映画「シュリ」でスクリーンデビューし、アメリカの人気ドラマ「ロスト」出演でワールドスターをなったキムユンジンさんを紹介します。
韓国人俳優として初めてアメリカドラマに出演した偉大な人。
現在アメリカと韓国で活動しており、2018年「復讐の女神」は19年ぶりの韓国ドラマ復帰となりました。
プロフィールと来歴、現在の活動、夫との結婚や子供についてまとめました。
(トップ画像https://entertain.naver.com/より)
キムユンジンのプロフィール
김윤진 (金侖珍) キム・ユンジン
1973年11月7日生まれ
ソウル出身
現在はアメリカ国籍
168㎝
48㎏
A型
ボストン大学公演芸術学
1996年ドラマ「華麗な休暇」でデビュー
キムユンジンさんはソウルで生まれ、8歳ころアメリカに移民。(10歳説あり。おそらく満8歳、韓国年齢では10歳という意味)
ご両親はアメリカで商売を始め、とても苦労したため、キムユンジンさんもお金を稼ぐことの大変さを学んだそうです。
意外なことに子供時代はとても恥ずかしがり屋で内気な性格でした。
それを心配したお母さんに演劇を勧められ、中2の時ミュージカルクラブに入りました。
エキストラとして舞台に出たとき、普段の自分とは違い、このミュージカルの一員だと認められたような高揚感が・・・。
この時から演技に魅了され、高校は自宅から片道4時間もかかるニューヨーク芸術高校へ進学。
大学はボストン大学公演芸術学部に入り、4年間優秀な成績で奨学金をもらって通ったとか。
演技をするうちに「ハリウッドに出演する女優」になることを夢見るようになりました。
1996年23歳の時、韓国ドラマ「優雅な休暇」でデビュー。
翌1997年ドラマ「予感」で顔が知られ、1999年映画デビュー作にして主演に抜擢された「シュリ」で国内での人気を不動のものに。
ハンソッキュ、ソンガンホ、チェミンシクというビッグネームとの共演で、映画は成功し日本でも韓国映画が知られるきっかけとなりました。
2001年日本映画「RUSH!」のヒロインとして、哀川翔さんの相手役を務めたり、2002年日韓ワールドカップ共催の時には藤原紀香さんと共に親善大使を務めたり、当時日本のメディアでも脚光を浴びていました。
韓国で成功し、ハリウッド進出の夢はしばし忘れていたとか。
30代になって初心に帰り、多くの韓国作品のオファーを断り、2003年単身アメリカへ。
自分を売り込むために、過去の出演シーンを集めて3分ほどのビデオに編集しました。
この時、最大限自分の魅力が伝わるように、何か月もかけてミュージックビデオのようにして作り上げたそうです。
そして2004年アメリカドラマ「ロスト」のサン役にキャスティングされ、2010年のシーズン終了まで務め上げました。
この撮影中、アメリカでの活動に限界があると感じて帰化し、現在はアメリカ国籍となっています。
2010年ビジネスパートナーだった韓国人男性と米韓を拠点とした個人事務所を設立。
そしてその年、この男性と結婚。(後述)
2013年には「ミストレス」シリーズにも出演しキムユンジンさんはワールドスターに。
2015年主人公の妻役を務めた韓国映画「国際市場で会いましょう」は観客動員数1400万人を突破。
韓国では主に映画で活躍しており、2018年「復讐の女神」は19年ぶりの韓国ドラマ復帰作となりました。
2020年ハジウォン主演映画「担保」に友情出演。
ソジソプ共演映画「自白」は2020年10月時点で予告は公開されましたが、まだ公開日が決まっていないようです。
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ドラマ「ロスト」出演秘話
アメリカの人気ドラマ「ロスト」のオーディションへ行くと、「白人女性 29歳」「白人女性 〇歳」などとキャラクターが決まっており、そこに自分は当てはまらないことが分かりました。
「自分にできそうな役はない」と伝えましたが、とりあえず台本リーディングだけやってみほしいと言われました。
監督はキムユンジンさんの「子供時代にアメリカに移民し、成人して母国に帰って女優として成功し、またアメリカに戻ってきた」という来歴に興味を持ったそうです。
そしてオーディションではキムユンジンさんの子供のころから現在までの話をして、気に入られ、「配役を作ってあげるから一緒にやろう」とキャスティングされたのです。
サン役はキムユンジンさんのために作られた役だったんですね
物語は無人島に墜落した航空機の生存者48人のストーリー。
アメリカのドラマに東洋人がメインキャストで出演することがほとんど初めてだったため、東洋人の印象が悪くならないように、と気を張っていたそうです。
ある時監督に「サン役がこんな風では東洋人女性はみんなこのようだと思われてしまう」と意見したことがありました。
監督は今後ストーリーはこのように展開していき、それによりサンも成長していく、そのためには今このセリフが必要なんだ、と言ったとか。
この時、他の出演者も知らないストーリーの流れを教えてもらったそうです。
キムユンジンのドラマ
1996 華麗な休暇(デビュー作)
1997 予感
1997 ウェディングドレス
1999 友情
2004 ロスト(アメリカ)
2013 ミストレス(アメリカ)
2018 復讐の女神
2022 ペーパーハウスコリア
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キムユンジンの結婚、夫は誰?
2010年3月37歳になる年に結婚。お相手は同い年の方で、2002年からマネージャーとして共に仕事をしてきたパクジョンヒョク氏でした。
2007年に出版した自叙伝「世の中があなたのドラマだ」を書きながら、恋人関係に発展したとか。
約3年の交際期間を経てゴールイン。
アメリカドラマ「ロスト」が終わるタイミングで挙式となりました。
ご主人とはこの年の初め、マネジメント会社「ZYONエンターテインメント」を設立。
米韓双方を拠点とした事務所で、さらなる国際的活躍が見込まれました。
ご主人は事務所代表を務めながら、映画制作にも携わっているようです。
2017年主演を務めた韓国映画「時間回廊の殺人」はご主人が制作する映画で、出演はそれが関係あるのかと思いきや
「ビジネスにおいて私たちはとてもクール。もし自分が観客なら絶対に映画館で観たい作品だと思ったから出演を決めた」
とご主人とは関係ないと話しました。
子供は?
キムユンジンさんご夫婦にお子さんはいません。
最後に
2005年スティーブン・スピルバーグ監督作品「SAYURI」へのオファーを断ったのは「日本人役が嫌だったから」という噂が立ったことがありました。
ある時トーク番組で、「有名監督作品であり、東洋を舞台とし東洋人が主人公の映画はあまり多くないため、出演欲もあったはずなのになぜ?」と聞かれ
「日本人役が嫌だったのではなく、私にオファーがあった役が悪役で、魅力を感じなかった。中国のトップスター、チャン・ツィイーがやる芸者の役はとてもいい役だった。私はトップスターではないけど、韓国で主演を務めるくらいの私がその下に入る理由はないと思ったから。」
とハッキリ話していました。中国女優主演の映画にその悪役として出るのはプライドが許さなかったということなのでしょう。
また、大学時代は同じ学年に東洋人が一人しかいなかったとのこと。あからさまな人種差別はありませんでしたが、校内の演劇の際、主役は白人と暗黙のうちに決まっていたとか。
それを不服として、教授に「私が東洋人だからと配役を制限するならなぜ入学させたの?」と主張し、主役を獲得したことも。
「ロスト」のサン役のキャラクターについても監督に意見した、とのエピソードといい、アメリカ育ちであるせいかかなり自己主張がはっきりとしている方だなという印象です。
シュリの時から貫禄がありましたし、アメリカで成功すべくした方という感じがしました!
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