チョ・ジョンソク、チョン・ギョンホ、ユ・ヨンソク、キム・デミョン、チョン・ミド主演、「応答せよ」シリーズのスタッフ製作によるヒューマン医療ドラマ!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
賢い医師生活【韓国ドラマ】キャスト一覧
Netflix全12話
平均視聴率:10.9%
最高視聴率:14.1%(最終回)
放送期間:2020年3月12日から2020年5月28日まで韓国で放送
演出:シン・ウォンホ
「応答せよ」シリーズなど
脚本:イ・ウジョン
「応答せよ1994」
「恋のスケッチ~応答せよ1988~」など
【イ・イクジュン役】チョ・ジョンソク
肝胆膵外科教授。バンドではボーカル・ギター担当。息子あり。
![](https://saeriho.com/wp-content/uploads/2017/04/chojyonsok-500x365.jpg)
【チェ・ソンファ役】チョン・ミド
脳神経外科教授。バンドではベースを担当。本当はボーカル志望だが致命的な音痴。
![](https://saeriho.com/wp-content/uploads/2020/06/chonmido-500x456.jpg)
【キム・ジュンワン役】チョン・ギョンホ
胸部外科教授。バンドではギター担当。
![](https://saeriho.com/wp-content/uploads/2018/07/chongyonho1.jpg)
【アン・ジョンウォン役】ユ・ヨンソク
小児外科教授。バンドではドラム担当。
![](https://saeriho.com/wp-content/uploads/2018/05/yuyonsoku.jpg)
【ヤン・ソクヒョン役】キム・デミョン
産婦人科教授。バンドではキーボード担当。バツイチ。
![](https://saeriho.com/wp-content/uploads/2020/06/kimdaemyon.jpg)
【チャン・ギョウル役】シン・ヒョンビン
外科レジデント3年目。外科唯一のレジデントなため教授たちから引っ張りだこ。
![](https://saeriho.com/wp-content/uploads/2019/07/sinhyonbin-e1562472859602-500x410.jpg)
【アン・チホン役】キム・ジュンハン
神経外科レジデント3年目。陸軍士官学校出身でイクスンの友人。
![](https://saeriho.com/wp-content/uploads/2023/09/kimjyunhan2-500x389.png)
【チュ・ミンハ役】アン・ウンジン
産婦人科レジデント2年目。ファッションセンスと化粧が壊滅的。
![](https://saeriho.com/wp-content/uploads/2020/06/ahn-eunjin-anunjin.jpg)
【ト・ジェハク役】チョン・ムンソン
胸部外科のチーフレジデント。司法試験に6回落ちたのち医師となった苦労人。
![](https://saeriho.com/wp-content/uploads/2019/06/chonmunson1-500x422.jpg)
【イ・イクスン役】クァク・ソニョン
イクジュンの妹。陸軍少佐。
![](https://saeriho.com/wp-content/uploads/2020/07/kwakseonyeong.jpg)
【チョン・ロサ役】キム・ヘスク
故アン・ビョンウ会長の妻でジョンウォンの母。
![](https://saeriho.com/wp-content/uploads/2020/03/kimhe-suk1.jpg)
【チュ・ジョンス役】キム・ガプス
ユルジェ財団の理事長。ロサの幼馴染み。
カメオ出演
ソンドンイル(応答せよシリーズ・刑務所のルールブック)
![](https://saeriho.com/wp-content/uploads/2019/06/sondonil3.jpg)
コアラ(応答せよ1994)
![](https://saeriho.com/wp-content/uploads/2017/10/koara-452x600.jpg)
チェムソン(応答せよ1988)
![](https://saeriho.com/wp-content/uploads/2019/09/choimoosung.jpg)
キムソンチョル(刑務所のルールブック)
![](https://saeriho.com/wp-content/uploads/2020/11/kimseongcheol-500x374.jpg)
他、お楽しみに!
本作は「応答せよ1997」「応答せよ1994」「応答せよ1988」「刑務所のルールブック」を手掛けたシン・ウォンホプロデューサーとイ・ウジョン脚本家による最新作です。
これらの作品はどれも高視聴率を記録してきましたが、本作も最高視聴率は14%を獲得し、ケーブルテレビ放送作品の歴代9位となりました。
本作は当初、2020年2月までの1年間の話を1ヶ月1話で描いていく予定だったそうなんですが、コロナ問題が発生したため2019年12月25日で物語は締められています。
そして本作は放送体制に疑問を呈した作品としても話題となり、その他の韓国ドラマが週2話放送なのに対して本作は週1回放送という異例なものでした。
韓国ドラマの過酷な撮影状況については以前から問題になっていましたが、キャストや撮影スタッフの疲弊などを考えて日本やアメリカなどと同様の週一回放送。
その上、1クール完結ではなく、好評ならば続編も制作するシーズン制を取り入れ、主演俳優の5人とは複数シーズン契約を結んだそうです。
そういった制作形式もあり、これまでの韓国ドラマとは違った物語形式になっている点にも注目です!
OSTは?
本作のOSTには、90年代のヒット曲が数多く使われています。 主人公たちの学生時代を描く場面で度々流れる他、バンド演奏やカラオケシーンでも出てくるなど本作において重要な要素となっています。
そんな過去のヒット曲をカバーしているのは、主人公たちのバンド「ミドとパラソル」によるものから、クォン・ジナ、Red Velvet ジョイ、SUPER JUNIORのキュヒョン、イ・ソラ、MAMAMOOのフィインなどのアーティストが参加しています。
スポンサーリンク
賢い医師生活【韓国ドラマ】あらすじ
ソウル大医学部出身の5人組は、全員が40代になった今でも家族ぐるみで仲良くしていました。
それぞれに違う病院で働いていた彼らでしたが、ひょんなことからアン・ジョンウォン(ユヨンソク)が働く病院で共に働くことになります。
病院ではそれぞれに違う科の教授を務め、手術や後輩の教育に精を出す日々を送る一方で、週末には集まって学生時代にやっていたバンドを再結成し思い出の曲を演奏するのがお決まりとなっていきます。
そんな中、それぞれに気になる相手が現れて・・・。
スポンサーリンク
賢い医師生活【韓国ドラマ】みどころ
本作は5人の同級生医師たちを主人公としたヒューマンドラマです。
医療ドラマでありながら手術の旨さを描いたり様々な難病を登場させることがメインでなく、医師としての日常を描いているのが特徴です。
一般的な医療ドラマだと、天才医師や才能のある新人などが登場して困難な手術や様々な医療問題や病院内での難問を解決していくというお決まりの展開がありますが、本作はそういったいかにもドラマといった要素は薄く、権力闘争はほぼなくラブロマンスも過剰には描かれていません。
もちろん医療ドラマに欠かせない要素もあるのですが、同時に友人たちとのコミカルなやりとりだったり、主人公たちの医師として以外の生活も描かれているのが印象的です。週末には皆で集まってバンド練習したり、一緒に食事をしたり、それぞれの家族の手助けをしたりと友情ドラマとしも楽しむことが出来ます。
この医療ドラマ一辺倒になっていないところが本作最大の特徴で、シリアスさやハートフルな要素、そしてコミカルさが絶妙でなバランスでミックスされています。
そして5人はそれぞれ違う科で働いているので、一つの科だけに特化しがちな普通の医療ドラマと違って様々なケースが描かれているのも魅力で、そのため登場人物もかなり多くなっています。例えるならば、群像劇的医療ドラマといった新鮮な作品です!
本作で重要な要素としてあるのが主人公たちによるバンド演奏シーンです。キャストたちは実際に楽器の練習をし、毎週1曲新曲を披露するという斬新なことをやってのけています!
エピソードのテーマと楽曲がシンクロしていることもあり、通常のOSTよりもメッセージ性の強いものとなっています。
メインでボーカルをとるのはチョ・ジョンソクですが、全員がコーラスで参加していたり、楽曲によってボーカルが変わるのもみどころとなります。
スポンサーリンク
賢い医師生活【韓国ドラマ】感想・評価
大病院を舞台とした医療ドラマだと、難病の患者が次々と運ばれてきて主人公が天才的能力を発揮するだとか、理事長や院長の座を巡る権力闘争などが描かれるイメージがあるかと思いますが、本作はそのようなタイプのドラマではありません。
その時点ですでに興味を引かれる作品だと思いましたね!
「応答せよ」シリーズや「刑務所のルールブック」がそうだったように、マクチャン要素はもちろん過剰な演出もなく、クスッとした笑いやキャスティングの妙でニヤリとさせられたり、リアルさをつきつめるでもないのに何故か共感出来るというのも魅力でした。
手術シーンばかりになってないことや、患者とのコミカルなやりとりや病院内での群像劇が中心というのも意外と珍しく、主人公たちが同級生5人でしかも皆それなりに地位があるのに皆が揃ったら学生ノリなのも笑えますし、5人の過去のエピソードも度々出てくるので青春ドラマのような一面もあり斬新でしたね。
本作のみどころを挙げるなら、主人公5人のキャラクターの良さや、魅力的な周りの登場人物などが挙げられますが、特に印象的なのが病院や医師というものを特別扱いしていないことです。医師であっても、一般の人と同様の悩みがあり家族の問題もあります。
有能な医師は居ても超人的な医師がいないからこそリアルに見え、だからこそ見ていて共感出来るんだと思いました。
普通の医療ドラマなら誰かがミスをしたり、患者との揉め事があったり、病院内で事件が起きたりといったハプニングによってドラマを盛り上げがちですが、本作にはそういったお決まりの展開がないのも新鮮です。
かといって退屈というわけではなく、これが一般的な医師の日常だという感じがして身近に感じました。
見る人によっては山場が少ないとか、全体的に地味とか感じるかもしれませんが、個人的にはキャラクターに強く感情移入出来る分、見所満載の作品だと思いました。
作品として特別斬新というわけではないものの、医療ドラマでありながらもコミカルさや音楽要素が強くなっている点は、一般的な医療ドラマとは一線を画しているものだと思います!
まとめ:やっぱり傑作だった!
「応答せよ」シリーズや「刑務所のルールブック」が名作だった分本作への期待値も高かったのですが、その期待を裏切らない傑作だと思いました。
医療ドラマはもちろん、家族、友情、ヒューマン、ロマンス、コメディなどが程よく混在しており、それぞれの主張が強すぎないのがポイントですね!
最後に
本作は既にシーズン2の制作が決まっており、2021年に放送予定となっています。
上記もしたようにアメリカのようなシーズン制も取り入れた作品だけあって、主人公たちの恋愛模様に進展が見えたり、その後の展開が気になるところで本作は終わりを迎えています。
コロナにより2020年以降のエピソードが描けなくなったことも結末に影響を及ぼしているのかもしれませんが、私としては続きを期待させるうまい締め括りだったと思います!