チュ・ジフン×チ・チャンウク×チン・セヨン共演、大ヒットドラマ「ペントハウス」シリーズの脚本家が送る音楽ラブロマンス!
キャスト、あらすじ、感想、キャストハムウンジョン降板の理由などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
蒼のピアニストキャスト一覧
原題:5本の指
全30話
放送期間:2012/08/18~11/25まで韓国SBSで放送
平均視聴率:11.2%
2023年7月5日からBS12で放送スタート(全30話)
演出:チェ・ヨンフン
「上流社会」
「グッド・キャスティング~彼女はエリートスパイ~」
「ワン・ザ・ウーマン」など
脚本:キム・スノク
「私はチャン・ボリ!」
「皇后の品格」「ペントハウス1,2,3」など
【ユ・ジホ役】チュ・ジフン
絶対音感を持つ天才ピアニスト。
【ユ・イナ役】チ・チャンウク
ピアノの神童。ジホの異母弟。
【ホン・ダミ役】チン・セヨン
感性派ピアニスト。ジホとイナの初恋相手。
【チェ・ヨンラン役】チェ・シラ
元ピアニスト。イナの実の母。
【ミン・バノル役】ナ・ムニ
マンセの母。認知症。
【ホン・スピョ役】オ・デギュ
ダミの父。聴覚障害。
【ホン・ウジン役】チョン・ウヌ
ダミの兄。
【ソン・ナムジュ役】チョン・ミソン
ダミの母。
【ユ・マンセ役】チョ・ミンギ
プソングループ会長。ジホの父でヨンランの夫。
チュ・ジフン除隊後のドラマ復帰作であり、「魔王」以来、5年ぶりにドラマ出演した作品。
当時チュ・ジフンは麻薬事件により地上波放送の出演が規制されていましたが、制作陣の強い要請と役柄との相性の良さ(チュ・ジフンはピアノも上手で音楽的な能力が高い!)もあり、反対する意見がありながらも出演することになりました。
本作のOSTにはバラード界のプリンスと呼ばれているPOSITIONや、出演者でもあるチ・チャンウクも参加しています。
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蒼のピアニストキャスト降板はいじめ問題のせい?
制作発表の時
制作発表の場で、ホンダミ役は「T-ara」のハムウンジョンとして紹介されていました。(左から2番目)
ハムウンジョンが所属するアイドルグループ「T-ara」は大ヒット曲を連発していたさなか、メンバーのあるツイートにより、いじめ疑惑が浮上。
ハムウンジョンのポスターも撮影されていた
後から加入したメンバー、ファヨンが足を怪我して座ったままコンサートの舞台に立ったことを、複数のメンバーがツイッターで非難し、メンバーを思いやるどころか陥れるような発言をしたのです。
名指しではなかったため、誰のことを言っているのかわからなかったネチズンたちですが、ファヨンのことではないかと察し、過去の映像などから一人ぼっちでいるファヨンのシーンを集め、いじめの証拠だとして拡散していきました。
当時、この話題で世間は大騒ぎ。常に検索1位となるほど人々の関心をさらっており、影響の大きさから、その真偽とは関係なく、制作陣は早々にハムウンジョンを降板させました。
理由は発表されることはありませんでしたが、スポンサー企業の手前、イメージが悪い人を起用できなかったのではないかと言われています。
リーディングだけの撮影前だったようで、早めに決断したのでしょうか。
これにより、チンセヨンが代役を務めることとなりました。
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蒼のピアニストあらすじ
祖母と二人で貧しい生活を送っていたジホ(チュジフン)は、祖母の死によって孤児となるも父と名乗る大手楽器メーカーの会長マンセの家に引き取られることになる。
マンセ(チョミンギ)には妻ヨンラン(チェシラ)と息子イナ(チチャンウク)がいたが、愛人の子供であるジホを長男として育てると宣言する。
しかも、絶対音感の持ち主であったジホにもイナと同様の音楽教育を施し、会社の後継者候補とすると言い出したマンセ。
それまで息子のために良妻賢母を演じてきたヨンランは、全てがジホに奪われてしまうと焦りを募らせることになる。
一方、これまでわがままに育ってきたイナは、神童ともてはやされていた自分よりも才能あるジホの登場により激しい嫉妬心をヨ燃やすことになる。しかも、ジホとイナ兄弟は二人してダミという少女に恋をしてしまう。
そんなある日、彼らが暮らす屋敷で火災が発生し、それ以降、多くの人の人生が変わってしまう。
14年後、天才ピアニストとして世間から注目されるようになったジホは、やがてイナやダミと再会するのだが···。
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蒼のピアニスト感想・評価
韓国ドラマと言えばこれ!といったお決まりの要素が詰まった愛憎劇。
本作には芸術家同士のライバル関係や、それが異母兄弟であることによる嫉妬、そして夫と愛人との間に生まれた長男よりも自分の子供である次男を後継者にしたい妻の策略などが盛り込まれているんですが、芸術家がピアニストになっているだけでかなりありふれた設定なんですよね。
メインキャストは主役級俳優揃いですし、脇役も名バイプレーヤーが揃っているなどキャスティングはとても豪華。
しかしドラマの内容自体はマクチャンドラマそのものであり、とても十年前の作品とは思えない程の古臭さを感じました。
まぁ、本作の前後には「私の心が聞こえる?」「優しい男」「君の声が聞こえる」といった大ヒット復讐ロマンスもあったので、この時期の韓国ドラマの流行りだったのかもしれません。
それにしても本作はマクチャン寄りすぎるというかドロドロ要素が強いんですよね!
チュ・ジフン、チ・チャンウク、チン・セヨンというキャスティングや、チュ・ジフンとチン・セヨンのロマンスは良いのですが、それ以外は完全に昼ドラ。。
相関図を見てもらえばある程度分かると思いますが、異母兄弟間での嫉妬と同じ女性を巡っての三角関係、ヒロインの父親との主人公兄弟の母親が因縁の関係にあるとか、愛憎渦巻く権力闘争など、ピアニスト要素がなければ時代劇における権力闘争と何ら変わりがありませんよね。
チ・チャンウクのファンからすれば二番手キャラを見れるのはある意味レアかもしれませんが、正直主演の三人にとっては黒歴史となりうる作品かもしれません。。。
マクチャンドラマとはこういうものと言われればそれまでですが、それにしても派手な上にしつこ過ぎました!!
最後に
これまで敬遠してきたドラマだったのですが、その勘は正しかったんだと見てみて実感しました。
韓国での視聴率や評判が悪くても面白く感じるものは沢山あるんですが、これは視聴率通りというか納得の評価がされていましたね。
キャストもスタッフモ豪華なのに何故こんな駄作に仕上がったのか!?