韓国初のNetflixオリジナルドラマ!
チュ・ジフン×ペ・ドゥナ×リュ・スンリョン共演で贈るゾンビ時代劇。
キャスト、あらすじ、感想、みどころをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
キングダム【韓国ドラマ】キャスト一覧
Netflix全6話
放送年度2019年1月からNetflixを通じて世界190ヵ国に配信
演出:キム・ソンフ
映画『トンネル~闇に鎖(とざ)された男~』
脚本:キム・ウニ
『サイン』『ファントム』『シグナル』
【世子イ・チャン役】チュ・ジフン
側室の子。最大勢力チョ氏と敵対している。
【ソビ役】ペ・ドゥナ
イ・スンヒ医員の弟子。世子たちと共に疫病の謎を探る。
【ムヨン役】キム・サンホ
世子の護衛。身重の妻がいる。
【ヨンシン役】キム・ソンギュ
ソビと共に最初の発症患者を目撃・生存した謎多き男。
【チョ・ハクチュ役】リュ・スンリョン
最大権力者。すべての元凶で王妃の父。
【王妃チョ氏役】キム・ヘジュン
チョ・ハクチュの娘で世子の継母。大きな秘密がある。
【アンヒョン大監役】ホ・ジュノ
世子の師匠。かつての戦乱での英雄。
【チョ・ボムパル役】チョン・ソクホ
チョ氏の府使。役立たずなのに憎めないコミカル担当。
Netflixが制作した韓国初のオリジナルシリーズドラマ。
シーズン1の公開前にシーズン2の制作が確定した異例の作品です。
原作は漫画「BURNING HELL 神の国」。
チュ・ジフンさん演じる世子は、最初の頃は態度がデカい世間知らずといった印象だったのですが、様々な困難と遭遇し民と行動を共にするうちに成長することになります。
本作で過酷な撮影に苦労した結果、足首の疲労骨折、坐骨神経痛、低温やけどなど、多数負傷することに。
実は、主人公役にはソン・ジュンギさんにも出演オファーがあったそうです。
ヒロイン役となるペ・ドゥナさんは、本作が初めての時代劇出演となります。
ソビは一介の医女でありながら、疫病による怪物化(ゾンビ)現象の真相に迫る中心人物。
彼女の演技に対する論争もあってそうですが、時代劇でお決まりな話し方を避けたことで彼女の芯の強さや個性が表されています。
キム・サンホさん演じるムヨンは、世子と冗談も言い合える親密な関係。王宮内での唯一とも言える味方であり護衛であり執事的存在でもあります。
リュ・スンリョンさん演じるチョ・ハクチュは、ゾンビよりも恐ろしい世子最大のライバル役をみごとに演じています。
己の欲望を隠すことなく、大胆な計画と行動力により民と世子を苦しめることに。
その他の登場人物も演技派俳優が演じており、続編もあることから本作だけでそれぞれのキャラクターの謎が明かされることはありません。
本作のOSTについては、Netflix作品ということもあり通常の韓国ドラマとは違い映画的な音楽使いがされています。
ボーカル曲で誰かの心情を伝えるのではなく、作品の世界観やテンションを更に盛り上げる役を担っています。
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キングダム【韓国ドラマ】あらすじ
イ・チャン(チュジフン)は現王朝の唯一の世子だったのですが、父王が病に倒れ、後妻の王妃が身籠っていることもあり、王宮内での立場は危ういものでした。
それは世子が前王妃の子ではなく側室の子であり、今の王妃に皇子が生まれると継承問題に発展するからだったのです。
そんな立場もあり息子でありながら王への面会も禁じられるなど、王宮内は王妃の一族が牛耳っていたのです。
そんな中で世子は、父の現状を知るために父の病状を知るであろう医官イ・スンヒを探して王宮を出るのですが、王妃が身籠っている子を次の王にしたい勢力によって、世子は王の座を狙う謀反人として手配されてしまいます。
一方でイ・スンヒの医療所では、師匠の帰りを待つ医女ソビ(ペドゥナ)たちが貧しい人たちを治療していたのですが、ろくに食料もない状況に困り果てていました。
そんな中でイ・スンヒと弟子が戻ってきたのですが、その夜になって医療所で事件が起こり・・・。
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キングダム【韓国ドラマ】みどころ
本作は、時代劇を下地としたゾンビドラマです。
韓国時代劇ならではの権力闘争と愛憎劇、王の病や疫病蔓延に関するミステリー、そしてゾンビとの闘いを描いたアクションとスリラーが融合した作品で、全6話というのはドラマとしてみれば短く物足りないように思うかもしれませんが、6時間の超大作映画と考えれば非常に濃密な内容と言えます。
ゾンビ要素は別とするならこのような作品はこれまでにも作られていますが、それらと本作が明らかに違うのは映画のような映像の美しさとリアルな表現、そして画質そのものも通常のテレビドラマとは比べようもないほど綺麗なんです!
本作の脚本家キム・ウニさんは、メロドラマからサスペンスや社会派ドラマまで手掛ける人気作家ですが、本作でもその手腕が遺憾なく発揮されています。
キングダム【韓国ドラマ】感想と評価・評判
これまでにも時代劇を下地にしたファンタジー作品やフュージョン時代劇といったものは沢山ありました。
例えば、時代劇×ヴァンパイア系の『夜を歩く士<ソンビ>』や『オレンジ・マーマレード』だったり、時代劇×アクション・ファンタジー系の『夜警日誌』や『九家の書』など、その他にも時代劇×タイムスリップものなどは更に多く存在しています。
韓国でも様々なタイプの作品が映画やドラマで作られる中で、世界では人気ジャンルとなっている”ゾンビもの”ほとんど作られていなく、そんな中での映画『新感染ファイナル・エクスプレス』の大ヒットは異例でした。
そんな韓国ではあまり人気のないとされる”ゾンビもの”を上手く時代劇と組み合わせたのが本作なんです!
ゾンビやホラーが苦手な人は本作を敬遠してしまうかもしれませんし、確かに恐ろしい展開や表現もあります。
しかし本作は、一般の民の暮らしと上流階級の者たちとの格差や、権力者たちの愚かさなどを過激に描きつつも、軸となるのは韓国時代劇定番の権力闘争なんですが、そこにゾンビ要素を加えることでありきたりだったものが斬新に思えるんです!
自らが権力を得るために死者を甦らしたり、王宮内での下劣な所業は最低最悪なもので、普通の時代劇として見せられたなら途中で見るのが嫌になっていたことでしょう。
なので、このドラマが面白い要因はそんな権力闘争ではなく、ゾンビとの戦いやゾンビが生まれた謎に迫るドラマ、そして名優たちの名演にこそあります。
それにしても次の王座を得るためとはいえ、これはやり過ぎでしょ!
二次災害とはいえ、国じゅうがゾンビだらけになったら王になっても意味がないのに・・・。
ゾンビの恐ろしさよりも人間の恐ろしさが際立った作品です。
シーズン2・続編は?
本作に登場するのは近年主流の走るゾンビなんですが、日中は活動しないというヴァンパイアのような特性を持っているのが特徴!
しかし、日に当たると死ぬわけでもなく休眠状態になるだけなんです。
もう一つの特徴は、噛まれてからゾンビになるまでの時間が短いので、噛まれたらもう助けようがないということ。
短い作品でありながらも流石Netflix作品というだけあって、日本の安っぽいゾンビドラマと比べると格段に出来が良かったです。
作中でゾンビという呼ばれ方はしてないのですけど、メイクから動きまで実に秀逸でした。
そんな魅力的な本作は、終盤になりゾンビとの大規模な戦いが始まるのか!?更に、ゾンビに関しての思い違いも明らかになり・・・というところで終わってしまいます。
でも安心してください!
本作は既にシーズン2の制作に入っており、新たにパク・ビョンウンさん、キム・テフンさんも合流することが決まっています。
シーズン3はこちら!!!↓