「星から来たあなた」の脚本家パク・ジウン作品。
チャ・テヒョン×コン・ヒョジン×キム・スヒョン×IUという新鮮な組み合わせで贈る、テレビ局を舞台としたラブコメディ。
新人から中堅の異なるプロデューサーという日常のリアルな世界を描き、KBSバラエティ番組局を舞台として、一緒に仕事をする芸能人の恋模様や生活をリアルとフィクションのギリギリで描いたことで話題となったドラマです。
テレビ局が舞台なだけに多くの芸能人が登場しますよ!
キャスト一覧、作品紹介、OST情報、みどころ、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
プロデューサー【韓国ドラマ】キャスト
KBS 全12話
( フジテレビ全13話・BS全18話)
放送年度 2015年5月8日~2015年6月20日
平均視聴率 12.4%
最高視聴率 17.7%
監督 ソ・スミンとピョ・ミンス
脚本 パク・ジウン
【ラ・ジュンモ役】チャ・テヒョン
【タク・イェジン役】コン・ヒョジン
【ペク・スンチャン役】キム・スヒョン
【シンディ役】IU(アイユー)
【キム・テホ役】パク・ヒョックォン
【キム・ホンスン役】キム・ジョングク
【コ・ヤンミ役】イェ・ジウォン
【シンディのマネージャー・パク役】チェ・グォン
本作は「フルハウス」や「オレのことスキでしょ。」の演出家ピョ・ミンスと、「青い海の伝説」「星から来たあなた」の脚本家パク・ジウンのタッグによるものです。
2015年の10asia放送大賞では、大人気バラエティ「三食ごはん」や「ジャングルの法則」を押しのけて同時間帯視聴率1位も獲得するなどした功績から「2015年の親孝行賞」を受賞した作品です。
主演キャスト4人の豪華さも話題となりましたが、それ以外にもベテラン役者、歌手、アナウンサーなどのユニークなキャスティングで注目を集めました。
本作に出演のキム・スヒョンは「2015KOREA DRAMA AWARDS」で大賞を受賞し、昨年の「星から来たあなた」に続いて2年連続大賞を受賞しました。
プロデューサー【韓国ドラマ】OST情報
その他にも本作は豪華なカメオ出演で話題を集め、JYPのパク・ジニョんをはじめ(以後敬称省く)イ・スンギ、チャン・ヒョク、リュ・ジュンヨル、パク・ボゴム、イ・チョンヒ、Ara、ファン・シネ、チュ・ユニ、少女時代のユニットテティソ(テヨン、ティファニー、ソヒョン)、2NE1のDARA、WINNERのカン・スンユン、EXIDのハニなどなど、テレビ局(バラエティ局)を舞台とした作品だけに数々のアイドルや有名人が登場し視聴者を楽しませました。
このような豪華キャスティングにびっくりですが、当然OSTにも力が入った作品。
IUの挿入歌「心」をはじめ、Ben、キム・ボムス、ペク・ジヨン、キム・ヨヌ、キヒョンなど、こちらも豪華です。
プロデューサー【韓国ドラマ】あらすじ
豪華キャスト4人の複雑な恋愛関係を描いたテレビ局ラブコメディです。
韓国KBSのバラエティー局に入った新人プロデューサーのスンチャン。
彼は大学時代の憧れの先輩を追いかけてKBSに入社したが、初出勤の日から先輩プロデューサー、タク・イェジンに睨まれ、その上乗ってきた車もぶつけられるなど散々な幕開けとなってしまう。
そして、憧れの先輩と噂になっていたのが、直属の上司ラ・ジュンモということがわかり、初日からガックリ。
その後はいきなり大物女優に番組終了を告げに行かされたり、気難しい歌手シンディの相手をさせられたりと大奔走。
果たして、スンチャンはこの業界でやっていけるのか?先輩二人と歌手を巻き込んだ妙な四角関係はどうなっていくのか?
まずこのドラマ内のテレビ業界では(これがどこでも共通かは不明)プロデューサーや放送作家しか出てきません。
日本だとプロデューサーや放送作家以外に、ディレクターやAD、AP、デスクなどいろいろ肩書がありますが、ここではメインPD(プロデューサー)と新人PDという名前のみです。
つまり、細かく仕事分担されておらず、PDが雑用から何から全部やるんですね。
そこには放送作家も含まれてるようですが、正式な局員はPDのみです。
日本のイメージだとプロデューサーはお偉いさんというイメージだったので、入社していきなりPDというのは違和感がありますが韓国ではこうらしいです。
プロデューサー【韓国ドラマ】みどころ
しょっぱなからキム・スヒョン演じるスンチャンが間抜けというかダメそうで驚きます。
入社早々コン・ジヒョン演じるタク・イェジンに目を付けられるのも当然で、理解力がない、空気が読めない、機転が利かないなど、新人で入ってきたのがこういうタイプだとイライラが止まらないだろうなという典型的なキャラなんです。
そして、そんなスンチャンにイラつくイェジンやジュンモも好感が持てるというタイプではなく、なんだか嫌な奴ばかり出るドラマだなぁと思ってしまいました。
それはIU演じる歌手シンディも同様で、天狗になったアイドルの典型のような感じ。この4人がメインとはどう見ていこうかと思うほどの第1話なんです。
しかしです、最初に見せられるのはキャラクターたちの一面を現したのみで、ドラマが進むごとに新たな魅力が出てきて、どんどん面白くなる作品だったんです。
イェジンとジュンモの複雑な関係や、シンディの辛い現状、まぁスンチャンはちょっと出来が悪かっただけな気がしますが、それらが少しずつ明かされていくと、とても魅力的な人物ばかりでした。
それは局内のほかの面々や、シンディのマネージャー、スンチャンの家族なども同様で、登場人物がかなり多いこのドラマでありながら人物設定がしっかりしてるのも魅力だと思います。
スンチャンに関しても、最初の方のダメさ加減を我慢して見れれば、その後はグングンと成長して魅力的な人物になっていくので安心してください。
このドラマはテレビ業界の裏側をリアルに描きつつ、笑いや人間ドラマも描いた恋愛ドラマでもあります。
キャラクター同士のやり取りはコミカルなものが多い反面、恋愛ドラマに関しては純愛という、コメディタッチでテレビ業界を描いただけかと思いきや、しっかりとした内容の秀作でした。
プロデューサー【韓国ドラマ】視聴者の感想
最後に
最初の数話は見ていてもあまり面白いと思えなかったのに、登場人物にはしっかりと感情移入できているという不思議なドラマでした。
特にスンチャンのキャラクターは、好きな先輩を追いかけてテレビ局に入ってきただけで好きでこの仕事に就いたなんじゃない、という感がじ見えてきて嫌いでしょうがなかったのに、持ち前の真面目さと馬鹿正直さでどんどん成長していく様はいつのまにか応援してしまうほどになっていました。
そうなってくるとこのドラマは非常に面白く、楽しいものになりました。
コメディとしても抜群ですし、同僚たちも面白い人ばかり。
恋愛ドラマはもっとラブコメしてるのかと思ってましたが、意外に純愛という主人公たちの背景がしっかり見えるものでした。
その点は好き嫌いが分かれるでしょうが、個人的には大好きなドラマとなりました。