パクウンビン主演Netflixで配信されている「ウヨンウ弁護士は天才肌」は第3話で視聴率急上昇!
2話でネットフリックス韓国ドラマランキング1位となった注目のドラマです。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
ウヨンウ弁護士は天才肌キャスト一覧
全16話
放送年度 2020年6月29日から韓国で放送
演出:ユ・インシク
「浪漫ドクターキムサブ1.2」
「バガボンド」他
脚本:ムン・ジウォン
【ウ・ヨンウ役】パク・ウンビン
自閉スペクトラム症の弁護士
【イ・ジュノ役】カン・テオ
【チョン・ミョンソク役】カン・ギヨン
【ウ・グァンホ役】チョン・ベス
【ハン・ソニョン役】ペク・ジウォン
【テ・スミ役】チン・ギョン
【トングラミ役】チュ・ヒョニョン
【チェ・スヨン役】ハ・ユンギョン
【クォン・ミヌ役】チュ・ジョンヒョク
【キム・ミンシク役】イム・ソンジェ
自閉スペクトラム症をかかえる天才新米弁護士の成長ヒューマンドラマ。
自閉スペクトラム症とは?
対人関係が苦手・強いこだわりといった特徴をもつ発達障害の一つ
(自閉スペクトラム症ABC https://www.smilenavigator.jp/asd/abc/より
実は前作「恋慕」の撮影前(1年以上前)からパクウンビンさんはこの役のオファーをもらっていました。
しかし自閉症という役柄、誰かを傷つけてしまうのではないかという心配から演じる自信がなく、ずっと断り続けていたとか。
この役を引き受けてからは、ナザレット大学特殊教育工学のキムビョンゴン教授のもとで役作りをしました。
その教授は
「(パクウンビンは)自分の演技が大衆に与える波及力と社会に対する影響力を考え、とても慎重だった。演技に対する真摯な態度にとても驚いた。」
「自閉症についてよく研究したようだ。自分が教えていないことまでよくわかっていた」
と話しています。
スポンサーリンク
ウヨンウ弁護士は天才肌あらすじ
天才的な脳の所有者ウ・ヨンウ。
新人弁護士であり自閉症スペクトラム障害を持つ女性として、法廷の内外で様々な難関を乗り越えていく。
弁護士ウ・ヨンウの初出勤日。
最初の事件では老夫婦暴行事件を引き受けることになって・・・。
スポンサーリンク
ウヨンウ弁護士は天才肌製作費が200億W?
このドラマの特筆すべき点は製作費が200億ウォン(20億円)だということ。
なぜこんなに多くの製作費がかかったかというと、CGがたくさん使われているから。
ドラマ「ペントハウス」の製作費が6億7千万ウォン(6700万円)、「太陽の末裔」が130億ウォン(13億円)だったことを考えるとどれだけ大きな額かおわかりでしょう。
スポンサーリンク
ウヨンウ弁護士は天才肌感想・評価
個人的に大好きな女優さんであるパク・ウンビンさんが自閉スペクトラム症の弁護士役を演じた傑作ヒューマンドラマ!
日本やアメリカでもリメイクされた大傑作医療ドラマ「グッド・ドクター」では、チェウォンさんが自閉症サヴァン症候群の医師を見事に演じていましたが、本作でパク・ウンビンさんが演じたウ・ヨンウはそれとはまた違った魅力のあるキャラクターでした。
クジラやイルカの話ばかり一方的にしゃべりまくるのが迷惑だったり、独特な自分ルールで困らせたりもしますが、その明るさとユーモラスなところは可愛らしく、実は的確なツッコミ役でもあるのには笑わされました。
そんな本作は韓国では珍しい1話完結型形式をとっており、ストーリーがテンポ良く展開するのが特徴です。
木村拓哉主演の「HERO」や「ガリレオ」のようなエンタメ要素が強い作品と似たところもあり、特に何か閃いたときにクジラが出現する演出があるところなんかは毎度のお決まりで、ガリレオにおいての数式を書きなぐるシーンと近いものがあります。
ヒロインは世間からの偏見に悩まされることはあるものの、同僚たちから差別されることもなく和気あいあいとしたやり取りが繰り広げられるので見ていて暗い気持ちにはなりませんし、登場キャラクターの多くはユーモラスなのでコメディ要素も満載なんです!
そして殺人事件といったハードなものを扱ってないのも新鮮で、私達の周りでも起こり得る日常が描かれているのも興味を惹かれたところですね。
そのため分かりやすい悪人が殆ど登場せず、ヒロインの明るいキャラクターを活かした、いい意味で法廷ものらしくない作品になっています。
とはいえ、ヒロインと母親にまつわる確執であるとか、自閉症に対しての偏見や差別なども描かれており、キャラクターとしての魅力とリアルな問題の両方がバランスよく描かれていたのも上手いと思いました。
ヒロインたちが扱う事件は他の法廷ものと比べると派手さはないのかもしれませんが、クスクスと笑えたり、少し考えさせられたり、時に涙したりと、1話解決ものならではのバラエティ豊かなエピソードがてんこ盛りでした。
その中でも9話の「笛吹き男」には号泣させられましたね!
この話は熾烈な学歴社会である韓国ならではのエピソードではあったのですが、似たようなことは日本でもあり得ることですし、多くの人が共感しうる内容だと思いました。
それにしても、本作におけるパク・ウンビンさんは本当に魅力的でしたね。
前作「恋慕」では男装のイケメン王子役を演じていたパク・ウンビンさんですが、本作では癒やし系の弁護士を演じ、そのギャップと演技力の高さを再確認させられましたし、役柄の魅力もあってかこれまでに感じなかった可愛らしさにも気付かされました!!
まとめ:早く続きがみたい!!
ウ・ヨンウのキャラクターがとにかく魅力的な傑作法廷ヒューマンドラマ。
殺人事件や権力者たちの悪事を描いたよくある韓国法廷ものとは一線を画す内容ですが、弁護士や法廷というものをより身近に感じることができたほっこり系法廷ドラマだったと思います!
最後に
序盤は一話完結型でいくものの、次第にヒロインと母親に関するエピソードや、ヒロインの弁護士としての資質を問われるようなシリアスな展開になり、そちらがメインになっていくものだと思っていたのですが、いい意味で淡々と進行していきましたね!
結局は前後編に分かれるエピソードが3つあっただけで、終盤でもヒロインがメインとなる話になることはありませんでした。
これを山場が少なかったと取るのか、それとも変に盛り上げなくて正解だったと取るのかは人それぞれですが、個人的にはヒロインを特別視しなかったことは正解だったと思いますね。
劇的にするならば、ヒロインが孤独になるとかスキャンダルに巻き込まれた方が確実に盛り上がりますが、それではこれまでのほっこりとした展開を無駄にするようなものなので反対だったんですよね。
正直なところ、ヒロインと母親の問題はほとんど解決していませんし、ロマンスに関しても一歩踏み出したばかりなんですが、だからこそ今後の展開が見たくなりますし、これからもウ・ヨンウを見守りたくなるというもの!
最後の最後で、ついにスキャンダル問題に巻き込まれるのか!?とも思っていたのですが、本作の登場人物の中でも悪人寄りな人たちがそこまで悪人ではなかった事が分かりホッとさせられましたね。
ここでありきたりな展開にしなかったのも良かったと思います!!