「イカゲーム」のパク・ヘス主演。
原因不明の連続爆発殺人事件「キマイラ」の真実を追うサスペンススリラー。
キャストex画像、スタッフのセクハラ問題、あらすじ、評価、感想などをまとめました。
（トップ画像公式ページより）
キマイラ【韓国ドラマ】キャスト一覧
U-NEXT全32話
放送期間：2021年10月30日～12月19日まで韓国OCNで放送
平均視聴率：1.44%
最高視聴率：2.39%
演出：キム・ドフン
「スポットライト」「太陽を抱く月」
「メディカル・トップチーム」など
脚本：イ・ジンメ
「アイ・アム・セム〜I am Sam〜」「元カノクラブ」など
【チャ・ジェファン役】パク・ヘス
強力班刑事。
【ユジン・ハサウェイ役】スヒョン
韓国に派遣されたプロファイラー、FBI捜査官。
【イ・ジュンヨプ役】イ・ヒジュン
ソリュン病院外科医。特殊部隊出身。
【キム・ヒョギョン役】チャ・ジュヨン
UBS調査報道局記者。
【チャ・ウンス役】ナム・ギエ
ジェファンの母。
【ハン・ジュソク役】カン・シニル
強力2班班長。キマイラ事件の元担当刑事。
【ペ・スングァン役】ウ・ヒョン
警察署長。キマイラ事件の元担当刑事。
【コ・グァンス役】ホ・ジュンソク
特捜本部班長。
【イ・ミンギ役】キム・グィソン
国会議員。キマイラ事件の元担当検事。
【イ・ファジョン役】キム・ホジョン
ソリュン病院理事長ミンギの妹。
【ソ・ヒョンテ役】イ・ギヨン
ソリュングループ会長。ミンギの高校の同級生で、ファジョンの夫。
「イカゲーム」「ペーパー・ハウス・コリア」「ナルコの神」など、世界配信されている人気ドラマに立て続けに出演しているパク・ヘス主演による本格クライムサスペンスです。
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キマイラスタッフのセクハラ問題とは？
約13億円という巨大な製作費が投じられた大作で、世界的にも有名となったパク・ヘスとハリウッド大作に出演するスヒョン共演という豪華キャストですが、スタッフのセクハラ問題によりドラマ制作が一時的に中止されたり、そのために放送枠が決まらなかったりと問題続きでした。
撮影中だった2019年6月、制作陣の会食の席で助演出Aが、スクリプター（記録係）のBをセクハラする事件がありました。
この問題を解決する過程でプロデューサーCがB（被害者）に対し、
「拒否しなかった君のせい」
などと言って、問題が拡大。
これに対し制作会社側は急いで公式謝罪文を発表し、該当助演出とプロデューサーを下車させますが、議論は消えず、ドラマは撮影中断まで追い込まれました。
その後、１か月して撮影は再開するも、キマイラはセクハラ論議ドラマという汚名を残すことに。
2019年にはすべての撮影を終えますが、放送は2021年末となってしまいました。
「イカゲーム」を通じて世界的に注目されたパクヘスと「マウス」の興行で認知度を上げたイヒジュンの存在がなければ、お蔵入りとなっていたかもしれません。。
「キマイラ」は論議を避けようとしたのか、通常ドラマ初回放送前に行われる制作発表会も省略されています。
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キマイラ【韓国ドラマ】あらすじ
ある日、原因不明の爆発事故が起き、強力係刑事（刑事課）のジェファン（パクヘス）が担当することに。
自殺なのか車の異変なのかと調べていたジェファンだったが、車からは爆発するような原因も発火元となる証拠も見つからず、FBIから派遣されたプロファイラー・ユジン（スヒョン）に協力を依頼する。
すると、この事故が35年前に起きた連続爆発殺人事件“キマイラ事件“と酷似していることに気付くことになる。
その後この事件は、刑事のジェファン、プロファイラーのユジン、外科医のジュンヨプ（イヒジュン）、報道記者のヒョギョン（チャジュヨン）らが違う目的を持って追うことになるのだが、35年ぶりに起きたキマイラ事件の真相と、現在起きている爆発事件の繋がりとは！？
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キマイラ【韓国ドラマ】みどころ
原因不明の爆発事故と、35年前に起きた連続爆発殺人事件“キマイラ事件”との繋がりを探っていく本格クライムサスペンス！
キマイラ事件と過去に関係した者たちや、キマイラ事件により人生を狂わされた者たちによるストーリーで、刑事、プロファイラー、医者、記者らが35年前の事件に隠された真相に迫ることになります。
CGを多用した爆発シーン、いつ、どこで、何が爆発するのか分からないというスリリングさ、そして刑事と容疑者とのブロマンスなど、みどころはいくつもあるのですが、1番のみどころとなるのは35年前の事件と現在の事件にどのような関係性があるのかのということ！
過去にキマイラに関わった者たちの間に何か秘密があるのか？犯人として捕まった男は冤罪だったのか？現在、事件を調査する者たちの目的とは？そして、現在起きている爆発事件はキマイラ事件の真犯人によるものなのか？！
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キマイラ【韓国ドラマ】感想・評価
思ったほどスリリングではなかったのが残念…。
キャスト的には好みですし、普通の殺人事件ではなく爆発事件というのも面白いと思ったのですが、そんないつ爆死してもおかしくないという状況の中にロマンスやブロマンスを入れたのは余計だと思いましたね…。
連続爆発殺人事件というシリアスなテーマを扱うのなら、ハラハラドキドキのミステリー＆サスペンス路線のみで突っ走って欲しかった！
それにパク・ヘスとイ・ヒジュンの相性は良かったですが、ロマンスとしてはイケメン要素が足りませんし(分かりやすいイケメンが良かった！)、ユジンもキツめなタイプなのでロマンス向きでないと感じたんですよね。
これが、サスペンス一本ならむしろ最適なキャストだったので、やはり路線を絞るべきでした。
何が爆発するのか、いつどこで爆発するのか分からない！というスリリングさと、ロマンス＆ブロマンスというものはマッチしないので、そんな要素をちょいちょい挟む必要はなかったですかね。
そんなサブ要素を抜きにしても、盛り上がりが遅いのもマイナス要因かと。
序盤での伏線張りはいいとしても、中盤で一旦ダレて後半から巻き返すという展開は、ダレるくらいなら話を短くしても良かったのかもしれません。
確かに終盤は畳み掛けるような展開になっていますが、これだけの制作費をかけた作品ならば出し惜しみせずに中盤からラストまでスパートをかけてほしかったです！
まとめ：科学の知識を活用しての爆発事件というサスペンスはスリリングかつミステリアスでしたが、その他の要素でスリリングさが失われたり、中盤で盛り下がるというような展開は余計に思えました。
結末が切なすぎて犯人よりも被害者に怒り心頭というのも…。
最後に
ーーー＊ネタバレあり！ーーー
韓国サスペンスではよくある設定ですが、軍事政権時代(？)の警察の拷問により家族を失い、その復讐を残された家族が実行するというもの。
本作もそのパターンでしたね。
最近見たDisney+ドラマ「弁論をはじめます」もこの設定でしたが、韓国ではよくあることなのでしょうか？？