キム・ジェウォン×ファン・ジョンウム×ナムグン・ミン共演。
聴覚障害を持つ主人公との恋愛と家族の愛を描いたピュア・ラブストーリー!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
私の心が聞こえる?キャスト一覧
全30話
平均視聴率:15.4%
最高視聴率:21.6%
放送年度2011年4月2日から2011年7月10日まで韓国で放送
演出:キム・サンホ
「ファンタスティック・カップル」「アラン使道伝(サトデン)」「華政-ファジョン-」など
脚本:ムン・ヒジョン
「ラスト・スキャンダル」
「あなた、笑って」
「会いたい」
「グッバイ・ミスターブラック」など
【チャ・ドンジュ役】キム・ジェウォン
ウギョングループ創業者(先代会長)唯一の孫。聴覚障害者。
【ポン・ウリ役】ファン・ジョンウム
障害者の両親を持つ女性。知的障害者の継父ヨンギュと祖母スングムと共にスンチョルの家で暮らしている。
【ポン・マル=チャン・ジュナ役】ナムグン・ミン
医師。ヒョンスクの養子となり名前を変える。マルの義兄でドンジュとは兄弟のように育つ。
【カン・ミンス役】コ・ジュニ
医師。ウギョングループ主席研究員。
【イ・スンチョル役】イ・ギュハン
ウリの幼なじみ。チキン店の息子。
【ポン・ヨンギュ役】チョン・ボソク
ウリとマルの義父。知的障害者。
【テ・ヒョンスク役】イ・ヘヨン
ウギョングループ令嬢。ドンジュの母。
【チェ・ジンチョル役】ソン・スンファン
ウギョングループ会長。ヒョンスクの夫。
本作は「ファンタスティック・カップル」のキム・サンホ監督と、「ラスト・スキャンダル」のムン・ヒジョン脚本家による作品です。
主演はキム・ジェウォンさん、ファン・ジョンウムさん、ナムグン・ミンさんという人気俳優たちで、聴覚障害者の主人公、障害者たちに囲まれて育ったヒロイン、そして複雑な家族関係に悩む陰の主人公という難しい役どころを演じています。
サブキャストたちには、コ・ジュニさんやイ・ギュハンさんといった若手や、主人公たちの子供時代を演じている子役のカン・チャニさん、キム・セロンさん、ソ・ヨンジュさん、ベテラン勢にはユン・ヨジョンさん、カン・ムニョンさん、キム・ヨジンさん、イ・ソンミンさん、ファン・ヨンヒさん、キム・グァンギュさん、イ・ホジェさんなど豪華な面々となっています。
ちなみに本作の演技により、2011年MBC演技大賞ミニシリーズ部門において男性優秀賞と人気賞をキム・ジェウォンさんが、女性優秀賞をファン・ジョンウムさんが、そして黄金演技賞をチョン・ボソクさんが受賞しています。
その中でも特に、知的障害者ヨンギュ役を演じたチョン・ボソクさんの名演は必見ですし、大ヒットドラマ「SKYキャッスル」への出演で知名度を高めたカン・チャニさんや、映画「アジョシ」で知られる天才子役キム・セロンさんなどの演技も注目となります。
そんな本作のOSTには、 女性ボーカリストZiaが歌うラブテーマ曲「聞こえますか」や、アイドル出身のファン・ ジョンウムさんがリメイクし話題となった曲「良い人」、「キム・ジェソク/あなただけが聞こえます」などがあります。
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私の心が聞こえる?あらすじ
聴覚障害をもつ母ミスクの愛情をたっぷり受け、貧しいながらも明るく元気に育ったウリ(ファンジョンウム)。
そんなある日、ミスクと優しい心を持った知的障害者ヨンギュ(チョンボソク)が結婚することが決まります。
母の幸せを素直に喜ぶウリでしたが、ヨンギュには父親や貧しい生活を疎ましく思っている息子のマル(ナムグンミン)がいました。兄が出来たことを嬉しく思ったウリは、毎日のように話しかけ次第にマルもウリに心を許すようになっていきます。
ある日、こっそりと学校に忍び込んでピアノを練習していたウリは、同じく学校に忍び込んだウギョン財閥の孫ドンジュ(キムジェウォン)と出会いました。
ピアノの弾けるドンジュにピアノを習い、次第に仲良くなっていった二人でしたが、そんな中ある悲劇が起こってしまいます。
ドンジュの父親ジンチョル(ソンスンファン)が、ドンジュの祖父を殺害する場面を目撃してしまったドンジュは、慌ててベランダから転落してしまい、その事故が原因で耳が聞こえなくなってしまったのです。さらに、ウギョン財閥の工場で働いていたミスクが火事に巻き込まれて亡くなってしまい・・・。
15年後、マルはドンジュの母ヒョンスクの養子となり、ジュナと名前を変えてドンジュのサポートをしながら医師となっていました。ドンジュも耳が聞こえないことを隠す術を身につけ、アメリカから韓国へと戻ってきました。
一方、15年前に行方不明になっていたマルを探し続けていたウリは、町で見かけたドンジュをマルだと思い込み・・・。
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私の心が聞こえる?みどころ
本作は、聴覚障害を持つドンジュと障害者に囲まれて育ったウリとの愛と家族との絆を描いた作品です。
養子や愛人の子、親世代の確執、複雑な人間関係といった韓国ドラマらしい設定がありながらも、軸となるのは主人公たちによるピュアなラブストーリーや、家族の愛のドラマであり、泣けるシーンや名台詞が散りばめられた感動の作品となっています。
本作には様々な障害を抱える人物やその家族、そして複雑な家庭事情に悩まされる人物たちが登場し、それらを見事に演じた俳優陣たちの演技力が注目ポイントとなります。
主演はもちろん、助演や脇役、子役にいたるまで、今では主演クラスとなった俳優たちがたくさん出演しているのも特徴といえます。
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私の心が聞こえる?感想・評価
主人公たちが養子だったり、出生の秘密があることは韓国ドラマではよくある設定ですが、そこに更に障害者が何人も登場するというのはちょっとやり過ぎなんじゃないかと思っていました。
そこにプラスして殺人や不倫なども入ってくるので、いよいよ私が苦手なドロドロの愛憎劇なんだというイメージしかなかったんです。
しかし、実際に見てみると主人公たちの優しさや温もりが伝わってくる優しいヒューマンドラマであり、ピュアなラブストーリーだったんです!
視聴した時期も重要で、現在見たとしたら冒頭の展開や設定からどこかで見たような作品だとしてのめり込めなかったかもしれませんが、まだ韓国ドラマをあまり見ていない時期に見た作品だけあってかなり面白く見れました。
ミニシリーズなのに全30話というのはちょっと長いように感じますが、実際には長すぎることもなく物足りなくもないというこの長さが丁度よく、もっと長ければジュナに対する印象も違ってきたことでしょう。
ジュナは自身が置かれた状況や実の母親から復讐の道具とされたことで、ドラマでの立ち位置は悪役ということになるのですが、ここまで共感出来て同情出来る悪役というのは珍しいですよね。
近年の活躍からナムグン・ミンさんのファンになった方なら、本作は見逃せない作品だと思います。
最終回は?
本作の結末を簡単に説明するなら、全て丸く収まるというよくあるハッピーエンドです。
普通ならば「そんなわけないだろ!」と突っ込みを入れたくなるところですが、本作の登場人物の多くはただただ悪人という人はいなく、どこか理解出来たり可愛そうに思えたりもするため、素直に家族の絆を取り戻せて良かったと思えたんです!
ラスト1話に詰め込んだタイプでもなく、約2話をかけて登場人物たちの結末を丁寧に描いていたのも正解でしたね。
まとめ:障害者を人よりも劣っているところがある人として描くのではなく、逆に優れた人として描いている優しい作品でした!
主人公の二人はもちろん、複雑な役柄を演じたナムグン・ミンさんとチョン・ボソクさんの素晴らしい演技は必見です!!