【番人~もう一度、キミを守る~】はある日、突然、最愛の娘を奪われてしまったスジが、同じく愛するものを奪われた傷を持つ“番人“のメンバーと共に権力の裏で堂々と裁きを逃れる犯罪者たちを追い、複雑に絡みあった真実と正義を貫く姿を描いた物語です。
キムヨングァン・イシヨン・SHINeeキーといった豪華なキャストで、回を重ねるごとに視聴率は右肩あがり!
基本情報と作品紹介、OSTやあらすじ、みどころ、感想をまとめました。
(トップ画像公式ページより)
番人(韓国ドラマ)キャスト
全32話
平均視聴率 7.3%
最高視聴率 10.2%
放送年度 2017年5月から韓国で放送
演出 ソン・ヒョンシク
脚本 キム・スウン
【チョ・スジ】イ・シヨン
【チャン・ドハン】キム・ヨングァン
【キム・ウンジュン】キム・テフン
【ソ・ボミ】キム・スルギ
【コン・ギョンス】キー(SHINee)
【ユン・スンノ】チェ・ムソン
【オ・グァンホ】キム・サンホ
【イ・スネ】キム・ソニョン
【ユン・シワン】パク・ソロモン
【マ・ジンギ】ソ・ジェヒョン(A-JAX)
【イ・グァヌ】シン・ドンウク
【パン・ユンヒ】チョン・ミソン
作品紹介
ドハンを演じるキム・ヨングァンは本作での二面性のある役柄について、
「緻密で不憫なかんじや10年間も復讐を準備してきた過程のなかで、本来の彼の姿を失ってしまった背景を演じるために少し漫画のキャラクターっぽく見せようとした」
とのこと。ヘアスタイルもそれらを意識して意図的に作られたとか。
「ウチの家で住む男」に次ぐ地上波主演2作目となるこの作品へのプレッシャーは台本を読んだ時からあったそうですが、
「ドラマの軸になる人物を演じられる期待と今まで経験したことのない役柄をうまくやり遂げることで自分の糧になる」
との理由から主演を決め、熱心な役作りにより終了後には高評価を得ました。
撮影現場でのムードメーカーは主にイ・シヨンが務めたとのこと。
キム・ヨングァンは番人の3人と電話でのシーンが多くて実際に会う機会が少ない中でも、緊張感を保ちつつ息ぴったりで楽しい撮影だったと語っています。
もしシーズン2があったら絶対にやりたいと意気込みをみせました。
「足の先や顔が出ない後ろ姿だけでも出演できれば」
と笑いを誘うコメントも残しています。
番人(韓国ドラマ)OST情報
ダミアノによる「Amen」をはじめ、AFTERSCHOOL兼オレンジキャラメルのメインボーカルのレイナによる「ぽろぽろ」、プロデュース101出身の高田健太が参加された「Wanna be with you」などがあります。
番人(韓国ドラマ)あらすじ
スジ(イ・シヨン)は、刑事として働きながら女手一つで幼い娘を育てるシングルマザー。12年前の事件を不審に思い捜査を進めていましたが、そこに検事のドハン(キム・ヨングァン)が現れ捜査を中止するよう圧力をかけます。そんな中、スジの娘が屋上から転落し命を落とします。高所恐怖症の娘が自ら屋上に上がるはずはないと怪しむスジは血眼になって犯人を捜します。捜査線上にあがってきたのは検事長の息子でした。だがドハンはこの事件も事故として処理しようともみ消します。警察組織に失望したスジは退職し、法で裁けない悪人に制裁を下す闇の組織“番人”のメンバーに加わります。そこには天才ハッカーのギョンス(キー)やソウル中の監視カメラを操るボミ(キム・スルギ)がいました。彼らと共に事件を解決しようとするスジ。一方ドハンもある理由から番人のリーダーとして独自に事件を追っていました・・・。BSテレ東HPより
番人(韓国ドラマ)みどころ
主人公スジ役を演じるイ・シヨンの激しいアクションは本当に見ごたえがあります。
銃を構える姿や、走る姿など全てがかっこよくきまっていて惚れ惚れするのですが、撮影当時、なんと妊娠中だったというから驚きです。
クランクインしてから妊娠が判明したのですが、心配をかけてはいけないという思いから共演者やスタッフにも内密にしたまま最後まで続行したそうです。
普通でも大変なシーンを妊婦の身でありながらこなしてしまう優れた運動神経と女優としてのプロ意識にはすごいという言葉しか見つかりません。
キム・ヨングァンが演じるドハンは当初、出世にしか興味のない強欲な検事として登場しスジとも最悪な出会いをするのですが、実は裏では影の組織“番人”のリーダーとして指示を送っています。
この表と裏の顔を敢えて極端に演じることでつかみどころのないミステリアスなキャラクターをより強調しています。
“番人”のメンバーである、スジやギョンス、ボミもリーダーの正体を知らないという設定が面白く、いつ、どういうタイミングで明らかになるのか、回を追うごとに気になるポイントの1つです。
そして衝撃のクライマックス。最後の最後まで目が離せません。
番人(韓国ドラマ)感想
モデル出身のキム・ヨングァンは立っているだけでもスラっとしていて絵になるかっこよさです。
もともと笑顔が素敵な俳優さんですが本作での第一印象は嫌な奴であり、その笑顔も憎たらしく見せてしまう表情の作り方は実力の高さを感じました。
闇の組織である“番人”のメンバーは結束力が高くてそれぞれが協力し合ってピンチを逃れるところなどはスリルがあって良かったです。
少し残念だったのは、スジとドハンの関係が中途半端だったところです。いい感じの雰囲気はあったものの、結局、着かず離れずな微妙な状態だったので、もう一押し盛り上がりに欠けてしまった印象です。
もともと恋愛メインのドラマではないので仕方ないのかもしれないですが個人的にはもう少し見たかったという思いがあります。
その代わり?ギョンスとボミのラブラインは爽やかで初々しさ溢れる2人がとても可愛いらしかったです。
最後に
本作は、明るくて華やかなドラマではなく、社会に溢れる闇や暗さ、人間の汚い部分や醜いところも表現しつつ、正と悪、光と影、表と裏、など対照的に描くことでその中にある本質を追求していくという、ドラマでありながらどこかリアリティーさを感じさせる作品。
見終わった後もいろんな感情が沸き上がり、考えさせられる部分も多かったです。
衝撃の結末も賛否両論に分かれる内容だと思うので、どう感じるのか是非、ご自身でチェックしていただきたいです。