マ・ドンソク×キム・ヨングァン主演。
他人に興味のない柔道館長と正義感の強い幽霊との奇妙なコンビネーションが光る犯罪コメディ映画!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
ザ・ソウルメイト【韓国映画】キャスト一覧
原題:Wonderful Ghost
2018年9月26日韓国にて公開(日本公開日2019年11月18日)
上映時間:97分
監督:チョ・ウォニ
「ダブル・キラー」など
脚本、製作:キム・ソンジン
「ペパーミント・キャンディー(製作)」など
【ジャンス役】マ・ドンソク
柔道場の館長。生霊となったテジンの姿が唯一見える人物。
【テジン役】キム・ヨングァン
警察官。犯罪現場を目撃したことから意識不明の重体となり生霊としてジャンスにつきまとうことに。
【ヒョンジ役】イ・ユヨン
テジンの婚約者。
【ドギョン役】チェ・ユリ
ジャンスの娘。心臓移植を控えている。
【ジョンシク役】チェ・グィファ
テジンの先輩警察官。
【ヤン警監役】チュ・ジンモ
テジン、ジョンシクの上司。
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ザ・ソウルメイト【韓国映画】あらすじ
柔道場館長ジャンス(マドンソク)は、妻を事故で亡くし男で一つで娘ドギョン(チェユリ)を育てていました。
ドギョンは事故の影響で心臓が弱く、ようやく現れたドナーのお陰で心臓移植手術を控えていました。
一方、人身売買組織について捜査している熱血警官のテジン(キムヨングァン)は、ある夜見かけたジャンスを怪しみ職務質問をします。
その後も、テジンが捜査している先々でジャンスを見かけることからますます怪しむようになります。
そんな中テジンは、人身売買の現場で謎の男達から襲われ意識不明の重体となり、その場に居合わせたジャンスも巻き込まれ負傷することに。
気が付くと生霊となっていたテジンですが、ジャンスだけがテジンの姿が見えることに気付き捜査に協力してほしいと持ち掛けます。
しかし、この事件の裏には思いもよらぬ黒幕がいて・・・。
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ザ・ソウルメイト【韓国映画】みどころ
本作は、親バカの柔道家と生霊となった警察官との奇妙な捜査劇を描いたコメディドラマです。
誰もがビビる見た目を持ちながらも正義感はゼロの柔道場館長ジャンスと、正義感が強いばかりに意識不明の重体となってしまった警察官の生霊テジン。
病気の娘を治すことだけが生き甲斐のジャンスは、他人のことになど構う余裕はなくふてぶてしく生活していたのですが、生霊となったテジンの姿が唯一見えるばっかりにある人身売買事件に巻き込まれることになります。
最初は捜査に気乗りしなかったジャンスですが、テジンの置かれた状況や熱意によって行動を共にするようになります。
事件は人身売買という恐ろしいものなのですが、他の韓国作品のような強烈な描き方はされておらず、コミカルな要素が満載でなのもポイントとなります。そこにジャンスが他人と関わらなくなった過去の出来事や、テジンと恋人ヒョンジとのエピソード、さらにジャンスの娘の移植手術が無事に行われるのかということも描かれるなど感動の要素もあるのが特徴です。
この他にもマ・ドンソクとキム・ヨングァンの相性の良さが発揮されるブロマンスも描かれ、アクションやサスペンスものが苦手な方でも見やすいハートフルな仕上がりとなっています!
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ザ・ソウルメイト【韓国映画】感想・評価
幽霊と協力して事件を解決するといった作品は韓国ではよくある設定で、ドラマ「トゥー・カップス」とかなり共通点がある作品でした。
ただ、トゥーカップスのようなコミカルさはありませんし、主人公二人の置かれた状況は悲し過ぎるものなんです。
せめて、主人公二人のやりとりに笑わせられたり、ストーリーに痛快さなどがあれば違ったんでしょうが。。。
では、マ・ドンソクの活躍場面や、幽霊(性格には幽体離脱した霊魂?)としての見せ場があるかといえばラストまでほぼなく、しかも期待していたアクションも見応えはありませんでした。
“マ・ドンソク=大乱闘”を期待したのが間違いなんですが、全体的にハートフル寄りの作品なんですよね!
主人公ジャンスが他人に構わなくなった理由だったり、テジンと彼女の馴れ初めなどしんみりする場面も多く、ラストも号泣とはではいかないもののちょっと泣ける展開でした。
しかし、正直まんま「ゴースト ニューヨークの幻」でしたし、ジャンスが過去に助けた人がラストで娘を助けてくれるというのも都合がよく、どこかで見たような展開のオンパレードだったように思います。
とはいえ、ほどよいサスペンスとそこそこのアクション、そしてちょっとした笑いと泣ける要素が含まれている作品なので、韓国映画初心者には向いている作品かもしれません!
まとめ:玄人目からすればありきたりな作品に見えてしまうかもしれませんが、全ての要素が水準以上のレベルに達した娯楽映画だったと思います!
ただ、マ・ドンソクファンからすれば期待外れだったと言われても仕方ないでしょう。
最後に
本作の評価は可もなく不可もなくといったものでした。
マ・ドンソクは格闘イメージが強いので、本作の主人公の行動に煮え切らないものを感じてしまいましたが、それはキャラクターイメージが付きすぎているせいで、他の俳優さんが主役だったなら違和感を感じなかったのかもしれません。
とはいっても、なぜジャンスにだけテジンの姿が見えたのか、都合よく心臓が適合するわけない、といった突っ込みどころも多かったのは確かですね。
もっと、「他人に良いことをすれば、いずれ自分にも返ってくる」というテーマを全面に打ち出した方が良かったですかね!