように、SNSの描かれ方が大袈裟過ぎる。依存率高過ぎ、浸透速度早過ぎなど、どの作品でもやり過ぎ感がありますね。
2,入れ替わっていることがバレるとまずいのに、軽率な発言や成りきろうとする気配もなく、天才ハッカーなのに違法行為がすぐバレる。
3,サイバー捜査隊なのに警備が甘い。捜査員少なすぎる。
などなど、ドラマを盛り上げるためにわざと大袈裟にしたり、隙を作ったりしてるのがバレバレなのがちょっと冷めますかね。
一つの事件から始まり、事件の規模が雪だるま式にドンドン大きくなっていく展開は、定番ではありますがスゴく上手く作られていました!
登場人物も皆魅力的ですし、ハマってしまえば細かい突っ込みどころも気にならないかもしれませんね。
粗捜しをするような見方をしなければ、サスペンスドラマとしてかなりの秀作だと思います。
最後に
イ・ヨニとソン・ハユンが可愛かったです。
当初かなりの役立たずで、ジャマ者キャラなんですが、この二人が徐々に成長して行くのと、ウヒョンを怪しむヒョクチュがいい奴になっていく、この三人の存在がシリアスなドラマの中において癒しと笑いを添えてくれています。