チェ・ジニョク×ペク・ジニ共演で贈る検事たちと悪者たちとの闘いを描いたサスペンス・ラブストーリー。
キャスト、あらすじ、最終回感想感想、みどころをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
傲慢と偏見【韓国ドラマ】キャスト一覧
Netflix全21話
平均視聴率:9.8%
最高視聴率:12.8%
放送年度2014年10月から韓国で放送
演出:キム・ジンミン
『犬とオオカミの時間』『結婚契約』
脚本:イ・ヒョンジュ
『おしえて!イルスン』
【ク・ドンチ役】チェ・ジニョク
高卒で検事になった秀才でキャリアは10年。仁川地検首席検事。ヨルムの元恋人。
【ハン・ヨルム役】ペク・ジニ
仁川地検の修習検事。ロースクール出身の秀才。ドンチのことを弟を殺した犯人と疑っている。
【ムン・ヒマン役】チェ・ミンス
仁川地検部長検事。底が知れない野心家。
【チョン・チャンギ役】ソン・チャンミン
別名ケゲピョン。町のごろつき。カン・スの親のような存在。
【カン・ス役】イ・テファン(5urprise)
テコンドー選手出身の新人捜査官。純朴かつ真面目。ヨルムに惹かれる。
【イ・ジャンウォン役】チェ・ウシク
仁川地検検事。
【ユ・グァンミ役】チョン・ヘソン
検察捜査官。テギの娘。
【ユ・テギ役】チャン・ハンソン。
検察捜査官。グァンミの父親。
【イ・ジョンゴン役】ノ・ジュンヒョン
検察局長。
【オ・トジョン役】キム・ヨジン
次長検事。
本作で主演のチェ・ジニョクさんとペク・ジニさんは2014MBC演技大賞 優秀演技大賞を受賞し、チェ・ミンスさんも黄金演技大賞を受賞しています。
チェ・ジニョクさんにとっては入隊前最後の作品となりました。
当初は軽くて明るい作品を考えていたそうですが、台本を読み本作のメッセージ性が気に入り選んだのだとか。
本作が初の主演作となったペク・ジニさんは、本作が今年3本目の出演作という人気ぶりです。
怪優チェ・ミンスさんは本作を真の意味で引っ張る重要な役柄を演じています。
主人公たちの上昇でありながら、味方なのか敵なのかもよく分からないキーマンです。
人気俳優イ・テファンさんにとってはテレビドラマとしては本作が2作目であり、初の主役級作品となりました。
この作品によって広く知られるようになります。
本作のOSTは、「エディ・キム/一日一つ」「パク・チユン、チョ・ヒョンウ/チャンネル固定」「ファヨビ/私の宇宙」「イ・ギチャン/普通の別れ」などの歌唱曲がドラマを彩っています。
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傲慢と偏見【韓国ドラマ】あらすじ
検事の研修として仁川地検にやって来たハン・ヨルム(ペクジニ)は、偶然元恋人で首席検事のク・ドンチ(チェジニョク)と再会します。
ドンチが再会を喜ぶ一方、ヨルムはかつて弟を殺した犯人がドンチであると疑っており、復讐に来たとドンチに宣言したのです。
その後、二人は民生安定チームに配属され、検事部長のムン・ヒマン(チェミンス)、捜査官のカン・ス(イテファン)らと共に様々な事件に対応していくことになるのですが・・・。
果たして二人には過去に何があったのか?
恋人同士から敵となってしまった理由とは?!
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傲慢と偏見【韓国ドラマ】みどころ
本作は、韓国では定番の”検事ドラマ”です。
主人公二人は検事として共に働くことになるのですが、元恋人同士だったり、ヒロインが主人公に恨みを抱いていたりと、因縁があるようです。
そんな複雑な過去の事情がありながら、様々な事件に対処していくのですが、同僚の検事や捜査官、そして上司もくせ者で、サスペンスドラマであると共にこの人間関係も本作のみどころとなります。
恋愛模様も、誤解によりすれ違った元恋人同士の復縁劇や同僚の恋なども描き、シリアスなドラマを和らげる役割を果たしています。
時系列順に物語が展開しない本作は、見る人によっては難しく感じるかもしれませんし、重くて暗い作品でもありますが、登場人物を演じる俳優さんたちは演技派ばかりなので物語りに入り込めば見応えのある作品となること間違いなしです!
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傲慢と偏見【韓国ドラマ】最終回感想
韓国において毎クール(こういう呼び方するのかは不明ですが)に最低でも一つや二つはある検事が主人公のサスペンスものですが、これらの作品は日本で例えるなら1話完結ものの刑事ドラマや犯罪捜査ドラマにあたるような気がします。
それは内容が似ているとかではなく、他にも似たようなテイストの作品がいくつも作られているということ!
いい意味で言えば皆が好きな定番のジャンルということなんですが、悪く言うと見る前から展開がだいたい予想出来るということ。
なのでこの系統の作品を見る際に注目するのはキャスティングであり、サスペンスと恋愛のバランスがどうなのかということなんです。
そんな風に多くの類似作品の一つとして見ていた本作ですが、たまにこういう秀作があるから全てをスルーするわけには行かないんです!
主人公の二人をはじめ、くせ者感満載のチェ・ミンスさんや他のベテランや若手たちの演技合戦が素晴らしく、このキャラクターたちの魅力があるからこそ類似作品と呼ばれるものとは一線を画すことになったんだと思います。
特にチェ・ミンスさん演じるムン・ヒマン部長検事は、他の作品で見るような分かりやすい上司ではなく、なかなか本当のところが見えない真の主役とも言える存在感を見せたキャラクター。
この役柄がもっとありきたりなものであったならば、本作の評価も変わっていたことでしょう。それ位に重要なキャラクターだと思います。
とはいえ、主人公二人の関係性や、過去の事件の関係者が1ヶ所に集まっているという設定、そして誤解から始まった恋愛ドラマなどは珍しくなく、引き込まれる演技力はあったとしてもこの辺のベタさは勿体ないところ。
あと、重いテーマの作品なので、もっと気楽に見たい人(それこそ一話完結ものが好きな人)には向いていないかもしれません。
最終回に関しても、この作品の流れを考えると納得なんですが、多くの場合のようなハッピーエンドを望む人にはモヤモヤが残るかもしれませんね!
最終回が”分かりにくい”と感じた人はこのハッピーエンドのような、そうでないような、という難しい終わり方にしっくりこなかったからだと思います。
しかし事件の内容は重苦しいですし、展開も複雑なので賛否が分かれる作品かもしれません!
最後に
本作は、タイトな撮影時間に追われて撮影された作品だそうで、そのせいで台本が出来て直ぐに撮影に入ったり、放送時間が迫り撮って出しになったこともあったんだとか。
事前撮影でない作品ではこういうことが多く、特に韓国のように週に2回放送されるような制作環境だと、ギリギリで撮影し放送していることも当たり前。
本作の最終回も視聴者から”説明が足りない””1話で語るには短すぎた”という不満が出たのはそういった事情もあったようです。
他の韓国ドラマでも「何で撮り直さなかったんだろう?」と粗が目立つシーンも多々あったり、最終回がやけに詰め込みすぎだったりするのは時間に追われて仕方なくということが大きいんでしょうね!
近年は事前制作ドラマも増えてきていますが、韓国ドラマ好きとしては沢山のドラマを見たい気持ちもありますが、作品数が減ったとしても余裕をもって作り、完璧な編集がされた作品がもっと増えることを望みます。