ムン・グニョン×ソンジェ（BTOB）初共演。
湖を囲む美しい村アチアラで起きた殺人事件と村の秘密について描いたミステリーホラー！
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
（トップ画像公式ページより）
アチアラの秘密キャスト一覧
原題：村-アチアラの秘密
U-NEXT全16話
平均視聴率：5.4%
最高視聴率：7.6%
放送年度2015年10月から韓国で放送
演出：イ・ヨンソク
「無敵の新入社員」
「一枝梅〜イルジメ〜」
「ヘチ(獬豸)」など
脚本：ド・ヒョンジョン
「ケ・セラ・セラ」など
【ハン・ソユン役】ムン・グニョン
カナダからアチアラにやって来た英語教師。幼い頃に交通事故で家族を亡くしている。
【パク・ウジェ役】ユク・ソンジェ(BTOB）
アチアラ交番勤務の警察官。
【ソ・ギヒョン役】オン・ジュワン
ヘウォン鉄鋼の常務で、ソユンが勤めるヘウォン中学・高校の理事長。 
【ユン・ジスク役】シン・ウンギョン
ギヒョンの父の後妻。ガラス工芸作家。 
【ソ・チャングォン役】チョン・ソンモ
ヘウォン鉄鋼社長でギヒョンの父。アチアラの絶対的権力者。
【キム・ヘジン役】チャン・ヒジン
美術教室の講師。ソ・チャングォンの愛人。 
【ソ・ユナ役】アン・ソヒョン
ジスクとチャングォンと娘。中学二年生。幽霊が見える。
【カン・ジュヒ役】チャン・ソヨン
薬剤師。10歳年下のゴヌの恋人。 
【ナム・ゴヌ役】パク・ウンソク
ヘウォン中学・高校の美術教師。ジュヒの恋人。
【ガヨン役】イ・ヨルム
高校三年生。夜遊び好き。 
【パウ役】チェ・ウォノン
自閉症を患うユナの友人。
【アガシ(カン・ピルソン)役】チェ・ジェウン
女装好きな個人投資家。
本作は、豪華なキャストが揃いながらも平均視聴率5.4%という結果に終わってしまったホラー要素の強いサスペンス・ミステリー作品です。
ケーブルテレビドラマでは恋愛要素なしのサスペンスドラマはよく見られますが、地上波ドラマとして恋愛要素がないというのは珍しいものです。
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アチアラの秘密あらすじ
祖母と共にカナダで暮らしていたソユン（ムングニョン）は、祖母が亡くなったことで家族を失った過去の交通事故に関する記事を発見するのですが、そこには何と自分の死亡記事が載っていたのです。
記事が入っていた封筒に書かれていた”アチアラ”の地名を元に韓国に向かったソユンは、アチアラという田舎の村で英語教師として働くことにし、自らの過去について調べることにします。
しかし、学校に赴任して早々ソユンは白骨死体を発見してしまい、平和な村に波風を立てることになってしまいます。
その後も記事を元に事故について調べていくうちに、その事故で家族全員が亡くなったのではなくソユンと同様に姉のソジョンも生き残っていたことを知るのですが・・・。
一方でアチアラ交番勤務の巡査ウジェ（ソンジェ）は、その事件の背後に村を揺るがす陰謀が隠されていることに気付くのですが、警察上層部からは圧力がかかり、住民たちも秘密をひた隠しにしようとするのでした。
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アチアラの秘密みどころ
本作は、ヒロインが自分の家族について調べていくなかで、アチアラという閉鎖的な村の秘密を暴いていくことになるホラーテイストなミステリードラマです。
アチアラは一見すると平和で美しい村なのですが、そこには村を支配する絶対的な権力者の存在や、住人の誰もが口を閉ざす秘密があったり、ヒロインの家族に関する悲しい過去も隠されています。
そんなヒロインと共に協力して謎に迫っていくのは、元気が取り柄の警察官ウジェと、権力者の息子でありながら心優しい理事長ギヒョン。
ヒロインの家族も複雑な事情を抱えていますが、ギヒョンの家族にもヒロイン同様に複雑な事情があるなど、家族について描くヒューマンドラマ要素もあるのが本作のポイントとなります。
その上、アチアラの住人たちは謎めいたくせ者ばかりで、誰が敵で誰が味方なのか分からない点にも注目してほしいです。
果たして、ヒロインの家族には過去に何があったのか？そして、アチアラに隠された大きな謎とは何なのか！？
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アチアラの秘密感想・評価
いつまでも10代のイメージがあるムン・グニョンが今や30代だとは思ってもみませんでしたが、見た目は相変わらずの童顔で(このドラマの時は28くらい)そのおかげか近年はあまり作品に恵まれていないようです。
子役出身で、特に「国民の妹」とまで呼ばれたムン・グニョンは、その時のイメージが強すぎて大人の役があまり回ってこないんでしょうかね？ちなみに現在は本作以来4年ぶりに「幽霊をつかまえろ」というドラマに主演しているみたいですけど。
そんなムン・グニョンがサスペンス・ホラードラマに主演というのも意外だったんですけど、かなり年下のソンジェが相手役というのも意外で、これまで年上俳優とばかりの共演だったこともありいまいちピンと来ませんでした。そもそもラブライン自体も薄いですしね。
主演の二人が可愛らしい分、どうしても二人の恋愛を期待してしまうと思うんですが、そこが期待はずれというのは微妙なところでしょう。
ホラーとしてもよくある片田舎を舞台とした狭い世界での話なので内容がショッキングなのは分かっていたんですが、主演の二人のファンだから見た人には内容が暗すぎて苦手に感じるでしょうし、ホラーやサスペンスが好きな人からすれば設定などがベタ過ぎると感じるかもしれません。
しかし、ベタといってもこれが日本でいう昭和の時代ならまだしも、現代においてこの状況があり得るのか？という疑問は当然あります。
つまりは人間関係はありきたりのもので、韓国のメロドラマなどでよく出てくる展開や真相が詰め込まれていて、そこに思いきってホラー要素をぶっ込んだという印象なんです。
最終回に関してもハッピーエンドではないものの事件は解決するのですが、他の韓国ドラマと同様になんだかんだで罪に問われなかったりする者がいるのはやっぱりスッキリしません！
悪人にきっちりと罰が下されないなら、誰かが手を下してしまうなどの驚きの結末にしてもよかったのかもしれません。
まとめ：個人的にはこういった古き良き設定のミステリー作品は好みなんですが、設定が現代というのに現実味がなく、そこに斬新さやキャスティングの妙なども感じられず正直期待はずれでした。
最後に
こういった狭い世界での話は、いわゆるパラレルワールドのものとして見ないと作品に入り込めないと思うんですよね。
これが金田一シリーズのような戦後の話なら別として、それが現代だと「そんなことあるわけない！」という思いが働いてツッコミどころばかり探してしまいます。
とはいえ、本作のように田舎の村を舞台とした映画「哭声／コクソン」のようにずば抜けた名作もあるので、どうしても韓国のサスペンス・スリラーには期待してしまうんですが。。。