コ・ス、オム・ギジュン、ソ・ジヘ共演!
実力だけでは生き残れない大病院を舞台に患者を救うために奮闘する医師たちの姿を描いたメディカル・サスペンスドラマ。
キャスト、あらすじ、感想、最終回などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
胸部外科【韓国ドラマ】キャスト一覧
U-NEXT全32話
平均視聴率:7.11%
最高視聴率:8.8%
韓国放送期間:2018年9月27日~2018年11月15日まで
演出:チョ・ヨングァン
「私の期限は49日」
「野王(ヤワン)」
「被告人」など
脚本:チェ・スジン
「シティーハンター in Seoul」
「被告人」など
チェ・チャンファン
【パク・テス役】コ・ス
テサン病院胸部外科フェロー。
【チェ・ソッカン役】オム・ギジュン
テサン病院胸部外科教授。
【ユン・スヨン役】ソ・ジヘ
テサン病院胸部外科准教授。
【ユン・ヒョニル役】チョン・ボソク
テサン病院院長。スヨンの叔父。
【ユン・ヒョンモク役】ナム・ギョンウプ
テサン病院理事長。スヨンの父。
【アン・ジナ役】キム・イェウォン
テサン病院心臓内科フェロー。
【カン・ウンスク役】チャン・ソヨン
テサン病院ベテラン手術専門看護師。
【ナム・ウジン役】イ・ジェウォン
照すの友人で救急医学専門医
本作は最高視聴率28.3%を記録した大ヒットサスペンスドラマ「被告人」の監督、脚本コンビによる医療ドラマです。
視聴率は「被告人」ほどではありませんでしたが、2018年のSBS演技大賞において女性優秀賞(ソ・ジヘ)とプロデューサー賞を獲得しています。
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胸部外科【韓国ドラマ】あらすじ
テサン大学病院の胸部外科でフェローをしているパク・テス(コ・ス)は、この日行われる大統領候補ハン・ミンシクの心臓移植手術のための心臓を運んでいました。
この手術により病院を世界にアピールしたいと目論んでいたユン病院長(チョンボソク)でしたが、その時テスは執刀医であるチェ・ソッカン教授(オムギジュン)のある言葉を思い出していました。
テスとソッカンは数年前のある出来事による因縁があり、テスは普通1,2年で終わるフェローを4年も続ける奴隷のような生活を送っていたのです。
一方ソッカンの方も、確かな実力がありながらも病院内ではエリート教授たちにいいように使われていて・・・。
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胸部外科【韓国ドラマ】みどころ
本作は、大学病院の胸部外科を舞台にしたメディカルサスペンスドラマです。
フェローのパク・テス、教授のチェ・ソッカン、そして病院理事長の娘で准教授のユン・スヨンの3人を中心に、医師としての葛藤や病院を運営していく上での現実などがリアルに描かれています。
そんな中で一番の注目ポイントとなるのはテスとソッカンの対立関係です!
つもりは二人を演じるコ・スさんとオムギジュンさんの演技対決がみどころとなり、二人と深く関わる立場にあるスヨンの動向も気になるところです。
過去の出来事からソッカンの考えを知ろうとするテスに、病院内での立場を築くとともに医師としてのあるべき姿に悩むソッカン、そしてソッカンのことを尊敬しながらも変わってしまった彼の姿に戸惑うスヨン。この3人が深く関わることで医師としての考えが変わっていくようになります。
このような3人の複雑な関係をはじめ、医師としてのあり方が違うことで起こる病院内での対立や、命と利益を天秤にかけなければならないことでの苦悩なども同時に描かれており、そんな過程を通して成長していく医師たちの姿や、彼らと関わる他の医師たちのキャラクターにも注目です。
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胸部外科【韓国ドラマ】感想・評価
本作はヒューマン医療ドラマだという認識で見始めたのですが、実際には復讐劇ありの医療サスペンスといった感じでした。
舞台が大病院ということもあり、権力闘争や複雑な人間関係、更には過去の因縁などもあって、「患者を救うために奮闘する」という王道の医療ドラマ展開のみならず、生き残りをかけた対立などもあるという病院の表と裏両方が描かれた作品になっていました。
医療ドラマや復讐劇自体は好きですし、誰が敵で誰が味方なのか分からないという設定も見ていてワクワクするので好みであるものの、一つの心臓を巡って対立したり因縁の相手と同じ場所で働いているというのは違和感がありましたし、かなり無理があると思いました。
医者も人間なので様々な問題や葛藤があっても仕方がないとしても、手術シーンがリアルなだけに心臓を盗むというドラマ展開が浮いていますし、そこが引っ掛かるとあらゆるところが気になってしまうんです。
更には、ヒロインが美人なのはいいにしても医者なのにメイクがバッチリ過ぎるのもどうかと思いました。
それに美男美女が登場するなら当然恋愛要素にも期待してしまうのですが、本作にはその要素がありませんでした。
もちろん、本作のテーマの一つ「人の命と病院の利益」というものには必要ないと言えばそれまでで、それならサスペンス要素は外して「医師とはどうあるべきか」というヒューマンドラマにすればよかったのではないでしょうか。
サスペンス要素はありで、ヒロインのバッチリメイクも許容するんだとしたら、そこにラブロマンスも加えて韓国ドラマお得意のなんでもあり形式にした方が細かい疑問点も許容できたと思います。
しかし、韓国の評判と比べると日本での視聴者の評価は意外と高いようで、リアルな医療ドラマ、悪人があまり多くない権力闘争として楽しんだ方が多かったようですね。
ということは、韓国ドラマを見すぎた私が現地寄りの見方になってきているから物足りなく感じたということでしょうか。
最終回は?
最終回は、主人公の母親の時と似たような状況が起きるといったある意味予想出来た展開となりました。
「直ぐには亡くならない権力者と、今すぐ手術しなけれは亡くなってしまう子供」。つまりは病院の経営のために権力者に恩売るのか、それとも医師として優先すべき者を助けるのかという場面です。
こういう取って付けたような事が何度も起きるから苦手なんですよね!
医療シーンや扱ってる問題は病院のリアルなところを切り取っているのかもしれませんが、都合よく何度も究極の選択のような場面があるのは如何なものかと思いますね。
ドラマとしては王道の流れと言えても、私としてはあまり見たくない展開でした。
本作のような問題は実際にあることだとしても、私は好んで見たくはないですね。