観客動員数1,400万人超えの大ヒット映画「神と共に 第一章:罪と罰」の続編。
韓国映画史上初となる2作連続で観客動員数1,000万人を突破したファンタジー・アクション映画!
キャストはハ・ジョンウ、チュ・ジフン、キム・ヒャンギ、キム・ドンウク、D.O.、マ・ドンソクなど。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
神と共に第二章因と縁キャスト一覧
2018年8月1日韓国で公開(日本では2019年6月28日公開)
上映時間:141分
観客動員数:1227万人
監督、脚本:キム・ヨンファ
「カンナさん大成功です!」
「国家代表!?」
「神と共に 第一章:罪と罰」など
【カンニム役】ハ・ジョンウ
生前の記憶を持つ冥界の使者。転生をかけた裁判の弁護人。
【ヘウォンメク役】チュ・ジフン
使者と死者を守る護衛。生前の記憶はない。
【ドクチュン役】キム・ヒャンギ
補助弁護人。死者の生前の姿を見ることが出来るが、自分についての記憶はない。
【キム・スホン役】キム・ドンウク
前作の主人公であるジャホンの弟。自らも命を落とし怨霊となったが、本作では兄と同様に転生をかけての裁判に挑む。
【ソンジュ神役】マ・ドンソク
ホ・チュンサムを守護する屋敷神。使者たちの仕事を妨害している厄介者。
【ウォン・ドンヨン役】D.O.〈ディオ〉(EXO)
スホンを誤って殺してしまった一等兵。軍隊ではいつもスホンに気にかけてもらっていた。
【パク中尉役】イ・ジュニョク
スホンとドンヨンの上官。ドンヨンと共にスホンの死に関わっている。
【ホ・チュンサム役】ナム・イル
冥界の使者たちが迎えに行くもソンジュ神により妨害され、それによって生かされているおじいさん。
【ホ・ヒョンドン役】チョン・ジフン(子役)
チュンサムの孫。ソンジュ神をおじさんだと思っている。
【閻魔(えんま)大王役】イ・ジョンジェ
カンニムたちを見守る冥界裁判の統括者。
「神と共に 第一章:罪と罰」と同時に制作された続編。観客動員数は1,200万人を突破し、前作と合わせての総観客動員数は2,700万人超えという大ヒットシリーズ。
本作は韓国以外でも公開され、アメリカ、カナダ、香港、台湾など世界中で大ヒットとなりました。
監督は前作に引き続きキム・ヨンファさんが手掛け、キャストは前作の主要メンバーに加え、前作のラストに登場したマ・ドンソクさんが新たに登場しています。
特徴的なのが前作では脇役だったキャラクターがメインとなっていたり、チョイ役だったものにスポットライトが当たっていたりする点で、前作では知りえなかったキャラクターの別の顔が描かれています。
特に、前作で思ったほど活躍の場面がなかったディオ(ド・ギョンス)さんは、本作ではキーパーソンの一人となっており、次回作では更なる活躍が期待されるようです!
スポンサーリンク
神と共に第二章因と縁あらすじ
前作でジャホンを見事転生させたカンニム(ハジョンウ)、ヘウォンメク(チュジフン)、ドクチュン(キムヒャンギ)の3人の使者。
彼らは、あと1人の死者を転生させたら自らも転生することが出来るという段階にいました。
そんな中で新たに担当することとなったのは、ジャホンの弟で怨霊となったスホン(キムドンウク)でした。
本来、怨霊となったものは転生出来ず消滅される運命にあるのですが、カンニムはスホンが怨霊となったのは事故死ではなく何者かの手で殺されてしまったからだと主張します。
閻魔大王はカンニムの提案を受け入れる代わりに、3人の死者にある条件を出します。
それは、送り込まれる死者たちをことごとく追い払う老人ホ・チュンサム(ナムイル)を冥界に連れてこいというものでした。
カンニムはスホンと共に地獄を巡り、ヘウォンメクとドクチュンは下界に降りてホ・チュンサムの元へ行くのですが、その老人は厄介なソンジュ神(マドンソク)に守られおり事はそう簡単に運びそうもありません。
しかも、ソンジュ神が元使者であり千年前に2人を冥界に連れて行った本人だと分かり・・・。
スポンサーリンク
神と共に第二章因と縁みどころ
本作は前作では怨霊となったスホンがカンニムたちと共に地獄で裁判を受けることになります。
これまで描かれなかった使者たちの過去や因縁が描かれると共に、スホンの無念の死の真相が明らかになり、前作よりもヒューマンドラマ要素やミステリー要素が強いものとなっています。なによりも、前作で匂わされていたカンニムの過去が明かされるというのが注目ポイント!
物語も現在の冥界と下界、そして1,000年前の過去と3つの舞台で展開されることとなり、ファンタジー、現代劇、時代劇という風に舞台ごとに作風がガラッと変わるのも特徴です。
もう一つ注目して欲しいのは、前作と同様に様々な地獄を巡るのは同様ながら、地獄のビジュアルは前作とは変わっていること。
これは、地獄の風景や巡る順番は人によって変わってくるそうで、この違いを見比べてみるのも一つの楽しみかたといえます。
もちろん、前作同様にエンターテイメント性も十分に盛り込まれているのですが、本作はコミカルさが増しキャラクタードラマとしての一面が強くなっており、本作を見ることで前作の受け取り方もまた違ってきます。
スポンサーリンク
神と共に第二章因と縁感想・評価
本作の評価の仕方は非常に難しいものでした。前作と比べるとエンターテイメント的には地味目ですし、アクションを期待して見るとちょっと肩透かしを食らう可能性があります。
本作ではメインキャラクターとなるスホンについても、兄ジャホンと比べるとスホンはやっかいなキャラクターですし、そんなスホンが兄と同格の”貴人(生前に多数の善行を行った使者)”というのにもちょっと納得がいきませんでした。
前作ではジャホン一人について注力して描かれていたのですが、本作ではスホン以外にも使者3人やその他のキャラクターについても描かれるのは分、ちょっと描き足りなく感じるところもありました。
その上、本作で明らかになった使者3人の関係性などは他の韓国作品などでも良く見られるものでしたし、スホンの地獄巡りやソンジュ神自身についてもあっさりとしたもので、こちらもちょっと拍子抜けでした。
確かにソンジュ神はキャラクターとしては面白いんですけど、このキャラクターがいることで作品の雰囲気がかなり変わっており、前作のテイストを期待した人からすると賛否が分かれるところかもしれません。
もちろん、メインキャラクターたちの詳細が描かれるのは作品をもっと楽しむにはいいことなんですが、前作とのスケール感と比べると本作は外伝的に感じてしまいます。
作品単体として見れば決して悪いものではないのですが、期待した続編として見ると地味だというのが正直な感想ですね。
最後まで見て、第一章と第二章をうまく編集してバランスをとった方が良かったのでは?とも思ったんですが、それだと第一章の圧倒的な面白さも損なわれてしまう可能性もあるので難しいところですかね。
だだ、この後もシリーズ化が予定されているということなので、後々見てみると章によっての作品の違いは正解だと思えるのかもしれません!
本作を見た後に再度第一章を見ると、さらに面白く感じること間違いなしです!
最後に
前作では主人公の一人であるチャ・テヒョンの弟役として登場したキム・ドンウクさんが、本作では前作の兄と同様の立場となっています。
この「神と共に」シリーズは2021年の制作を目標に第三章、第四章が控えているそうなんですが、そうなった場合には第一章、第二章では脇役だったディオさんがチャテヒョンさんとキムドンウクさんと同じ立ち位置(主人公の一人に昇格)になりそうです。
そういったことを見越してか、ディオさんは陸軍に早期入隊したそうです。
ディオさんはEXOの活動のみならず、俳優ド・ギョンスとしても映画にドラマにと大活躍中でしたが、そんな中での突然の入隊は大ヒットシリーズの次回作への出演計画が大きく影響しているようです。
→「神と共に」は1、2ともU-NEXTで配信中!