2016年に夫婦となったアン・ジェヒョン、ク・ヘソン共演作!
ヴァンパイア同士の戦いと禁断の恋愛を描いた韓国初のファンタジー医療ドラマです。
キャスト、あらすじ、感想、みどころをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
ディアブラッド キャスト一覧
原題:ブラッド
全20話
U-NEXT全29話
平均視聴率:4.74%
最高視聴率:6.0%
放送年度2015年2月から韓国で放送
演出:キ・ミンス/イ・ジェフン
脚本:パク・ジェボム
【パク・チサン役】アン・ジェヒョン
【ユ・リタ役】ク・ヘソン
【イ・ジェウク役】チ・ジニ
【チュ・ヒョヌ役】チョン・ヘイン
【チョン・ジテ役】キム・ユソク
【チェ・スウン役】チョン・ヘソン
【ユ会長役】キム・ガプス
【ジェイ役】イ・ジフン
【テミン病院第2外科長】チョ・ジェユン
本作はヴァンパイアドラマの先駆けとも呼ばれていますが、今は主演のアン・ジェヒョンさんとク・ヘソンさんが結婚する切っ掛けとなった作品として有名です!
ドラマは2015年の作品ですが、二人は翌年には結婚することになりました。(のちに離婚)
OST情報
本作のOSTで注目なのは、やはり少女時代ティファニーによるポップバラード「Only One」でしょう。
その他にも、「ソン・ハイェ/Be Alright」、「ハ・ヒョヌ(クッカステン)/I can’t stop loving you」、「MCメタ/Cell(feat.タル、ジンヒョン)」などがあります。
ディアブラッド あらすじ
ある事故によってヴァンパイアウィルスに感染してしまった両親から生まれたチサン(アンジェヒョン)は純血のヴァンパイア。
その研究をしていた父は、共にウィルスに感染していた医師のジェウク(チジニ)とその一味に殺され、以来チサンは追っ手から身を隠しながら母と共にひっそりと暮らしていました。
そんなある日、チサンは森の中で野犬に襲われていた少女を助けます。
しかしその後、母までもが一味に命を奪われてしまいます。
一人生き残ったチサンは、服薬によって血への欲求を押さえながら、紛争が続くコチュニア共和国でボランティア医師として働いていました。そして、両親をヴァンパイアに変えてしまったウィルスの謎についても調べ続けていました。
そんな中、チサンの事情を知る友人のヒョヌ(チョンヘイン)から連絡を受け韓国に戻ってきます。
ヒョヌがテミンがん病院のデータベースをハッキングし、そこでヴァンパイアの資料を発見したことから、チサンは肝胆膵外科の科長として赴任することに。
初日からテミングループの会長の姪である外科医のリタとぶつかり合ってしまうのですが、実は彼女はかつてチサンが助けた少女だったのです。
一方ジェウクもチサンを追って病院長に就任し、彼を利用しようとしてくるのですが・・・。
ディアブラッド みどころ
本作はヴァンパイアを主役にしたラブストーリーとサスペンスが展開されるというもので、医療ドラマでもあり、悪のヴァンパイアと戦うアクションドラマでもあります。
のちに結婚する主人公カップルに注目が集まりがちですが、悪のヴァンパイアを演じているチ・ジニさんも強烈なカリスマ性を発揮しています。
色白で線の細いアン・ジェヒョンさんはヴァンパイアという役柄にピッタリで、これまでのドラマで見せた天真爛漫さやプレイボーイなキャラとは違った魅力が本作では見ることが出来ます。
ク・ヘソンさんも色白で知られているので、二人のお似合いぶりを見るのも本作のポイントです。
韓国版『トワイライト』と呼ばれるだけあって、悪のヴァンパイア一味もイケメン揃いで、そういう意味でも女性ファン必見の作品だと思います。
純血のヴァンパイアであるチサンを狙うジェウク一味との闘い、ヴァンパイアから普通の人間になりたいチサン、そしてチサンとリタの恋愛ドラマに注目です!
ディアブラッド 感想と評価・評判
本作の舞台は病院となるので医療ドラマの一門もあるのですが、それはあくまでもトッピング程度で、メインは悪のヴァンパイアとの闘いになります。
ヒロインとの恋愛ドラマは思ったほど割合が多くなかったですね。
これまでの韓国ドラマと比べると珍しい作品と言えるでしょうけど、元々海外ドラマや洋画をよく見る人からすれば、やっぱりそれらの焼き直しに感じてしまいます。
そして、韓国ドラマお馴染みの病院での派閥争いなども入れてくるのは、ちょっと盛り込みすぎのような気がしますね。
韓国の普通の恋愛ドラマやサスペンスドラマに飽きた人には楽しめるかなと思います。
ただ個人的には新鮮さや驚きはあまりありませんでした!
アン・ジェヒョンさんもチ・ジニさんもキャラクターにピッタリだし魅力的である一方、ヒロインのク・ヘソンさんは個人的には苦手で、常に疑いの表情をしているのがどうも気になってしまうんです。
主人公についても、もう少し人間的になっていく過程を見せてほしかったところです。
そして本作の最終回も問題で、さっぱり意味不明なまま終わってしまいました。
それが色々と想像出来たり予想をして楽しめるものではないのが一番の問題ですね!
そもそも、同じ病院に悪人が集まりすぎなのも出来すぎですし、悪のヴァンパイアたちの規模が小さすぎると思います。
後半へ行けば行くほど細かい突っ込みどころが出て来て、スタイリッシュでクールなドラマを予想していたのに、結果マンガのような作品となってしまいました。
最初の方の色々と謎がある段階では興味深く見れたのですが、話が進んで色々と明らかになってくると粗が目立ってきたという印象でした。
まとめ:主人公と悪役のキャラクターは魅力的だしドラマのテーマとしては良かったんですが、主人公の変化が見受けられなかったり、色々と粗が目立ちよくわからないまま終わってしまいました。設定自体は面白かったのに、展開の仕方がマズかったのが残念ですね!
最後に
最初の方は海外ドラマのような面白が漂う期待大の作品だったんですけどね・・・。
色んな突っ込みどころがあるのはファンタジードラマだとして許容出来ても、主人公は人間になりたいはずなのにストーリーが進んでもあまり変化が見られないので感情移入が出来ないんですよね!
ヴァンパイア=クールなイメージがあるのでそれで通したのかもしれませんが、それならばせめてヒロインにはもっと人間らしい感情の起伏を見せて欲しかったですよね。