「ごめん、愛してる」「優しい男」の脚本家が贈るサスペンス・ラブストーリー。
キム・ウビン×ぺ・スジ(miss A)という豪華カップル共演!
キャスト、あらすじ、感想、見どころなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
むやみに切なくキャスト一覧
全20話
U-NEXT全30話
平均視聴率8.2%
最高視聴率14.0%
放送年度2016年7月から韓国で放送
演出:パク・ヒョンソク/チャヨンフン
脚本:イ・ギョンヒ
【シン・ジュニョン役】キム・ウビン
【ノ・ウル役】ぺ・スジ(miss A)
【チェ・ジテ役】イム・ジュファン
【ユン・ジョンウン役】イム・ジュウン
【ノ・ジク役】イ・ソウォン
【シン・ヨンオク役】チン・ギョン
【チェ・ヒョンジュン役】ユ・オソン
【チャン・ジョンシク役】チェ・ムソン
【イ・ウンス役】チョン・ソンギョン
【チェ・ハル役】リュ・ウォン
本作は韓国ドラマの世界で長らく活躍されてきた脚本家イ・ギョンヒさんの3年ぶりのミニシリーズ作品となります。
更に主演のキム・ウビンさんとぺ・スジさんも3年ぶりのドラマ作品でもあります。
キム・ウビンさんはドラマ『相続者たち』や映画『技術者たち』『MASTER/マスター』などで高い演技力を披露していて、実力派俳優として知られています。
放送当時、ドラマ以外で話題となったのはキム・ウビンさんと恋人シン・ミナとのこと。お二人は公開交際していたこともあり、ドラマと共に度々話題もなりました。
ぺ・スジさんはアイドルとして第一線で活躍しながら、女優としても映画『建築学概論』やドラマ『九家の書』などの大ヒット作で知られています。
ヒロインを見守り続けたチェ・ジテを演じているのはイム・ジュファンさん。
近年は本作の他にも『輝くか、狂うか』『あなたがあ、私の幽霊さま』『ハベクの新婦』など話題作に出演し、本作でも主人公とは違う優しさを見せてくれています。
むやみに切なくOST情報!
スジさんが歌ったOST「Ring my bell」「良い日」や、2AMスロンさんによる「間違い探し」をはじめ、ジョンギゴさんやSISTERヒョリンさんに、OSTの皇帝とも呼ばれるキム・ボムスさん、更にキム・ウビンさんも作品内で歌われる2曲など、超豪華なドラマ音楽となっています。
むやみに切なくあらすじ
韓流スターとして有名なシン・ジュニョン(キムウビン)は、死ぬことになっていたドラマで脚本を換えろ!と言うほどのワガママぶりでドラマスタッフもマネージャーも彼には手を焼く始末。
しかし実は前日に医師から余命宣告をされていたのでした。
一方ドキュメンタリー・プロデューサーのノ・ウル(ペスジ)は企業の実態を調査しながら、その企業から賄賂を貰い自らの借金返済に当てるという悪どいことをしていました。
ジュニョンは高校時代からウルに思いを寄せるも、過去のある事件により疎遠になっていたのです。
ところがジュニョンがドキュメンタリー作品に出演するのを渋っている話を聞きつけ、ウルはお金のためにジュニョンを説得して見せると交渉を引き受けるのですが、ジュニョンはウルとは距離を置かなければならない辛い過去があり・・・。
むやみに切なくみどころ
脚本家のイ・ギョンヒさんは、これまでに多くの俳優をブレイクさせてきました。
それは『ごめん、愛してる』でのソ・ジソプさんであり、『サンドゥ、学校へ行こう!』『このろくでなしの愛』のRAIN(ピ)さん、そして『優しい男』のイ・ジュンギさんです。これらの作品で、”一見すると悪い男に見えるけど実は優しくていい男”を描いており、本作ではその役をキム・ウビンさんが見事に表現しているんです!
本作では、ワガママ放題の韓流スター役を演じていますが、そんな反面長い間一人の女性を愛し続け、母親に異常なほど冷たくされながらも愛するという、心優しき男を演じており、その姿は見るものの胸を鷲掴みにするものでした。
そして本作は初恋の女性との運命的な再会や、二人の因縁の関係、出生の秘密に、病気や、強烈な悪女、更に財閥や政治家による事件隠蔽など、韓国ドラマの定番要素が全て入った作品になっています。
近年はこの手のドラマの方が珍しいとはいえ、これぞ韓国ドラマ!といった設定に、非常に切ない恋愛物語もあるので、長年の韓国ドラマファンから、若手俳優目的で見る人にも楽しめる作品だと言えます。
勿論、このベタな展開には好き嫌いはあるとは思いますが、主人公とヒロインの家族を思う気持ちや、ひたすらヒロインのために命を懸ける主人公の姿には涙すること間違いなしです!
むやみに切なく感想と評価・評判
この作品、スジさん目的で見始めた作品なのですが、スジさん演じるノ・ウルというヒロインがどうしても好きになれないキャラクターなんです。
弟を守るためにどんなことをしてもお金を稼ぐのは仕方がないとは思うんですが、それにしても自分のプライドを捨てきってお金に執着する姿はヒロインとしてはやっぱり惹かれません。
そして、ドラマの内容も私の苦手なメロドラマ色満載なもので、貧しいヒロイン、権力者の娘の犯罪を揉み消す、出生の秘密、近いところに関係者が大集合してるご都合主義的設定など、20年前のドラマか?と思うほど古臭い設定がてんこ盛りなんです。
その上犯罪を隠すためにやってることはエゲツないもので、特に悪女たちが多く登場し改心もしそうにないと、いくらドラマとはいえ最低な人物ばかりが出て来て見ていてグッタリしてしまいました。
しかし、ジュニョンはヒロインのために冷たくしてはいるもの、本当は心底愛している!というのは男から見てもカッコいいも思えましたし、母親に対する想いにも感動させられました。
更に、ヒロインを見守り続けたジテもお金持ちでありながらいい人なのも好感が持てましたし、ジテの妹のハルはこのドラマのムードメーカー的存在で、彼女の存在は重苦しいドラマの中でとてもありがたいものでした。
最後に
このドラマでのキム・ウビンさんは悪い男として抜群にカッコいいものでした。
スターとしてはワガママだし、性格もいいとは言えないものなんですが、家族やウルに対しては全てをかけて愛する。
ジュニョンとウルは想い合っているのに結ばれないというのは、ベタではありますがやっぱり切ないもので一番感情移入出来るところでした。
しかし、ヒロインのキャラクターがどうしても好きになれず、そんなヒロインが周りからずっと冷たく扱われるのも仕方ないと思える程でした。