「ヨンパリ」はキム・テヒさんとチュウォンさんが共演したドラマ。2015年韓国視聴率ミニシリーズ中NO.1や、2015年SBS演技大賞6冠、2015年コリアドラマアワード2部門、2015年大韓民国韓流大賞など多くの賞を受賞し、人気を集めました!
兄の陰謀により眠らされていた財閥令嬢と、天才外科医が出会い運命は動きだした・・・!!
キャスト、あらすじ、感想、みどころ、ヨンパリの意味を紹介!
(トップ画像公式ページより)
ヨンパリ キャスト
全21話
放送年度 SBS 2015年8月5日~2015年10月1日
平均視聴率 16.4%
最高視聴率 24.4%
監督 オ・ジンソク
脚本 チャン・ヒョクリン
【ハン・ヨジン役】キム・テヒ
【キム・テヒョン役】チュウォン
【イ・チェヨン役】チェ・ジョンアン
【テヒョンの妹役】パク・ヘス
【ハン・ドジュン役】チョ・ヒョンジェ
【イ科長役】チョン・ウンイン
【看護師長】キム・ミギョン
作品紹介
2015年のSBS演技大賞6冠を達成し、チュウォンさんが演技大賞を受賞しました。
キム・テヒさんの眠る財閥令嬢ハン・ヨジンが、後半眠りから覚め、話は復讐劇に!令嬢ヨジンで多彩な演技を披露し、女優最優秀演技賞を受賞しました。
事故、財産争い、病気、復讐など韓ドラ王道の要素たっぷりのストーリーで視聴者を魅了!
演技派俳優チョ・ヒョンジェさん、チェ・ジョンアンさん、個性派俳優のチョン・ウンインさんも出演し、ドラマを盛り立てました。
キムテヒさんは5話までは美しい姿で眠ったままの登場でした。したがってこの作品はチュウォンさんのワンマンショーと言われるほど、チュウォンさんがメインとなったドラマ。撮影スケジュールは徹夜続きで、非常にハードだったそうです。
初放送から同時間帯視聴率1位を獲得し、テンポのいい展開で放送6回で早くも視聴率20%を記録。その後も最終回まで視聴率1位を独走しました。
ヨンパリの意味とは?
ヨンパリの意味については韓国でも検索されており、韓国人にとってもドラマタイトルとしてはなじみのない言葉だといえます。
ハングルでは용팔이と書き、通常ヨンパリと聞くと以下の2つの意味があるといいます。
①龍山(ヨンサン)の電子街で働いている人。少しくだけた感じの言い方でぞんざいな意味にもなります。팔이(パリ)とは職業について言うとき、あまりいい意味はなく、「闇の」「ヤブ」といった意味も含まれます。
②名前にヨンがつく、主に男性のあだ名。日本語で言えば「ヨン坊」とか「ヨン助」とかいう感じでしょうか。
このドラマタイトルでいえば、용하다(ヨンハダ)という形容詞が「(医者の)腕がすぐれている」という意味があり、팔이(パリ)をつけて、「腕のいい闇医者」という意味になります。
ブラックジャックのような感じですね!
ヨンパリ あらすじ
昼は外科の研修医、夜は天才的な手術の腕前を活かした“ヨンパリ”として、裏社会の人間を相手に違法な治療を行っていたテヒョン。
しかし、ある日同じ病院のイ科長に秘密を知られてしまいました。
それ以降、テヒョンは腕前を買われVIPフロア勤務となります。
そして、フロア奥の厳重なセキュリティーで守られた病室に、とある財閥の令嬢が入院していることを知ることになるのでした。
その財閥令嬢ヨジンは、かつて自殺をはかったことがあり、それ以降兄ドジュンにより3年間に渡って強制的に昏睡状態にさせられていたのです。
ヨジンは新しく現れたテヒョンに助けを求め、ついに覚醒するときが・・・。
財閥の後継者を巡って兄に眠らされていた令嬢ヨジンが天才外科医テヒョンと出会い始まるストーリー!緊迫した関係にスリル満点!
ヨンパリ みどころ
妹の病気を直すため、いわばカネのために違法な医療行為を行っていた主人公テヒョンを、ドラマ『グッドドクター』で大絶賛されたチュウォンさんが再び医者役を演じています。
同じ天才医師役なんですが、ヒューマンドラマであったグッドドクターとは違い、本作はサスペンス要素が強いものとなっています!
本作でチュウォンさんは演技大賞を獲得しているので、その演技力に注目してほしいです。
そのテヒョンの相手役となるのがキム・テヒさん。
登場以降しばらくは”眠り姫”の如く昏睡状態なんですが、それゆえに今後の展開が予想出来ずミステリアスさを更に高めています。
目覚めてからのテヒョンとのロマンスや、目覚めたことを兄に気付かれないようにするスリリングな展開、そして病院という名の牢獄からどのようにして脱出するのか、または他の手段で権力を取り戻すのか、色んな展開が予想出来るのがこのドラマです。
そして、このドラマは韓国ドラマの定番要素がほぼ入っている作品で、それは財閥、骨肉の争い、復讐、事故、病気などで、無いのは三角関係などの恋愛のドロドロしたもの位ですか。
そんな定番の要素が入りながらも、展開が予想出来ない!というのがポイントで、最後まで引っ張って引っ張って、という流でもないのが面白いですね。
何度も劇的な展開が訪れるドラマなので、見ていて飽きることがありませんでした!
ヨンパリ 感想
このドラマ、現代の病院を舞台とした作品でありながら、かなり非現実的な設定の作品です。
病院はこんなもん実際にあるわけないだろ!というとんでもないものですし、この中に3年間も眠らされている美女がいるというのもありえません。
なのでこの設定、世界観をスッと受け入れられるかどうかで、面白いかどうかが変わってくると思います。
通常の医療ドラマを期待すると全くの別物なのでご注意下さい。
個人的には、設定に色々と突っ込みながら見た作品で、ネックとなるのは私がキム・テヒさんか苦手ということです。
その演技力に関しては、設定が特殊すぎることもあって共感出来るものではなかったですし、3年間眠っていたとは思えないキム・テヒさんの美貌も嘘臭く見えただけでした。
そして、主人公テヒョンがなんでヨジンを好きになったのか理解不能でした。
いきなり両想いになるのも「なんで?」って感じですし、彼女が復讐する姿を見ても好きというのも・・・。
そこがやはり、恋愛ドラマの部分を素直に楽しめなかった要因ですね。
そういう細かいことは気にせずに、素直にフィクションとして見れば、ありきたりなドラマとは違う刺激的な作品となったかもしれませんね。
ヨンパリ視聴者の感想はがっかり?
ヨンパリ 君に愛を届けたい
視聴終了〜!
スリルもあったけど、キュンとして切ないドラマだった😭最後はハッピーエンドってことでいいのかな?(笑)☺️
ハン・ドジュンとミン秘書室長は恐ろしい😱
外科とICUの看護師長2人の存在は心強かったし、イ科長は最後いい人になれて良かった😌 pic.twitter.com/Uh5vyHIdVc— ❁레이카(韓国垢)❁ (@kandora_snsd) 2017年10月27日
・チュウォン目当てでみたら最高のドラマだった。キム・テヒが目覚めてからの後半は、また違った別のドラマを見ている感じで、最後まで一気にみた。(20代女性)
・病院のベットに横たわるキム・テヒは透明感があって綺麗だったが後半復讐に燃えるところが怖い。チュウォンは、ヨンパリとして活動している時がとてもカッコよくて、後半は自分を押さえている感じが強かった。もっとヨンパリを見たかった。(20代女性)
・ハラハラドキドキとスリルが味わえるドラマ。チュウォンのヨンパリが最高!しかし、終わり方はちょっと拍子抜けしたかな。途中まではテンポよかっただけに最後が残念。ラブストーリーに説得力がない。評価が分かれるところだと思う。(40代女性)
・チュウォンの演技力がすばらしく、魅力的だった。キムテヒは優しい感じが、突然冷酷な冷たい人に豹変するのが見どころ。ストーリー・配役ともに評価が高いと思う。復讐は結局復讐しか呼ばないという作品のメッセージを感じた。(40代女性)
・いろんな要素を詰め込みすぎて、登場人物の心理描写が足りない。いつのまにか恋が始まり、愛が深まっている展開に素直についていけない。(40代女性)
・はじめはよかったのに、途中で話の方向性が変わり、ドラマタイトルであるヨンパリの意味がわからなくなった。(20代女性)
高視聴率であっただけに、おおむね評価は高いのですが、後半の展開に「がっかりした」という感想もあり、視聴者によって意見が真っ二つに分かれるようです。
最後に
ヒロインが好きか嫌いかと、ドラマの色がガラッと変わってしまう展開についていけるかどうか、これが本作を好きになるかどうかのポイントでしたね。
医療ドラマのはずが、突然サスペンスになったり、ヒロインが目覚めたらラブストーリーになり、そして今度は復讐ドラマとなる。
同時にこれらの要素が展開していくのが普通なんですが、本作はそれを所々で強めて視聴者を惹き付ける作りになっています。
かなりの賭けに出た作品でしたね。
それにしても、こんな病院に間違えて入院してしまったらえらいことになりますね!