梨泰院クラス【韓国ドラマ】キャスト・あらすじ・視聴率・感想!

 

韓国ドラマ梨泰院クラス

パク・ソジュン主演の大ヒット作!

同名のウェブトゥーンをもとに、映画配給会社のショウボックスが制作した初のドラマ。

外食業界を舞台にした愛と復讐と成功の物語。

キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。

(トップ画像公式ページより)

 

 

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目次

梨泰院クラス【韓国ドラマ】キャスト一覧

Netflix全16話

平均視聴率:11.8%

最高視聴率:16.5%

放送年度2020年1月31日から3月21日までJTBCで放送

演出:キム・ソンユン
「恋愛の発見」
「恋するジェネレーション」
「雲が描いた月明かり」など

脚本:チョ・グァンジン(原作者)

【パク・セロイ役】パク・ソジュン
中卒の前科者。居酒屋「タンバム(甘い夜)」社長。

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【チョ・イソ役】キム・ダミ
SNSスターでパワーブロガー。帰国子女で多芸多才。IQ162の天才、かつソシオパス。

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【チャン・デヒ役】ユ・ジェミョン
飲食業界の大手企業「長家(チャンガ)」の会長。

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【オ・スア役】クォン・ナラ(元HELLOVENUS)
チャンガの企画室長。セロイの初恋相手。

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【チャン・グンス役】キム・ドンヒ
イソの友人でグンウォンの異母弟。イソに片想いしている。

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【チャン・グンウォン役】アン・ボヒョン
チャン・デヒの長男。セロイの父親の仇。

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【カン・ミンジョン役】キム・へウン
チャンガの専務理事。

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【チェ・スングォン役】リュ・ギョンス
タンバム店員。元暴力団員の前科者。

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【マ・ヒョニ役】イ・ジュヨン
タンバムの料理長。トランスジェンダー。

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【イ・ホジン役】イ・ダウィッ

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【トニー役】クリス・ライアン
タンバム店員。韓国人の父を探してギニアから来た混血児。

 

本作は同名のウェブ漫画を原作とし、映画配給会社ショウボックスが制作した初のドラマです。原作者であるチョ・グァンジンさんが直接ドラマの脚本も担当し、大ヒットラブロマンス「雲が描いた月明かり」のキム・ソンユン監督が手掛けた今一番話題の作品です。

初回5%で始まった視聴率は回を追うごとに上昇し、最終回では最高視聴率16.5%を記録しました。これはJTBC歴代2位の記録となります。

そして今まで作られたWeb漫画原作のドラマの中でも歴代最高視聴率だそうです。

ちなみに1位(23.8%)は「SKYキャッスル」。

主演は大人気俳優パク・ソジュンさんと、映画「The Witch 魔女」の主演で新人賞を総なめにしたキム・ダミさん。

パク・ソジュンさんは原作のキャラクター像に合わせた髪型にし大きな話題となり、破天荒なヒロイン役のキム・ダミさんはドラマ初出演にして存在感抜群でした!

46歳にして60代の会長役を演じたユ・ジェミョンさんの悪役ぶりも単純なモデルケースに沿ったものでなく、こちらも圧倒的な存在感を発揮しています。

そして主人公とは長年に渡り因縁のあるスアとグンウォン役にはクォン・ナラさんとアン・ボヒョンさんが、更に複雑な家族関係に悩むグンス役を期待の大型新人キム・ドンヒさんが演じています。

その他にも今後ブレイク確実のリュ・ギョンスさん、イ・ジュヨンさんなども個性的なキャラクターを見事に演じています。

これ以外にも韓国ドラマでお馴染みの俳優さんたちが沢山出演しているんですが、注目なのは毎話のように登場する特別出演陣。

ソン・ヒョンジュさん、ユン・バクさん、ホン・ソクチョンさん、ソ・ウンスさん、チョン・ノミンさん、イ・ジュニョクさん、そして最終話にパク・ボゴムさんが登場することも大きな話題となりました

本作のOSTには、話題となったBTSのV(テテ)による「Sweet Night 」をはじめ、「Gaho/始まり」「イ・チャンソル/Still Fighting It」「キム・ウソン(The Rose)/You Make Me Back」「VERIVERY/With Us」など様々なタイプの楽曲があります。

 

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梨泰院クラス【韓国ドラマ】あらすじ

高校生パク・セロイ(パクソジュン)は、突然のひき逃げ事故により父を失ってしまいます。

事件の犯人はすぐに名乗り出たのですが、同級生オ・スア(クォンナラ)によって真犯人がチャン・グンウォン(アンボヒョン)だということを知ります。

グンウォンは飲食業界の大企業「チャンガ」会長の息子であり、父チャン・デヒ(ユジェミョン)の助けで身代わりを立てていたのです。それを知ったセロイはグンウォンに暴行を働き、その結果刑務所送りとなってしまいました。

2年後、出所したセロイは大学生となったスアと再会します。そして7年後に梨泰院(イテウォン)に店を出すと宣言したセロイは遠洋漁業に出ました。

それから7年、チャンガに就職したスアは若くして企画室長にまで出世し、セロイは宣言した通りにイテウォンに店を出す準備を始めていました。

チャン・デヒとグンウォン親子への復讐を誓ったセロイは、チャンガと真っ向勝負をするために「タンバム」を開き、チョ・イソ(キムダミ)をはじめとした仲間たちと共に店を盛り上げていきます。

梨泰院(イテウォン)とは?

梨泰院(イテウォン)は国際色豊かな街。レストランやナイトスポットなどがひしめく日本で言うところの六本木のような街です。

イテウォンクラス(IC)とは、セロイたちが作った会社の名前です。

 

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梨泰院クラス【韓国ドラマ】みどころ

本作は大企業の息子とその父親によって全てを奪われたある青年が、15年の歳月をかけて復讐していくドラマです。

しかし、その内容はサスペンスチックな復讐劇というものではなく、主人公を慕う者たちが集まり店を大きくすることでライバルであり敵の店を潰そうとする流れなんです。

その中には、友情や成長のドラマやロマンスがあったり、アイデアやセンスで店を発展させていく痛快さもあります。そしてそれらが分かりやすい上にテンポよく展開されていくので、復讐ドラマのイメージにある陰湿さや重苦しさがないんです。

設定は王道なのにありきたりなドラマになっていないのはキャラクターが魅力的だから!

主人公セロイのカッコよさ、ヒロイン・イソのぶっ飛び具合、そして個性的なタンバムの面々に、主人公が想いを寄せる初恋相手の苦悩、そして偉大さも兼ね備えた悪人たちなど、他にも個性的な脇役が多数キャスティング存在しています。

本作はシリアスとコミカルのバランスの良さで見せるタイプの作品ではなく、キャラクターにマッチした名ゼリフや行動で視聴者を惹き付け、見れば見るほどに感情移入させてくれます。だから何度もどんでん返しがあったり、驚きの真実が判明したりといったものがないのに、続きが気になって仕方なくなるんです。

一見するとよくある復讐ドラマなのに、ふたを開けると唯一無二の作品という本作の魅力に触れてみてください!

 

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梨泰院クラス【韓国ドラマ】感想・評価

本作のような個人経営の店とホテルやフランチャイズといった大企業が対決していく話というのは「油っぽいロマンス」や「最強配達人」などでも描かれていました。

ただ本作はそれらとは違いコミカルさは薄く、ヒューマンドラマの要素が色濃かったですね。

軸にあるのは復讐劇なのに主人公セロイは復讐のみに囚われてなく、お金よりも仲間を優先し復讐相手の良いところは認めることができるという素晴らしい男なんです!

しかし見始めた当初はあまり面白そうには感じていなく、ふたを開けてみると財閥二世のバカ息子との対立というありきたりの展開からはじまり、本当に使い古された財閥=悪人という図式の上に立っている作品でガッカリしてしまいました。

そういう定番の物全てが面白くないわけではないのですが、最初からお決まりばかりを見せられるとこの先も見たくなくなるんですよね。

こういった権力者の息子が学校で王様気取りなのは日本の学園ドラマでもしょっちゅうあるものですが、それに媚びへつらう教師たちがムカついて仕方ありませんでした。

しかし、そんな状況にも屈しないセロイの姿勢や信念、そしてクビにされてもおかしくない状況で息子をカッコいいと言ってのける父親もとても素敵で、その姿を見せるためのふりだったのかと思えばこれまでの展開も納得でした。

遅れて登場するヒロイン・イソのキャラクターは韓国ドラマとしてはかなりの異色で、よくあるヒロイン像からはかけ離れたぶっ飛んだ感じになっていました。

サスペンスものでもないのにソシオパス(反社会性パーソナリティ障害)だったり、お嬢様キャラでもシンデレラタイプでもない破天荒な天才少女!

あまり現実味がなくマンガチックなキャラクターですが、主人公の真っ直ぐさや器の大きさ、そして優しさに惹かれて行くというのは恋であり尊敬でもあり、年下ヒロインでありながら「私が社長(セロイ)幸せにする!」という男前ぶりを見せるのも面白かったです。

それに対してオ・スアのキャラクターはどうにも苦手で、そんな相手がセロイの初恋相手というのも納得がいきませんでした。

生きていくためとはいえ自分が慕っていた人を殺した悪人たちの下で働くのは到底納得出来ませんでしたし、セロイに対する態度もどっち付かずで嫌でした。

最初はヒロインのような空気感を出してたのに回を追うごとに嫌な部分が見えてきて、自分が何をしてもセロイは許してくれると分かってやっているのもイラッとしましたしね。

ですが、彼女の悩みや葛藤は多くの人が抱えるものであり、嫌いだと思いながらも分かる部分もあったりするんです。

セロイのように強くはなれない自分に腹が立ったり、そんな苛立ちをセロイにぶつけても彼は広い心で受け止めてくれそれがまた自分を惨めにさせたりと、彼女の行動の意味を理解出来る人は意外に多いのかもしれません。

主人公が落ちぶれていく流れや悪役の設定などはありきたりでしたがその描き方は抜群で、ベタなサスペンスにならないのがこのドラマの持ち味なんだと思いました。

悪人の描かれ方も単純ではなく、そうなった経緯や悪人なりの苦悩もちゃんと描かれており、ただ単に性悪という描かれ方をしていないのが本作を魅力的なものにしています。

チャン・デヒには深みがありますし、バカ息子の罪こそ隠すものの決して甘やかしてないのはまともでした。

しかし、悪人であることには変わりなく、それなのにやけに落ち着いているのが逆にイラッとさせられました。

息子がクズなのは間違いないのですが、片想い相手のスアにはフラれ続けてたり、イソにいいように嵌められたり、社内でも人望がなかったりととにかく情けなく、更には父親からも愛されていないというのは流石に可哀想に思えてきました。それでもクズには変わりありませんが。

ですが、悪役の存在感が抜群なのは作品の面白さにも直結していて、そうなると当然その他のキャラクターたちも魅力的だったんです。

基本的にこのドラマは登場キャラクター全てが個性的かつそれぞれに魅力があり、一人一人の背景を丁寧に描いているのも好みでした。

セロイには特別な能力があるわけではないのですが、その代わりに人々を惹き付けるカリスマ性があり、周りを信頼し力を借りることが出来ます。だからこそキャラクター一人一人が活き活きとしていて魅力的なんだと思いました。ただ、セロイの恋愛面に関してはヤキモキさせられますが。

このようにみどころ満載なドラマなんですが、そんな本作にも問題点はあり、イソのアドバイスだけでタンバムがすぐ人気になるのは都合よすぎますし(もっと段階を踏んでほしい)、国際色豊かなイテウォンという街でモロな人種差別シーンや、トランスジェンダーへの偏見があるのも見ていて不快でした。

韓国ドラマにはこういった行き過ぎた表現が度々出てくるのが苦手ですね。

そして料理対決もあるドラマの割には、タンバムの繁盛ぶりや料理の旨さなどがあまり描かれてなく、急激に発展していく流れが唐突過ぎるように思えました。

最初は料理の腕が普通だったヒョニもたいした特訓風景もないままで上達していたりと、この辺りはどこか物足りなさを感じました。

まとめ:ドラマの設定や展開はよくあるパターンながらも、個々のキャラクターがよく練られているため非常に魅力的なドラマに仕上がっていました!

かなり異色なヒロインをはじめ、主人公の初恋相手や因縁の相手、そしてその他の脇役たちもそれぞれにキャラ立ちしており、その中心にいる主人公のカッコよさも抜群でしたね!!

 

最後に

中盤以降、テンポが悪くなったりダレるところもありましたが(視聴率にもそれが顕著に出ています)、ラストは満足のいくものでした!

韓国ドラマでここまで悪人が落ちぶれたり、心から罪を悔いる場面があるものは少なく、不必要なラブロマンスがないのも作風とマッチしていたと思います。ラストに詰め込みすぎて駆け足になっていないもの高ポイントでした。

 

 

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