日本の同名ドラマを韓国でリメイクした作品。
夫が妻を殺害しようとしたら肝心の妻が誘拐された!?結婚とは何かをサスペンスチックに描いた異色のブラックコメディ!!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
僕のヤバイ妻【韓国ドラマ】キャスト一覧
U-NEXT全32話
平均視聴率:2.686%
最高視聴率:3.403%
放送期間:2020年10月5日~11月24日まで韓国MBNで放送
演出:イ・ヒョンミン
「ごめん、愛してる」「赤と黒」
「僕は彼女に絶対服従~カッとナム・ジョンギ~」
「力の強い女ト・ボンスン」など
脚本:ファン・ダウン
「甘くない女たち~付岩洞<プアムドン>の復讐者」など
【シム・ジェギョン役】キム・ジョンウン
ユンチョルの妻。大手食品会社オーナーの娘。インフルエンサー。
【キム・ユンチョル役】チェ・ウォニョン
ジェギョンの夫。カフェレストラン「オールドクロップ」代表。
【チン・ソンミ役】チェ・ユファ
ユンチョルのレストランのチーム長。ユンチョルの不倫相手。
【ハ・ウネ役】シム・ヘジン
ユンチョルとジェギョン夫婦の隣家の住人。美容用品会社の社長。
【チョ・ミンギュ(ケビン)役】ユン・ジョンソク
ウネの年下の夫。通販番組の元モデル。
【ソ・ジテ役】イ・ジュニョク
ジェギョン誘拐事件を担当する有能な刑事。
【キム・ヒジョン役】チョン・スヨン
ジテの妻。作家志望の専業主婦。
【ノ・チャンボム役】アン・ネサン
ユンチョルの姉の元夫。質屋を装いながら興信所を経営。元刑事。
【ソン・ユミン役】ペク・スジャン
画家。ジェギョンの美大の後輩。
【イ・ジンス役】キム・ジェチョル
Bar「SUD」社長。ジェギョンの高校時代の家庭教師。
伊藤英明、木村佳乃主演により放送された2016年の同名ドラマをリメイクした作品。
このドラマは中国(2017年)やトルコ(2018年)でもすでにリメイク済みです。
演出は「ごめん、愛してる」など多数のヒット作を手掛けてきたイ・ヒョンミン監督。
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僕のヤバイ妻【韓国ドラマ】あらすじ
カフェレストランを経営するユンチョル(チェウォニョン)は、妻のジェギョン(キムジョンウン)と結婚して6年の夫婦。
裕福な家庭で生まれ知性と美貌も備えたジェギョンは、誰からも憧れる完璧な女性として知られていました。
しかし、そんな妻の完璧さに嫌気がさしていたユンチョルは、不倫相手のソンミ(チェユファ)と共に妻の殺害を企てていたのです。
妻のサポートによって始めた事業もうまくいかず多額の負債を抱えていたユンチョルは、ソンミにそそのかされる形で毒物入りのワインを片手に帰宅。
ところが、自宅に帰ってみるとそこに妻の姿はなく、床に大量の血痕が残されていたのです。
その後、警察に通報したユンチョルでしたが、やましいことだらけのユンチョルは小さな嘘を重ねてしまい、遂にはジェギョン殺害容疑で逮捕されてしまい・・・。
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僕のヤバイ妻【韓国ドラマ】みどころ
本作は日本の同名ドラマをリメイクした復讐ブラックコメディです。
完璧すぎる妻をキム・ジョンウンが、妻を前にするとアレルギー反応まで出てしまう夫をチェ・ウォニョンが演じ、結婚生活に潜む闇がコミカルに描かれていきます。
金銭でも能力でも妻にかなわない夫は、そんな妻に嫉妬する同僚女性と不倫関係にあり、その上彼女にそそのかされて妻殺害計画まで立ててしまうんです。
ところが、計画を実行しようとしたところ妻が何者かに誘拐されてしまいます。
完璧な妻への嫉妬から夫をそそのかす愛人に、どこか怪しい隣家の夫婦、夫を最初から疑ってかかる刑事とその妻、そして妻との関係性が疑われる後輩と元家庭教師。
妖しい人物が多数登場する本作ですが、果たして身代金を要求した犯人は誰なのか?
血痕を残したまま消えた妻の行方とは?
そして、妻の殺害を企てていた夫は妻を救おうとするのか?
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僕のヤバイ妻【韓国ドラマ】感想・評価
日本版の「僕のヤバイ妻」を見ていた時に思ったことが「なんだか、韓国ドラマっぽいドラマだなぁ。」と思ったもんですが、原作(脚本)自体が日本人の手によるものだったんですね!
まぁ、韓国っぽいテイストに寄せたのかもしれませんが(違ったらすいません!!)、それが韓国でリメイクされるとは。そんなイメージをしてたくらいだから、そりゃぁ違和感ないですよ。
日本だと俳優さんのイメージを分かって見るから笑えたり、そのギャップが面白かったりしたんですが、本作はそれとは違った楽しみ方が出来ました。
それは話数が増えた分、韓国ドラマ特有の要素があちこちに入っていることですね。
ヒューマンドラマ的要素が増していたり、日本のドラマでは分からなかった詳細が描かれていたり、結婚について考えさせられたりといったこと。
ですが、テンポが良く、ブラックコメディとしてサクッと見れるオリジナルと比べると、テンポが悪くなっていたり、不必要エピソードがあったりとどこか間延びしていた印象がありました。序盤は面白かった分勿体なかったですね。
主人公二人のキャラクターに関しては好みが分かれるかもしれませんが、インパクトが強いのも作品としてまとまりがいいのもオリジナルの方かもしれません。
本作の方を先に見たらどう思うか分かりませんが、設定とキャラクターが重要な作品においては、変に他の要素を付け加えるよりもメインテーマとなるものをシンプルに描いた方が伝わりやすいんじゃないでしょうか!
最後に
日本のドラマをリメイクしてもヒットしている印象はないのに、それでも脚本が優れていたらリメイクするんですね。
そもそもこのドラマのオリジナル(日本版)は、視聴率が低いことから打ちきりになったともされていた作品でしたし(全9話)、2012年のアメリカの映画「ゴーン・ガール」に似ているとパクリ疑惑も飛び出した作品だったんですが、いつのまにか中国やトルコでリメイクされ、ついには韓国でもリメイクされたんですよね。ということは、パクリ疑惑はデマだったんでしょうか?
作品の質が良くなければ当然海外リメイクされないでしょうから、視聴率が悪かったのも作品のテイストが日本人に合わなかったか、それとも変なデマのせいだったのかもしれませんね。
まぁ、今となっては気にすることなく楽しめばいいんですけど!