ごめん、愛してる【韓国ドラマ】キャスト・あらすじ!感想・評価は?

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ソ・ジソプとイム・スジョンを大ブレイクに導いた韓国ドラマ史上に名高い名作。

自らの出生の秘密を知り母への復讐を誓った男の濃密で切ないラブストーリーです。

日本でも長瀬智也主演によりリメイクされた傑作オリジナルを見てないなんて人生損してますよ。

キャスト、あらすじ、感想まとめました。

(トップ画像公式ページより)

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目次

ごめん、愛してる(韓国ドラマ)キャスト一覧

全16話
最高視聴率29.2%
平均視聴率20.3%

放送年度(2004年11月から韓国で放送)

演出:イ・ヒョンミン
脚本:イ・ギョンヒ

【チャ・ムヒョク役】ソ・ジソプ

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【チェ・ユン役】チョン・ギョンホ

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【カン・ミンジュ役】ソ・ジヨン

【ユン・ソギョン役】チョン・ヘジン

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【ソン・デチョン役】イ・ヨンハ

【チャン・ヘスク役】キム・ヘオク

韓国で「冬のソナタ」を凌ぐ大ヒットを記録した伝説のドラマ。

平均視聴率20%以上、韓国放送大賞にて最優秀作品賞を受賞したり、百想芸術大賞でも数々の賞を獲得するなど、非常に評価の高い作品です。

韓国ではドラマのことを「ミサ」(原題:「ミアナダ、サランハンダ」の頭文字をとってミサ)と呼び、見終わるとドラマが頭から離れなくなって何も手につかない「ミサ廃人」を生み出したり、ムヒョクのファッションやセリフをまねる熱血ファンが登場するなどの社会現象を巻き起こしました。

そしてこのドラマはこれまでに3本のドラマリメイク(トルコ、タイ、日本)と、1本の映画リメイク(中国)があるなどアジアで人気の高さがうかがえます。

このドラマは、多くのブレイク俳優を生み出したことでも有名で、ソ・ジソプとイム・スジョンは今や大俳優ですし、この時まだ21歳だったチョン・ギョンホもこの作品で広く知られるようになり、多くの映画・ドラマで主演を努めています。

余談・・・・ソジソプが撮影で髪型を編み込みにしてるシーンがあるんですが、撮影中何日かすると頭がガンガン痛くなってきたそうで、撮影完了後に髪をほどいてスタッフに「薄くなってませんか?」と確認するぐらい毛が抜けて痛かったんだとか。

ごめん、愛してる(韓国ドラマ)OST情報!

名作ドラマたる条件の一つに音楽があります。本作は、中島美嘉の「雪の華」を韓国語カバーしパク・ヒョシンが歌い大ヒットした主題歌があり、この曲がドラマを印象深いものにしていることは疑う余地はないでしょう。

ごめん、愛してる(韓国ドラマ)あらすじとみどころ

この作品は、韓国ドラマの「胸キュン必死の名セリフTOP5」や「衝撃のラストシーン5作品」にも選ばれるほどの、名ラブシーンとラストシーンを持つ作品です。

自分を捨てた母を憎みながらも、心の奥底では無償の愛を求めたムヒョク。

自分には得られなかった愛を息子へと注ぐオ・ドゥリ。

幼馴染への長年の恋心をムヒョクへ向けるようになったウンチェ。

ただの幼馴染と思っていたウンチェへの愛情に気づいたユン。

それぞれの悲しい愛のカタチが描かれた切ないラブストーリーがこのドラマの神髄です。

この頃の韓国ドラマは悲恋ものが主流だったのでしょうか、同年放送でソ・ジソプがこの作品の前に主演し大ヒットした「バリでの出来事」も悲恋のドラマで、「衝撃のラストシーン5作品」にも選ばれています。

韓国ドラマはなんだかんだありながらも、結局最後はハッピーエンドというイメージだったのは、この時代の作品を多く見てないからですかね。

ストーリーは凄くシンプルです。主人公ムヒョクは余命を宣告されるほどの重症となり、死ぬ前に母親の顔を見てやろうと祖国へとやってきます。

そこで偶然再会したウンチェに仕事を紹介してもらい、行った先にいたのが母親らしき女性。しかし、そこには母親の息子だというユンがすでにいて・・・。

その後は生き別れの双子の姉と再会しその息子と一緒に暮らすようになり、ウンチェやユンとも親交を重ねます。

そんな中で母親が自分を何故捨てたのか気になり接触を試みるのですが、全てを忘れてしまったかのような態度に復讐心が強くなるのです。

そこで、ユンが好きなミンジュを利用したりもするのですが、どうしても復讐への一歩を踏み出せないムヒョク。

その後自分を捨てた理由が判明しウンチェとの関係も進展していく中で、ムヒョクは自分の死が近いことを悟ります。

死を目前にムヒョクはどう行動するのか、ウンチェとの関係はどうなるのか、そういうお話です。

是非注目してみてほしいのは、ソ・ジソプ演じるムヒョクの何とも言えない物悲しい表情!

この静かに燃えるような泣くような表情が、このドラマに深みを与えるほどの名演技だと思います。

復讐心や、出生の秘密、三角関係などお決まりの設定はありますが、基本は愛を求める人々の物語であり、ゴチャゴチャした感じはありません。

韓国特有の設定や展開が少なく、そのシンプルさが他国でもリメイクされた所以だと思います。

日本でのリメイク版は見たけど、オリジナルは見たことがないという方は絶対に見た方がいいですよ!大傑作です!!

ごめん、愛してる(韓国ドラマ)感想と評価・評判

冒頭から韓国が嫌いだと始まる衝撃のドラマ。母国にいい思い出なんかないオーストラリアで暮らすチンピラが主役。そこでたまたま助けてやった韓国人女性と、韓国で再会することとなり更に産みの母親とも出会う。この時点で、ありえないと思うか、しっかり入り込めるかでドラマを楽しめるかどうかが決まってくる。私は後者だ。10年以上も前のドラマで映像も古臭いが、ドラマの内容は時代や国など関係なく感動できるものだ。
このドラマは深い愛情も、大きな感動もある作品だが、人に全力で薦められるかというと悩みどころ。見た後の衝撃と、引きずり方が半端ないからだ。韓国ドラマが嫌いな人は、どれも似たような展開でお決まりのパターンでドラマは進行するのが受け入れられないというが、そういった要素はほぼない。ラブコメ展開もイチャイチャ要素もまずない。真にいい話なのだが重い。しかし、韓国ドラマの傑作であることは間違いないと思う。
2004年の作品にしては、えらく古臭い内容だと最初は思った。ドラマの始まりが1997年とあるので、時代が少し昔なのかもしれないがそれにしても古臭いドラマに見える。内容も自分を捨てた母親への復讐というものだし、日本だと80年代の大映作品かと思うほど。ソ・ジソプが真面目にやってる変装姿も怪しすぎるし、突っ込みどころも多い。しかし、そういうところを差し引いたとしても凄く面白いのだ。特にどこか新しいといったものがあるわけではないのに、とにかくハマる作品。日本のリメイク版も見たけど、こちらとは比べ物にならない。
このドラマを見てから、ソ・ジソプという俳優にほれ込んだ。これ以降は、ソ・ジソプが出ていればなんでも見たし、彼の存在感は凄い。役どころはいつも陰のある役や、あまり笑わない暗い役が多いのだが、それぞれに魅力がある。この作品の時まだ25,6だったんだな。日本でこの年でこの雰囲気と風格を出せる俳優なんて見当たらない。イム・スジョンも美人と呼べる人ではないが独特の魅力と妖艶さがある好きな女優だ。
近年のドラマのすべてがそうとは言わないが、ほとんどが軽すぎる。別にメロドラマや愛憎劇が軽いとか言いたいわけじゃなく、ラブコメや恋愛ものの殆どが「どうせハッピーエンドなんでしょ?」とわかるものばかりで、エンターテインメントとしては楽しくて笑えはしても、作品として素晴らしいかといえば違うと思う。このドラマは真の傑作だ。何度見ても泣けるし、最高のラブストーリーだとも思う。見ないと損!
このドラマは近年の「先が読める、予想出来る」ものとはまったくの別物だ。脚本がしっかりしているんだろうけど、この先どうなっていくのか読めないからハマるのだ。確かに、出生の秘密や、交通事故、生き別れた兄弟など定番なものもあるけど、それらは物語をワザと複雑にするためのものではなく必要とするもの。これら以外には余計な脱線や、複線もなく、ストレートに復讐と愛の物語として突き進んでいく。だからこそ「どうせこうなるんでしょ」とか言う余地が無いのだ。いろんなジャンルを取り込んで、新しいドラマのカタチを作っていくのも悪くはないが、このドラマの様な一つの主題を追求するのも悪くない、そう思わせる傑作。
まとめ:日本のドラマと一緒に考えても間違いなく上位に位置する傑作だと思います。復讐と愛の物語という新しさなどない作品ですが、物語に入り込んでしまう魅力と真に迫る演技力が伺えます。ソ・ジソプの物悲しい表情や、なんともやり切れない物語に、見なければよかったと後悔するほどの衝撃が胸に残る作品です。

最後に

この作品は「韓国ドラマ」という枠組みは必要ないほどの傑作です。

冷静になって考えてみると、物語の内容的には珍しくもなんともなくどこかで聞いたことのある話なのに、なぜこんなにも胸がざわざわするのでしょうか。

それはやはり。ソ・ジソプとイム・スジョンの物悲しい表情や、報われない愛を見届ける雰囲気からくるものかもしれません。

ムヒョクは母親へ復讐したい気持ちはありながらも、どこかで愛情を注がれたいとも思っていますしウンチェのことも愛するようになり、ウンチェも幼馴染を長年想いながらもムヒョクへも強く惹かれるものがあります。

登場人物がみんな悲しみを抱え、報われることがないという残酷なストーリーでありながらも、それぞれが無償の愛を示した純愛ドラマでもあるのです。

この作品を見てから、主演のお二人の大ファンになりました。それほどに魅力のある役者さんですよ。

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