ソン・イェジン×イ・ミンギ共演で贈る異色のラブコメホラー作品です。
“幽霊が見える”、”マジシャン”、”ホラー”などのテイストをうまく掛け合わせたロマンス映画となっています!
キャスト・あらすじ・感想などをまとめました。
恋は命がけ【韓国映画】キャスト一覧
原題:不気味な恋愛
2011年12月1日韓国で公開(日本では2013年3月2日公開)
上映時間:114分
観客動員数:300万人突破
監督、脚本:ファン・イノ
【ヨリ役】ソン・イェジン
【ジョグ役】イ・ミンギ
【ピルトン役】パク・チョルミン
【ミンジョン役】キム・ヒョンスク
【ソヌ役】イ・ミド
本作は恋愛ドラマとしては珍しく観客動員数300万人を突破した大ヒット作!
本作の監督・脚本は『とかげの可愛い嘘』や『その怪物』などを手掛けたファン・イノ氏です。
恋は命がけ【韓国映画】あらすじ
強い霊感を持ち幽霊が見えるおかげで、普通の生活はもちろんのことまともな恋愛もしたことがないヨリは、マジシャンであるジョグと出会ったことでその生活に変化が訪れることになります。
ジョグはヨリと出会ったことでホラー・マジックショーを思いつきそれが大成功となるのですが、ヨリはジョグたちと一緒に働くことになってもなかなか打ち解けられずにいました。
しかし、ある日ジョグがヨリの家を訪れたことからヨリの置かれた状況や、過去の悲劇を知ることになり・・・。
恋は命がけ【韓国映画】みどころ
今や韓国テレビドラマの定番設定の一つとなった”幽霊もの”ですが、本作は恋愛映画の中にいち早くホラー要素を取り入れた作品です。
霊感が強いヒロインと、彼女と出会ったことでホラー・マジックショーを思い付いたマジシャン。
この二人の奇妙な恋愛を描いたのが本作です!
ホラー要素は本作的なもので、その中にコミカルなテイストをふんだんに盛り込みつつ、更にハートウォーミングな要素もあるというのが特徴となっています。
ヒロイン役のソン・イェジンは、霊感のある暗くて地味な女性を見事に演じ、そんな中にも可愛らしさもちゃんと残しているのが流石です。
イ・ミンギも、マジシャンであり特殊なタイプのヒロインに惹かれる役を演じ、クールでありながら優しさも見せてくれます。
ラブコメとしてはほんわかムード漂うものなんですが、ホラーは本格的でこのテイストのギャップが本作の魅力の一つでもあります。
更にヒロインの過去の出来事にはジーンとくるものもあり、単なるラブコメ作品とは一線を画すものとなっています。
恋は命がけ【韓国映画】感想と評価・評判
公開当時は物語の設定の珍しさや、恋愛ドラマにホラー要素が持ち込まれるなどの斬新さに楽しんで見た覚えがありますが、近年色々幽霊ドラマが登場してから見ると特に物珍しいものでは無くなってしまいました。
しかし、ソン・イェジンをはじめ、イ・ミンギのファンであればそれぞれの魅力が見られる作品なので十分に楽しめると思います。
脇を固めるキャストも個性派が多く、ただのトンでも設定作品とは違ったキャラクターの魅力も楽しめる作品なんです。
幽霊が見える女性と、彼女に惹かれるマジシャン、そして彼女の過去にまつわるエピソードなどを画いた本作は、恋愛映画としてはイマイチ盛り上がりに欠けるのですが、コメディとしてやハートウォーミングドラマとしても楽しめます。
作品の雰囲気は独特なものなので普通の恋愛ドラマとは違った面白味があると作品だと思います。
ドラマ『主君の太陽』や『ああ、私の幽霊さま』などが好きな人なら楽しめる作品だと思いますし、ちょっと変わった恋愛ドラマが見たい人にはもってこいの作品です。
ラブコメにホラーがうまく融合し、本作にしかない独特の雰囲気を醸し出しています。
最後に
大ヒットし”幽霊ドラマ”の先駆けとなった『主君の太陽』(2013)ですが、実は本作の方が先なんですね!
こちらは映画ですが、いわば『シックスセンス』と『リング』からの影響が色濃く見える作品で、そこに韓国お得意のラブコメも入れていい具合に仕上げたのが本作なんです。
ドラマではラブコメとホラー(幽霊)を合わせたものが何作も作られていますが、映画としては珍しいものですね。
ソン・イェジンの役柄はドラマ『個人の趣向』のヒロインとも共通するところもあり、見比べてみるのも面白いかもしれません。